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「にじさんじ」運営元・ANYCOLORの決算発表で最高益を4期連続で更新したことが明らかに。24歳以下が多く男性6割・女性4割のファン比率や計150人を超えた所属タレントの状況も報告

VTuber/バーチャルライバーグループ「にじさんじ」を運営するANYCOLORは6月14日(水)、2023年4月期(2022年5月1日から2023年4月30日まで)の決算情報を発表し、4期連続で最高益が更新される見通しを明らかにした。

「魔法のような、新体験を。」をミッションに掲げるANYCOLORは、同社が展開するVtuber/バーチャルライバーグループ「にじさんじ」と英語圏向けグループVTuberグループ「NIJISANJI EN」を運営するエンターテインメント企業である。同社の事業は所属タレントによるYouTubeを中心としたライブストリーミング事業だけでなく、オリジナルグッズや音声商品を展開するコマース事業、音楽をはじめとしたイベント事業、企業とのタイアップやメディア出演を含むプロモーション事業など、バーチャルとリアルの垣根をまたいで幅広く展開されている。

今回の発表によると、2023年4月期のANYCOLORは前年同期比で+78.9%増となる253億4200万円の売上高を記録。6期連続での増収となったほか、営業利益も前年同期比で+124.5%増の94億1000万円を記録し、4期連続での増益となった。売上高の内訳としては「にじさんじ」と「NIJISANJI EN」のどちらもグッズや音声商品の販売で半数近い金額を占めており、2023年2月から4月にかけての第4四半期では積極的な売り上げの拡大よりも次期に向けた収益機会の拡大に注力していたと説明している。

また、所属タレントの活動において「にじさんじ」では年度中にメリッサ・キンレンカさん、黛灰(まゆずみ・かい)さん、アクシア・クローネさんら3名が卒業。一方で同年度には壱百満天原(ひゃくまんてんばら)サロメさんを筆頭に20名のタレントがデビューしており、同社が展開するタレント養成プロジェクト「バーチャル・タレント・アカデミー」の卒業生である鏑木(かぶらぎ)ろこさんや渡会雲雀(わたらい・ひばり)さんらもデビューを迎えた。

加えて「NIJISANJI EN」でも2名の卒業と12名のデビューがあり、所属タレント数は第4四半期の時点で計156人となった。上記のほか、事業規模の拡大に応じて所属スタッフも増員されており、前年度の第4四半期で230人だった従業員数はマネジメント・企画担当のスタッフを中心に計323人まで100人近い増加を記録している。

上記のほか、公開された決算説明の資料では24歳以下の若いユーザーが4割以上を占める点や男性6割・女性4割となったYouTube再生ユーザーの男女比、VTuber同士の交流やユーザーの二次創作によってブランド拡大や価値の向上につながっている点も示されている。

なお、ANYCOLORは6月8日(木)に東京証券取引所での上場区分をグロース市場からプライム市場に変更しており、今後はより活発な投資家による売買や所属タレントらの活躍が期待される。

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ヨシムネ

小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。 コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きな作品に『動物のお医者さん』『魔法使いの嫁』など。

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