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A.高校2年生の時に地元で声をかけてもらったのがきっかけです。ちょうど、進路を考え始めていた時期でした。結局、そのスカウトしてもらったところには行かず、自分で探して今に至る感じです。
Q.尊敬する俳優さんとその理由を教えてください。
A.劇団「柿喰う客」の永島敬三さんです。以前、共演させていただいていて、稽古中の話から、敬三さんの過去作品のDVDを借していただけることになったんです。それは敬三さんが当時の僕と変わらない年齢だった頃の作品でしたが、なにもかもが今の自分には届かないと思ったんです。敬三さんからいろいろと吸収したいと思い、それ以来、何度も柿喰う客さんの公演を観に行っていますし、敬三さんが出演された外部の作品にも観に行かせてもらっています。
Q.仲の良い俳優さんはいますか?
A.特定というより、舞台で共演した皆さんとは仲良くなれますし、同世代の方とは特にです。でも、初めて会う同い年の方とは、最初のうちはいつも気を使ってしまうんです。敬語で話すことから始まり、でも同い年だからいつぐらいからタメ口に変えようかとか、他の同い年の人とはタメ口なのに、この人とは敬語でいいのかなとか(笑)。いろいろ考えてしまうけど、それを乗り越えると結局、一番同い年の人が話しやすくなってきますね。
Q.あなたのセールスポイントは?
A.そうですね…(としばらく考え)。“ちょっと変わってる”と言われるところでしょうか。でも、自分では今までこれが普通として生きてきたので、僕の中ではいたって普通なんですが、共演した人からは、「勇太はだいぶ変わってるよ」と言われます。変わっていると言われることに対して不快感はないです。むしろ、プラスかな? ぐらいの感じで受け止めています。
Q.昨日の夜は何を食べましたか?
A.炊き込みご飯を自分で作りました。ごぼうと人参と鶏肉を入れて。料理はたまにですがやりますよ。
Q.あなたの趣味を教えてください。
A.趣味があまりなくて。同年代のみんなはゲームや漫画とか、趣味と言わないまでも、僕からしたらずっとやっていたりするから、趣味でしょ!? と思って見ていたりするんですが…。舞台を観ることが趣味といえば趣味になるのかな。休みの日は舞台や映画のDVDとかを1、2本観て、その後は小説を読んだりしています。でも最近、盆栽が面白いんじゃないかなと思っているんです。盆栽って、樹木が生長し続けている限りは完成形がないらしくて、自分が手がけた盆栽をいずれは誰かが引き継いでくれたらとても素敵ですし、長い年月をかけて完成させていくというプロセスにも興味が持てます。
Q.お気に入りの休日の過ごし方は?
A.家で過ごすことが多いですが、あまり遅く起きるのはちょっと休みを無駄にした感じがして嫌ですね。午前中に起きて、ゆっくりコーヒーを煎れながら、舞台と映画のDVDを見ています。気が向いたら銭湯に行くかな。掃除もします。やっぱり掃除をするととても気持ちがいいので、半日ぐらい掃除をしていたりすることもあって、スイッチが入ってしまうとずっとやっていたいと思います。でも別にそれは時間を無駄にするわけでは無いので、休日の過ごし方としてはありですよね。
Q.今、一番欲しいものは?
A.趣味ですね(苦笑)。物欲はなくはないのですが、基本、あまり物を増やしたくないんです。だから欲しいものはと聞かれたら、現実的には日用品とかになってしまうので、趣味を見つけたいです(笑)。
A.高校の時は友達とよく行ったりしましたが、最近はあまり行かなくなりましたね。今も昔もそうですが、流行の曲はあまり聞かないんですよ。聞かないというか、聞く機会がないというか…。僕は80年代の曲が好きなんです。浜田省吾さんとか、尾崎豊さん、井上陽水さんとか。高校時代一緒にカラオケに行っていた友達も80年代の曲が好きで、自然と80年代特集でのカラオケになっていたんですよ。
Q.ストレス解消法は?
A.なるべく歩くようにしています。今日行く場所と大きな駅を調べて、これぐらいなら歩けるかなって。知らない道を歩くのが好きで一時間ぐらいなら平気です。稽古期間などは特にアイデアが浮かんできたりするので、歩くのはいいなと思います。
Q.カメラロール内にある、お気に入りの写真を教えてください。
A.舞台が終わった後や、観劇に行って出演されていた方と一緒に撮っていただくとか、ツイッター用に写真を撮るということはありますが……(と、自分の携帯を見ながら)稽古の様子を撮った動画と、キャラクターの設定資料の写真はありました。プライベート的な写真が一枚もないんです、何か撮っておけば良かった…本当に申し訳ないです(苦笑)。
Q.あなたにとっての沼(一番ハマっていること)は?
A.もちろん一番ハマっていることは“演劇”ですが、「お前、好きでやっているんだから当たり前だろう!?」って、話になりますよね(苦笑)。最近、ことわざに興味を持っています。ことわざは昔の人が使っていて、今も言葉として生きている。とても興味深いですよね。いろいろな人を表現するのが職業の僕としては、言葉について考えたり、調べるのも好きだったりします。
星乃勇太(ほしの・ゆうた)
1994年3月9日生まれ、神奈川県出身。
7月20日(金)~7月29日(日)AiiA 2.5 Theater Tokyoにて、舞台『ひらがな男子』が上演。
ひらがなの“よ”役を演じる。
「稽古中はずっと僕は、“よ”と呼ばれるんですよね、面白そうです。『アイキャラ4』というバカリズムさんがやっている番組は見ていて、 映画化もされているこの作品を、舞台ではどういう風にするのかとても楽しみです。 “よ”をよいものにしたいです」さらに、9月13日(木)から、東京・大阪で、舞台『モブサイコ100』続編(仮)に出演する。
公式ツイッター @UtaYsr5
撮影/河井彩美
ヘアメイク/大野真理江
取材・文/富田陽美(トリーヌ)
以上、沼落ち5秒前!インタビュー(俳優編)をお届けしました。
次週(6/28)も沼落ち5秒前!インタビューを更新していきますのでお楽しみに!
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