用語集

全裸待機（ぜんらたいき）

INDEX

「全裸待機」の意味

「全裸待機」（ぜんらたいき）とは、服を脱いだ裸の状態で正座し、期待して待つこと。
またその状態を、より極端に表現するための慣用句。物事のなりゆきを見守る際や、続きもののアニメの続きを心待ちにする際など、様々なシチュエーションで使用される。

実際に使用されるのは主にインターネット上であり、いわゆるオタク表現のひとつである。リアルで「全裸待機」と口にすることは珍しく、表現の過激さゆえに、相手に不快な思いをさせる可能性もあるため、十分注意しよう。
SNS上には「思わず“全裸待機”と口にしてしまい、オタク用語が通じない相手からドン引きされた」「ネットとリアルのギャップに落ち込んだ」などの声が多数上がっている。

「全裸待機」の由来・語源

アダルトビデオを鑑賞する男性が、期待のあまり早々に服を脱ぎ、正座までして待機する様子から、「期待のあまり、過剰なポーズを取ってまで待機する」という表現に転じていった。
あくまでアダルトビデオ視聴であれば、全裸にまでなる必要はないが「それほどまでに期待している」という意味になる。

初出は不明だが、「2ちゃんねる」をはじめとしたインターネット掲示板の実況スレッドなどから普及したと考えられている。

「全裸待機」の由来・語源

「続きを全裸待機」
「予約してたグッズが今日届くらしい！全裸待機！」
「そろそろお約束の展開がくるはずなので全裸待機しています」
「◯◯くんの活躍回だと聞いて全裸待機中」
「今夜告知があるので、通知オンにして全裸待機よろしくお願いします！」
「◯◯希望の方はリプください。全裸待機しています」
「配信のためにお風呂入って全裸待機します」
「推しの復活を全裸待機して、はや3年が経ちました……」
「期待値高まりすぎて、全裸待機どころじゃない……」

▼定番のやり取り
「期待のあまり全裸になって待機しています」というコメントに対し、「（気持ちは嬉しいが）服を着て待っていてください」「寒いのでお気をつけてください」などと返すやり取りが定番化しつつある。
「全裸待機」がオタク界隈では公用語化したため、気の利いた返答として「服を着ろ」というツッコミが広まったようだ。

▼運営やタレントが使用する場合も
アイドルやVTuerなど、オタク用語と親和性が高いタレントや運営などが「全裸待機していてください（＝期待して待っていてください）」とコメントすることも多い。
またファン側が「全裸待機しています！」とコメントすると、「風邪を引かれませんように……」など、気遣いのコメントやリプライを送るケースも見られる。

▼ポーズの進化系
「全裸待機」は正座が基本だが、近年はポーズにもバリエーションが生まれつつある。

（例）
・全裸ブリッジ待機
・ヨガのポーズで全裸待機
・推しと同じポーズで全裸待機

▼類義語
類義語としてwktk（ワクテカ）がある。
全裸になり待機しているポーズで、全身がテカテカと光る様子を表したAA（アスキーアート）もあり、平成時代から掲示板では定番の表現だった。

＋　　　＋
∧＿∧ 　＋
（0ﾟ・∀・）　　　ﾜｸﾜｸﾃｶﾃｶ
（0ﾟ∪ ∪ ＋
と＿_）__）　＋

また「全裸待機」と「wktk」をセットで使用するケースも珍しくない。

（例）
「wktkで全裸待機」
「全裸待機！(wktk」
「アニメの◯◯エピソードwktk全裸待機」
「発売日はいつですか！？wktkしながら全裸待機(ﾊﾞｯ」

▼宣言としての「全裸待機」
「期待している展開が見られるまで、全裸＆正座で待機する」という決意表明に使用されることもある。

（例）
「新シリーズ制作が発表されるまで全裸待機」
「推しのソロ曲が出てくるまで、どれだけかかっても全裸待機します」