numan用語集
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「鑑賞会」(かんしょうかい)とは、ライブやコンサート、ミュージックビデオ、演劇などの映像を、仲間と集まって鑑賞すること。「上映会」と呼ぶ場合もある。
近年社会現象化している「推し活」のひとつ。個人宅でおこなう場合もあるが、映像鑑賞に適した巨大モニターやスクリーン、音響などの設備が整ったカラオケルームやレンタルスペースで開催されることも多い。これらの専門施設を使用することは、歓声を上げたり、仲間とトークしたり、ペンライトやうちわなどを使ったり、写真や動画を撮影したりと、鑑賞会における自由度が高いというメリットもある。
カラオケによっては、推し活に特化した「デュアルモニタールーム」が用意されている。壁に2面で投影できるプロジェクターのため、ライブやコンサート映像を複数人で楽しむ際に頻用される。ここから派生して「デュアルする(=デュアルモニターで鑑賞会をする)」という略語を使用する場合もある。
同じ趣味の仲間と集まる傾向が強いため、「オフ会」のきっかけとなることもある。
またリモート環境で通話を繋げ、同時に同じ映像を視聴する「同時鑑賞会」もある。こちらは公式サイドが開催することも。SNSの生配信システムを利用し、タレント本人や作品の出演者、スタッフなどが参加し、視聴者とコメントで交流したり、リアルタイムのオーディオコメンタリー感を楽しんだりする。
推しが出演している映像を「鑑賞」する「集まり」であることから。
そのため基本的には複数人で開催するものを指す。
単身で開催することを「ひとり鑑賞会」「ソロ鑑賞会」などと呼ぶ場合もある。
「◯◯くんのコンサートの鑑賞会してきた!でっかいモニターで推しを浴びられて最高!」
「フォロワーさんと推しの円盤鑑賞会した」
「カラオケの大画面で、配信のアーカイブ鑑賞会してくる」
「今度◯◯推しのオフ会として鑑賞会やったら参加するオタクいる?」
「友達いないから、デュアルモニターでひとり鑑賞会してきたわ」
「うちの推しはXのスペースで、出演映画の同時視聴鑑賞会を開催してくれるんですよ」
▼レンタルスペースの人気も上昇中
「スペースシェア業界からみる世の中トレンド2023」によると、20代のレンタルスペースの利用目的の第1位が「推し活」だという。とくに2023年は、推し活の利用層は2020年と比べて20倍に増加。その理由として「大きな画面で推しの鑑賞会ができるから」という内容を挙げる層も厚い。
▼鑑賞会特化のプランも増加中
カラオケルームやレンタルスペース、ホテルなどでは、鑑賞会をはじめとした「推し会」に特化したプランも増加している。カラオケパセラには「推し会パック」というサービスがあり、防音設備が整った個室で鑑賞会を楽しみながら、推しカラーのドリンクやスイーツ、アフタヌーンティーセットなどが楽しめる。
また長時間の快適な鑑賞のために座り心地の良いカウチソファが用意されていたり、ホームページ上から具体的なモニターサイズや対応店舗がチェックできるところもある。
▼お泊り鑑賞会も人気
よりリラックスした環境で鑑賞会ができるため、大スクリーンやプロジェクター設備のあるホテルでの鑑賞会も人気が高まっている。ホテルの個室であれば時間を気にせずに済み、部屋着になってベッドでゴロゴロ……というスタイルも取れる。「ホテル女子会」と似た魅力を見出している人が多い。
中には宿泊プランだけではなく、日帰りプランを用意しているホテルもある。ホテルチェーン「バリアン」には「推し会プラン」が用意されており、推しカラーのスパークリングワインやスイーツ、室内のバルーン装飾、祭壇キットのレンタルなどがそろっている。こういったホテル型の鑑賞会は、併せて推しの生誕祭を祝ったり、コスプレの撮影会をしたりといった楽しみ方をしている人も多い。
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