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「ニキ/ネキ」(にき/ねき)は、「アニキ(兄貴)」「アネキ(姉貴)」を略した用語。主にインターネットスラングで使われる。
「アニキ」と「アネキ」は、それぞれ「兄貴」と「姉貴」という意味の和製漢語。主に男性や女性を呼ぶときに使われ、敬意や親しみなど特定の意図をもって用いられることが多い。当用語はネットスラングとして広く知られており、特に若者の間でよく用いられる。また、漫画やアニメ、ゲームなどのフィクション作品に登場するキャラクターに対して「ニキ/ネキ」と呼ぶことがある。
例えば、次のようなキャラクターに用いられる。
・『ポケットモンスター』の主人公の相棒であるピカチュウ
・『ドラゴンボール』の孫悟空や、息子である孫悟飯など
・『鬼滅の刃』の主人公炭治郎の妹である禰豆子
・『アイドルマスター』の登場人物である菊地 真や水瀬伊織など
・『ワンピース』のモンキー・D・ルフィやナミ
・『銀魂』の坂田銀時や神楽
・『進撃の巨人』のエレン・イェーガーやミカサ・アッカーマン
ちなみに、「ニキ/ネキ」は、若者を中心に広く普及している言葉であるため、ビジネスシーンなどでの使用は避けるべきである。適切な敬語や表現方法を用いることが望ましい。
「ニキ/ネキ」の最初の使用や由来については明確にはわかっていないが、インターネット上で広く使用されるようになったのは2000年代後半からとされている。この頃からFacebookやTwitterなどのSNSが普及し、若者たちがより気軽にコミュニケーションを取るようになったことが挙げられる。
ひとつの説によれば、「ニキ/ネキ」は、主に掲示板サイト「2ちゃんねる」(現在は5ちゃんねる)から広がった言葉だとされている。それまでは、ヤクザや不良グループの間で使われる「アニキ」「アネキ」という言葉を、2ちゃんねる内の「VIPPER」と呼ばれるコミュニティにおいて、ユーザーがニュアンスを変えて模倣したものとされている。
2010年代に入ってからは、「ニキ/ネキ」という言葉がインターネットスラングとして定着し、多くの人々に親しまれるようになった。
また、オンラインゲームの世界では、プレイヤー同士がチームを組む際に「ニキ/ネキ募集中」という掲示が見られることもある。
【会話例1】
A「ねえねえ、今度の休みに映画でも見に行こうよ!」
B:「おお、いいね!じゃあ、俺がチケット取っておくよ」
A「ありがとう、ニキ!」
【会話例2】
A「ゲームで全然勝てなくてイライラするんだよね」
B「それは困ったね。俺も昔はそんな時期あったけど、慣れるまで時間がかかるよ」
A「そうか、頑張ってみるよ。アドバイスありがとう、ネキ!」
【会話例3】
A「昨日、あのバンドのライブに行ったんだけど、最高だった!」
B「いいなあ、行ってみたいなあ。あのバンドってどんな感じの音楽やってるの?」
A「うーん、難しいけど、ロックっぽいけどポップな感じ? まあ、聴いてみないと分からないかもしれないけど、ネキにも聴いて欲しい」
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