孔明の罠(こうめいのわな)

意味

『三国志』に登場する天才軍師・諸葛亮(孔明)が張り巡らした罠のように、巧妙に仕組まれたトラップのこと。

元ネタは、1971年〜1986年まで連載されていた横山光輝のマンガ『三国志』に登場する魏の将軍・司馬懿(しばい)のセリフという説が有力。

司馬懿は何度も孔明に騙され翻弄された結果、ついには何でもないことも「今自分は罠にかかっているのではないか。いや、そう考えていることがそもそも罠なのではないか」と警戒して身動きがとれなくなり、戦いを前に意気込む部下に「待てあわてるなこれは孔明の罠だ」と発言した。

その時の汗をだらだら流した司馬懿の顔も有名で、漫画『三国志』の公式LINEスタンプに登場している。

"孔明の罠"じゃないことも?

ゲームに出てくるトラップのことを“孔明の罠”と言うこともあるが、もともとは“先の行動を予想し仕掛けられた優れた罠”という意味で使われていたため、「いや、それは単なるミス」「普通の罠だ」と言われてしまうこともある。

例)
「去年履いてたスカートが入らない……まさか孔明の罠?」

A「クリスマスガチャのラインナップが最高すぎる。ため込んでた無課金石全部使っちゃうかも」
B「待てあわてるな、これは孔明の罠だ。そんなことしたら、無課金石を使い切った直後に、ニューイヤー限定ガチャが来るぞ」

numan編集部

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