僧侶枠(そうりょわく)

「僧侶枠」の意味

「僧侶枠」(そうりょわく)とは、株式会社ウェイブの制作している深夜アニメの総称。
この名称の発端となった作品の主要キャラクターに僧侶がいたため、そう呼ばれるようになった。そのため、すべての作品に僧侶が登場するわけではない。また、「メガネ枠」「ショタ枠」のような1作品に1人はこのタイプがいる、という「〇〇枠」とはまったく異なる意味合いのため、注意したい。

「僧侶枠」の由来・語源

2017年4月、深夜のアニメ枠に突如として登場した『僧侶と交わる色欲の夜に…』。
なかなかパンチの効いたタイトルであることもさることながら、内容は女性向けのR-18作品である。そのため、うまいこと放送コードに乗せられるよう局所を木魚で隠したり、過激なシーンをカットしたためか急なギャグカットになったりするなどのはちゃめちゃな展開が繰り広げられた。さらにそれらがたった5分間に詰め込まれており、そのあまりのカオスっぷりが想定の視聴者層以外にも幅広く話題になった。ちなみにカットなし、木魚なしの「完全版」も制作されており、こちらは有料配信やBlu-rayなどで視聴可能。
それ以降、同じ枠で放送されている作品はもちろん、同じ匂いを感じる作品のことを総称して「僧侶枠」と呼ばれるようになった。

発端は女性向けのR-18作品であったのだが、次第に『洗い屋さん!~俺とアイツが女湯で!?~』などの男性向け作品や『パパだって、したい』『巨人族の花嫁』といったBL作品などでも「僧侶枠」は誕生。いずれもアニメを制作している株式会社ウェイブの電子コミックレーベル「ComicFesta」で配信されている作品のため、「ComicFesta」の作品を「僧侶枠」とする場合もある。

なお、『僧侶と交わる色欲の夜に…』のようにギリギリセーフのタイトルであれば良いのだが、原作のタイトルが著しく過激な場合はアニメ化する際にややマイルドにされている場合がある。原作を探される場合は事前にリサーチしておくと良いだろう。ちなみに先述した『洗い屋さん!~俺とアイツが女湯で!?~』の原作タイトルは『アソコ洗い屋のお仕事~片想い中のアイツと女湯で~』である。

「僧侶枠」の活用例

「僧侶枠」の使い方は以下の通り。

・「僧侶枠見たんだが、夜中にしんどくなるくらい笑った」

・「僧侶枠、履修が簡単」
→オタク用語でいう履修とは、「作品を見る・読む」のこと。5分しかないのでサクッと見られるという意味である。

・「僧侶枠声優」
→僧侶枠で放送されたアニメに出演した声優のこと。

元々ネット発信である「僧侶枠」という言葉だが、近年では一般的なメディアで使用されるようになり、「公式化」した状態である。また「ComicFesta」では、2019年に行った同レーベルのマンガ大賞を「僧侶枠争奪マンガ大賞」としており、アニメ化を前提とした募集をしていた。

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numan編集部

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