ゆとり(ゆとり)

意味

「ゆとり」(ゆとり)とは、窮屈でないさま、余裕があること。

また、2002年度に行われた改定学習指導要領にて教育を受けた世代のこと。
主に1987年生まれから2004年生まれを指す。

ゆとり教育はなぜ生まれた?

前年度まで施行されていた指導方針では、知識ばかりを詰め込みすぎ、生活に他のことを考える「ゆとり」がないとして、授業時間や学習内容が大幅に削減された。

しかし、学習量を減らしたことによる学力低下を懸念する声があがり、2011年度より再改定され事実上廃止された。

その後、該当世代が就職した時期に必要知識を学んでいない者として「これだからゆとりは」などと揶揄されるようになった。

しかし、実際の該当世代は、当事者としてこのゆとり教育に一番危機感を覚えていており、自宅学習や塾などで学習補完を行う者も多かった。小学校の学習指導要領だけに頼らず、必要な知識は自分で身に着けるという風潮ができたのはこの世代の危機意識によるところが大きい。

「ゆとり」の使い方には注意が必要

使用例:
「新入社員とはいえこんなことも知らないなんて、これだからゆとりは」
「世代で適当にレッテル貼らないでください、コンプラ違反で報告しますよ」

「ゆとりの教科書マジ薄かったよね……」
「絶対あれだけじゃ足りないって思って、家で別のワークやってたもん」
「あるある」

numan編集部

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