テンションが違いすぎて風邪をひきそう(てんしょんがちがいすぎてかぜをひきそう)

「テンションが違いすぎて風邪をひきそう」の意味

「テンションが違いすぎて風邪をひきそう」(てんしょんがちがいすぎてかぜをひきそう)とは、特定の物事における落差に、ショックを受けている様子。
テンションの高低差を温度差にたとえ、「体調を崩すほどの差がある」と大げさに表現している、いわゆるオタク構文のひとつ。

「シリアスパートとギャグパート」「深刻な作品の陽気なキャスト」「覚醒要素があるキャラクターの、覚醒前後」など、温度差を感じる物事は多岐にわたる。あまりの衝撃にショックを受けているが、ポジティブなシーンで使用することも多い。

主にインターネット上で使用される表現だが、オタク同士がリアル世界の会話で使用することもままある。

「テンションが違いすぎて風邪をひきそう」の由来・語源

初出は不明。
Twitter上には、2016年には既にこの文言のツイートが存在している。
オタク構文をはじめとしたインターネットスラングは、物事をかなり大げさに表現することに大喜利的な面白さを見出す傾向にあるため、「差分に驚くあまり、体調を崩す」という極端な表現が定着していったと推察できる。

「テンションが違いすぎて風邪をひきそう」の活用例

「推しの現場と現実のテンションが違いすぎて風邪を引きそう」
「今読んでる本のジャンルがバラバラすぎる。テンションが違い過ぎて風邪ひきそう」
「好きな作品のアニメ化が微妙過ぎて………原作とテンションが違いすぎて風邪を引きそう」
「推しが出る番組の出演者がまじで別ジャンルだ~~テンションが違いすぎて風邪引いてる」
「成人後にオタクになった友達のSNSみてると、今と昔でテンションが違いすぎて風邪を引きそう。共感性羞恥で頭おかしなる」
「推しはお酒に弱いから、酔っ払ったときのテンションが普段と違い過ぎて……可愛すぎて風邪引きそう……」
▼テンションの温度差の一例
・同じ作品内における、ギャグパートとシリアスパート
・キャラクターや実在人物のギャップ(趣味嗜好や性格、ルックス、設定、言動などの意外性について)
・告知動画と添えられた文章
・シリアスな作品の出演キャストや原作者の、陽気すぎる言動
・ターニングポイントがあるキャラクターの、変化前と変化後
・長期連載されている作品の、初期と現在の絵柄
・アイドルやキャラクターの、旧衣装と新衣装
・特定の作品やキャラクターにハマる前と後の自分
・メディアミックスにおいて一部変更が発生した、原作との差分
・ライブや舞台など、楽しいイベントごとと日常生活

▼「◯◯過ぎて風邪を引きそう」
テンションの高低差だけではなく、「◯◯過ぎて風邪を引きそう」という表現も、オタク構文のひとつとして定着している。
同じく主に使用されるのはインターネット上だが、オタク同士では対面で使用することもある。

(一例)
「推しのルックスと性格のギャップが激しすぎて風邪を引きそう」
「運営の魂胆が謎過ぎて風邪を引きそう」

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numan編集部

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