乙女ロード（おとめろーど）

女性向け作品やボーイズラブ（BL）の取り扱いが多いアニメショップ等が集中している、東京都豊島区東池袋三丁目（池袋駅東口）にあるサンシャイン60の西側の通りの通称。
1980年代から、池袋駅周辺にはアニメグッズを扱う店舗が点在しており、アニメ・マンガ好きが集まる地ではあったが、今ほど女性向けに特化した店が多いわけではなかった。
アニメイトが2000年のリニューアルオープンした際、女性向けの傾向を強く打ち出したことがきっかけとなり、ボーイズラブや乙女ゲームなど、女性向けの商品展開が各販売店でも目立つようになったと思われる。

以前は“コミックストリート”、“オタクロード”、“腐女子ストリート”などと呼ばれていた同通りだが、同人系を含む漫画情報誌『ぱふ』（雑草社）の2004年5月号にて、“乙女ロード”と表記され、以降この呼び方が定着していった。
2005年11月に毎日新聞に “オタク女性のメッカ池袋” と題して “乙女ロード”の記事が掲載されたり、ＴＶ番組『アド街ック天国』を始め、その他のメディアでも “乙女ロード”が大きく報じられることが増え、場所の存在と名称が一般にも広まることとなった。
2017年現在では、男性オタクの街＝秋葉原、女性オタクの街＝池袋という認識が強いだろう。