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「人生何周目」(じんせいなんしゅうめ)とは、年齢の割に落ち着いた振る舞いをする人や、達観した言動をする人に対して「すでに人生を経験済で、転生してきたように見える」という意味合いで使われる言葉。実在する人物に使われる他、ドラマなどの設定やキャラクターに対しても使われる。
2010年代に多くの転生モノが投稿され、世に広まったことで、実在の人物にも「人生何周目?」というようになったと考えられる。リアルで有名なのは女優の芦田愛菜氏で、子役の時から活躍していたこともあったせいか凄まじく大人びた言動をしていたため「人生をすでに経験している」とSNSで囁かれていた。
ドラマでも近年題材に使われるようになり、2023年1月には過去の記憶を持ったまま赤ん坊から何度も人生をやり直していく『ブラッシュアップライフ』という作品が放送された。なんとこちらは海外でも数多くの賞を受賞しており、脚本はお笑い芸人のバカリズムが担当していることで有名だ。
タイムスリップは昔から題材として使われ数多くの作品があったが、転生とは似て非なるもの。この転生という概念が世に浸透してきたことが重要のように思われる。先駆けとして有名なのが『転生したらスライムだった件』(通称「転スラ」)という、WEB小説投稿サイト「小説家になろう」から発信された作品だ。
通り魔に刺され37年の人生に幕を閉じたサラリーマンが、転生しスライムとして新たな異世界生活をスタートする……という話で、転生先が人ではなくスライムという設定が珍しく、話題となった。現在でも超人気作品となっている。
また『無職転生~異世界行ったら本気だす~』は、このジャンルの王道展開を濃く描いているところが、最大の魅力となっている。これら「小説家になろう」が発祥の作品を「なろう系」と言い、この認識が広まった現在では、同サイトに投稿されていなくても、異世界転生・転移モノを「なろう系」と呼ぶようになった。
その代表例が『オーバーロード』(通称「オバロ」)で、連載は小説投稿サイト「Arcadia」で行われ、のちに「小説家になろう」にも投稿された作品だが、しっかりと「なろう系」のポジションを獲得している。
また「なろう系」の有名どころとして『Re:ゼロから始まる異世界生活』(通称「リゼロ」)という作品があるが、こちらは同じ人生を何回もやり直す、いわゆるループもので、異世界転生ものとしては派生作品の扱いにはなるが、国内外から絶大な人気を誇っている。
異世界転生・転移モノは「事故に遭う」、「冒険者に転生する」、「強い能力を手に入れる」、この3つが王道であり、ありがちとも言える。そのため王道にどんな+αを加えるか、もしくはあえて外してどう面白くするかが、制作時の工夫のしどころだ。近年これらの作品数は膨大になっており、人生何周したところで、とても読み切れそうにない。
「麻美ちゃん……あなた人生4週目でしょ」(『ブラッシュアップライフ』より)
「今人生2週目のはず。でもこのことを知ってるなら3週目では?」(インターネット上の考察)
2022年6月に配信された作詞作曲ピノキオピーの「転生林檎」は正にこのテーマを表した曲で「人生何周目?」と言いたくなるほど、異なる人物への転生を繰り返している。一度聞いたら最後、作曲者特有の毒のある言い回しが脳内にこびりつくだろう。
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