広告をスキップ

薄い本(うすいほん)

INDEX

意味

同人誌のこと。

カフェなど同人誌と大声で呼ぶことがはばかられる、公の場での隠語として使われる。同人誌には過激な性的表現が含まれることが多いため、このような隠語が産まれたと思われる。言葉の前に形容詞をつけて“自費出版の薄い本”、“高価な薄い本”と表現されることもある。

アニメ・ゲームなどをモチーフとした同人誌は、B5~A4サイズの30ページ前後の、非常にページ数の少ない“薄い”本であることから、こう呼ばれた。

同人誌が薄いのはおもに個人で発行されているものだからである。ページ数が増えれば、そのぶん発行にかかる費用がかさみ、同人誌自体の値段も跳ね上がる。買い手が購入しやすい手頃な値段で発行できる値段がだいたい、30ページ程度だと言われる。費用のほかに、製作にかけられる手間の問題がある。執筆者のほとんどはアマチュアであり、もちろんアシスタントなど存在しない。

そのため、年2~3回一人で執筆できるページ数としてもこの程度が限界だという執筆者も多い。

1000円の薄い本を大量に買い込んできたあとに、ふと本棚に並んでいる1冊200ページ500円前後の商業マンガ単行本を見て、ページ単価という言葉が頭をよぎることがあるが、考えたら負けである。

まれに、既刊の総集編や合同誌などで数百ページを超える大物同人誌が発行されることがあるが、隠語として使う場合は、やはり“薄い本”と称される。

numan編集部

声優、アニメ、舞台、ゲームまで!オタク女子のための推し活応援メディア

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

オタ腐★幾星霜