セカイ系（せかいけい）

マンガやゲーム、ライトノベルなど、日本のサブカルチャー分野における物語の形式の一つ。

明確な定義はないが、少年や少女の一般的な日常生活を主人公の精神面や心情のクローズアップで描きつつ、その生活は世界の危機と直面しているという状況が大半。だが世界の危機がなぜ起こったのか、世の中はどうなっているのかなどといった問題や、主人公たちの周囲の状況については描かれない。

主な作品は『新世紀エヴァンゲリオン』、『最終兵器彼女』、『イリヤの空、UFOの夏』、『ほしのこえ』など。『ほしのこえ』では、ローティーンの淡い恋模様が描かれつつも、主人公たちはロボットパイロットに選ばれ、未知の敵と戦っていたりする。

なぜ普通の中学生がパイロットに選ばれたのか、周辺の状況はどうだったのかなどは謎のまま、終わった後にモヤッとしたり、議論が巻き起こったりするのも特徴の一つといえる。