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numan用語集「グラデーション便箋」

グラデーション便箋(ぐらでーしょんびんせん)

「グラデーション便箋」の意味

「グラデーション便箋」(ぐらでーしょんびんせん)とは、90年代に流行した同人グッズのひとつ。紙の上下、もしくは左右にかけてインクの色がグラデーション状に変化している便箋のこと。「グラデ便せん」とも呼ばれる。

「グラデーション便箋」の由来・語源

サークルの販売物として、よくスペースに陳列されていた。だいたい10枚100円程度で、ビニールパッケージされて販売される。同人誌の購入者へのオマケとして配られることもある。

十数ページにわたって、マンガを描かなくてはならない同人誌に比べ、便箋用イラストを1枚描くだけで販売物になるため、便箋は同人活動初心者向けの販売物として人気だった。絵の美しさやコレクション性が重視されていたため、便箋としての使い勝手は二の次なことが特徴。文字を書くことができる面積が非常に狭く、50文字程度しか書けないものもざらであった。

一番廉価な便箋は上質紙に1色刷り。インクを複数使い、グラデーションや2色刷りにするのは、印刷費用がかかるため学生にとっては憧れの販売物だった。

「グラデーション便箋」の活用例

同人便箋の人気の高まりにあわせて、各印刷所では様々なプランを用意。そのなかに、キラキラと輝くメタリックパールカラーが登場した。不透明インクを使ったミルキーペンでしか文字の書けない、黒地にパールカラーの便箋という、強者便箋も売り場に花を添えた。

非常に人気のあったグラデーション便箋だったが、交流の手段がネットに移行。個人情報保護の観点から郵便を使わなくなったため、下火となった。今は90年代に活動していたアラフォーオタクの黒歴史として、ただ押し入れの隅にしまい込まれるのみである。

ちなみに、現在はかつてのようにインクで刷るグラデーション印刷が可能な印刷所は数少ないとのこと。再現したい場合はデジタルでグラデーションを作り、カラー印刷にする方法がよいだろう。

乱文乱筆失礼いたしました。

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