ギブアウェイ(ぎぶあうぇい)

「ギブアウェイ」の意味

「ギブアウェイ」(ぎぶあうぇい)とは、一般的には販売促進のための無料の配布物のことを指す。
オタク界隈では少々意味が異なり、ファンが作った物を無料でファンに配ることを指している。
本来の販売促進のための配布物とは、アンケート回答時に貰えるような企業の名前が入ったボールペン、イベント参加で貰えるステッカーやミニバッグ、商品購入時についてくるカレンダー、ペットボトルについてくるカバー、また旅行業者においては、航空機内に持ち込める小型のバッグ(オーバーナイトバッグ)やガイドブックなどのことで、これらはノベルティ、もしくは景品、おまけとも言われる。
元々はノベルティとギブアウェイの立ち位置は違い、ギブアウェイの方が希少価値が低く、街中で配られる広告が入ったティッシュのようなことを指していたが、顧客満足度を上げるべくオリジナリティを高くしていった結果、ここに大きな違いは見られなくなった。

対してオタク界隈のギブアウェイはタイ沼やKポ(=K-pop)で使われ、アイテムはファン作成のグッズに限定される。
タイ沼とは、タイのBLドラマを筆頭にラブストーリー、サスペンスなど様々なタイのエンタメにハマって抜け出せない状態のことで、ギブアウェイにおいてはタイBLのジャンルが最も盛んに行われている。日本ではコロナ化の巣ごもりの時期であった2020年頃に広まり、現在も話題になっている。

ギブアウェイのアイテムはポストカードやうちわ、ポーチ、出演作品を想起させるもの(ホテルのルームキーホルダー)など、本当に様々。共通して言えるのはファンの愛が十二分に込められていること。時間を惜しまず作られたグッズたちは皆一様にクオリティが高く、無料で貰っていいものかと恐れ多くなる。しかし、無料だからこそギブアウェイは成り立っているので、受け取る側は作者と版元に敬意を払い、配る側はファンでい続けるためにも、権利を侵害しないよう必ず無償で行おう。

「ギブアウェイ」の由来・語源

一般的に使われる「販売促進のための無料の配布物」という意味から転じて、オタク界隈でのギブアウェイは「ファンが作った物を無料でファンに配ること」という意味になった。

ギブアウェイは主に俳優のファンイベントや、俳優の誕生日に合わせて開催されるカフェでのイベントで行われている。有志で動いているので詳しくはSNSをチェックしよう。
ただどこであっても、ファンの愛で溢れた場になるのは間違いない。そこは幸せなオタ活の空間となっているだろう。

「ギブアウェイ」の活用例

「ギブアウェイ作りましたー!貰ってくださーい!」
「ギブアウェイに○○用意しました!」
「たくさんギブアウェイ頂きました、ありがとうございました♡」

Twitterでは写真と共に、CPや参加するイベント名のハッシュタグをつけてアピールされている。
ほとんどカタカナだが、たまに英語表記のgiveawayも見かける。そこは相手に伝われば良し、だろう。

また同SNS上では、NFTアートを無料配布するという「ギブアウェイ企画」も存在する。

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numan編集部

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