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タイパ(たいぱ)

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タイパ(たいぱ)
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「タイパ」の意味

「タイパ」(たいぱ)とは、「タイムパフォーマンス」の略語。
費やされた時間に対するパフォーマンス、つまり能力や効果などの大きさを指す。より少ない時間で大きな効果を得た場合に「タイパが良い」と表現する。

「タイパ」の由来・語源

元々は費やされた費用に対するパフォーマンスの大きさを指す「コストパフォーマンス」という言葉がよく使われていた。この場合はコスト、つまりお金に着目。社員の給料や商品の購入費などに対するパフォーマンスを評価していた。しかし、時間はお金で買うことができない。(お金を使うことで時間を短縮できるものもあるが)費用とはまた別の価値、「時間」着目して評価したのがこのタイパである。

着目しているのがあくまで時間であるため、同じ200円の運賃で同じ場所に行ったとしても、バスと電車で到着時間に15分の差が出た場合は、遅かったほうが「タイパが悪い」と評価される。

「タイパ」の活用例

忙しい現代社会でとくにタイパを気にしているのが就活生である。不景気の現在、より良い会社に就職するためには、情報収集と会社へのアピールが重要になってくる。しかし、気になるからといって全ての会社説明会に参加していたのでは、体がいくつあっても足りない。
合同会社説明会は、興味のある会社が5社以上ないのであれば行かない。内定期待値の高い面接でなければ地方遠征はしない、などそれぞれのタイパを評価した上で判断している。タイパが評価されるのは、行先だけの話ではない。わざわざ時間をかけて赴いた会社で、説明がウェブサイトを確認すればすむ話だった場合は、これも「タイパが悪い」と評価される。

就活用語での「タイパ」の使用例:
「ぐあー第一希望の会社の説明だけ別会場? あっちまで行ってたら時間足りない」
「行きたい会社ならそこはタイパ無視してでも行ったら」
「他の説明会減らして、こっちに回すかなあ……タイパ管理難しい」
また、動画鑑賞やゲームなど、多様化する娯楽の分野でもタイパは意識されている。読みたい漫画、見たい動画などやりたいことが多くある中で効率的に多くの娯楽を消化するために短時間で楽しみを得られる作品が「タイパの高い娯楽」として評価されるようになった。
短時間でさっと見られる動画ばかり集まっているTikTokなどは、その最たるものである。長尺の映画の要点だけをまとめたファスト動画が出現したのも、「コスパ良くオチだけ知りたい」というユーザー側の欲求が背景となっている。

しかし、どれだけタイパを意識して生きている社会人でも、オタク趣味に関することとなると、途端にタイパが崩壊する。
アニメを1話視聴したあと、スタッフの名前を確認しながらオープニングとエンディングを見て、ハイライト部分をコマ送りで見る。通常1時間程度で組みあがるはずのプラモをジオラマに組み込んで半年がかりで製作する。推し舞台を全通した上でDVDとCDを購入し、帰宅後もえんえん繰り返し再生する。32ページの同人誌を製作するために、構想から販売まで半年かける。
こだわり始めたらどこまでも時間を費やしてしまう。それが職人気質のオタクのサガというものである。

オタクにおける「タイパ」の使用例:
「あ~推しアニメの最新話見てたら、新解釈思いついて思わず1話から見返したわ」
「え……3クール分ずっと見てたの? タイパ悪くない?」
「いやいや、そんなの推しにひたってたら一瞬よ。つまりタイパ最高!」

タイパ重視の傾向が強くなってきた現在、わざわざ劇場に足を運び、数時間もの間上演される演目に集中することを強制される、舞台演劇やコンサートなどはある意味最高に贅沢な娯楽と言えるかもしれない。
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