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numan用語集「ホビット/ハーフフット」

ホビット/ハーフフット(ほびっと/はーふふっと)

「ホビット/ハーフフット」の意味

「ホビット/ハーフフット」(ほびっと/はーふふっと)とは、ファンタジー創作に登場する種族のひとつ。
以下のような特徴を持つことが多い。

・50年程度の短命
・小柄で細身、成人でも人間の子供のような姿をしている
・身が軽く、すばやい
・手先が器用で、鍵やトラップを解除することが得意
・感覚が鋭い
・その反面腕力がなく、直接戦闘に向かない

「ホビット/ハーフフット」の由来・語源

J.R.R.トールキンが『ホビットの冒険』『指輪物語』で創作した種族。エルフドワーフと違い、ホビットには元となる神話や伝説は存在しない。
人間から派生した種族のひとつだが、小柄で巻き毛、人の好い顔立ちをしている。太っている者が多い。足首から下が毛におおわれており、足裏の皮が分厚いため、基本的に靴は履かない。他種族との交流をあまり望まず、広い中つ国の中でもホビット庄と呼ばれる地域でひっそりと穏やかに暮らしている。

小柄な種族に痩せていて身軽、手先が器用といったイメージが作られたのは『ダンジョンズ&ドラゴン』などのファンタジー世界を舞台にしたTRPGである。TRPGとは、キャラになりきってゲームマスターの提示した課題をこなしていくテーブルゲームの総称。このゲーム醍醐味のひとつが、オリジナルキャラを使ったロールプレイである。種族や職業ごとに限られたパラメーターを割り振り、お互いに短所を補いあいながら問題を解決していくのだ。冒険をする都合上、ホビットのように争いを好まない非戦闘種族にしてしまうと、ゲームが成立しないため、手先が器用、感覚が鋭いなどの特性が付け加えられた。

『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の発売当初は、そのまま「ホビット」の名称が使われていたが、これはトールキンの創作種族であるというトールキン財団からの訴えにより、「ハーフリング」へと名称を変更している。なお、「ホビット」は商標登録されたため、TRPGに限らず、他者が勝手に名称を使うことはできない。

TRPGに登場する種族のひとつとして、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』をベースにしたTRPGのリプレイ小説(TRPGのロールプレイの様子を小説の形式に書き直したもの)『ロードス島戦記』にもハーフリングのキャラクターが登場している。初期はハーフリングの名称が使われていたが、単行本版では「グラスランナー」と名称が変更されている。
日本製TRPG『ソード・ワールドRPG』でも、この「グラスランナー」の名称が採用されている。

このように、次々と名称が変遷していったためか、日本のファンタジー作品においては「身の軽い小柄な種族」自体があまりなじみのない存在になってしまった。ファンタジーのお約束をモチーフとした『葬送のフリーレン』でも、ハーフリングやグラスランナーは登場しない。TRPGに詳しい作家が時たま登場させるのみである。

 

「ホビット/ハーフフット」の活用

▼『ダンジョン飯』の中のハーフフット
寿命50年程度の短命の種族。14歳で成人し、30歳になれば壮年と呼ばれるようになる。主人公の仲間であるチルチャックも、29歳にして三児(全員成人して独立済み)の父である。小柄で細身で身軽、感覚が鋭く、鍵や罠の解除を得意とする。さらに、金勘定にうるさく守銭奴が多い。

▼『ロードス島戦記』の中のグラスランナー
アレクラスト大陸から渡ってきた小柄な種族。寿命などの設定はこの時点では確認できない。鍵開けなどの盗賊業が得意だが、歌で仲間を支援する吟遊詩人や、斥候を請け負うスカウトなどに適正がある。

▼使用例
「え……ハーフフット……ハーフリング……なに、これいっぱい名前あるんだけど」
「あーそれはだいたい小柄な種族の名前だねー。コレ!っていう名前がないんだよね」
「設定もそれぞれ微妙に違うし……」
「まあそういうもんだと思うしか」

エルフ(えるふ)

ドワーフ(どわーふ)

TRPG(てーぶるとーく・ろーるぷれいんぐ・げーむ)

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