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「プインプインポーズ」(ぶいんぶいんぽーず)とは、顔の横にこぶしをもってきて、「ブインブイン」と言いながらそれを上下に振るポーズのこと。
同ポーズは、10代~20代女性向けトレンドメディア「Trepo(トレポ)」が集計した2023年上半期のZ世代トレンド調査をもとにした「2023年上半期Z世代トレンドランキング」で「プリクラポーズ部門」の第2位を獲得している(※1)。
「ブインブイン」とは、韓国で流行した言葉ではあるが、言葉自体に意味はなく、愛嬌を振りまく際に付随するような言葉である。K-POPアイドルが多く使用していることから若い世代に広がりを見せているが、実は二次流行であり、元々は2011年頃に流行っていたものである。当時放送されていた韓国ドラマ『ハイキック3 -短足の逆襲-』の劇中で、おねだりをする際に「ブインブイン」と愛嬌を見せたところから火がついたポーズ。
また当時、日本でも一大ブームを巻き起こした「少女時代」や「KARA」が「ブインブインポーズ」をよくしていたこともブームの一因とされている。
「愛嬌」は日本では「愛嬌がある」のような使われ方をされ、「愛嬌」という単語を単体で使用することはない。しかし、K-POPアイドルにはこの「愛嬌(韓国語ではエギョという)」が不可欠とされており、さまざまな「愛嬌」と呼ばれるものが存在している。そのため、日本のファンの間では「愛嬌が得意」「愛嬌が苦手だけど、そこがかわいい」など、「愛嬌」が日本の文法とは少し違った使用をされることが多い。
他の代表的なポーズでは、花が咲いたように開いた両手を顎の下に添える「コッパチムポーズ」、歌手のパク・ジフンがアイドルグループ時代に披露し、爆発的なヒットを生み出した両手の親指と人差し指で四角を作った「僕の心に保存!(ネマウムソゲチョジャン)」などがある。
また「愛嬌」を披露する、「愛嬌ソング」というものもあり、2013年にアーティストのハリがリリースした「キヨミソング」、ヨジャ(女性)アイドルの定番と言われている「オッパヤ」などがある。
「ブインブインポーズしてる〇〇かわいすぎかよ」
「うちわに“ブインブインポーズして”って書こうかな」
「普段愛嬌そんなにしないのに、急にブインブインポーズするのやめてもろて」
韓国の若い世代の間では、SNSなどでも「ブインブイン」が使用されている。文章にする場合は、「ლ( ╹◡╹ლ)」という顔文字も併用されている。
※1
Trepo girls(トレポガールズ)が選ぶ「2023年上半期Z世代トレンドランキング」
2023年6月1日発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000082823.html
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