ILYポーズ（あいえるわいぽーず）

「ILYポーズ」の意味

「ILYポーズ」（あいえるわいぽーず）とは、親指、人差し指、小指でピースを作るポーズ。
女子高生を中心に、プリントシール機などでの撮影時に使用されるポーズとして人気になっている。同ポーズは、10代～20代女性向けトレンドメディア「Trepo(トレポ)」が集計した2022年下半期のZ世代トレンド調査をもとにした「2022年下半期Z世代トレンドランキング」で「プリクラポーズ部門」の第2位を獲得している（※1）。

「ILYポーズ」の由来・語源

「ILYポーズ」の「ILY」とは「I Love You」を指している。
2016年頃にLDH所属のダンスボーカルユニット「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のメンバーが発案したポーズと言われており、「ILYポーズ」という呼び名のほか、ファン発信で「GENEポーズ」という呼び名も使用されている。2018年のライブツアー「UNITED JOURNEY」では、ライブグッズの缶バッジの絵柄としても採用されている。

同グループでは他にも2020年に配信された「You＆I」のMVの最後でメンバー全員が左右の親指と人差し指で作った輪を絡ませたハンドサインを公開。ハンドサインには「大切な人を想うから。離れていても、心はひとつ」という思いが込められている。新型コロナウイルスが猛威をふるい、なかなか会えない中でも心はひとつというメッセージが込められた楽曲に、ファンからは多くのコメントが寄せられた。

2019年には韓国のアイドルグループ「BTS」が同年7月に発売したシングル「Boy With Luv」でMVの最後にメンバーのジョングクが「ILYポーズ」を披露しており、BTSのファン（ARMY）の中でも爆発的にヒットしたポーズとなっている。ライブ中にメンバー同士がポーズを取り合うこともあり、中でもジョングクとテテが頻繁にポーズを取り合っていることが多く、話題を呼んだ。

基本的に話題に上るのは上記２組だが、真似しやすいポーズというところもあってか、他グループのアイドルが使用していることも多々ある。
なお、断言されていないため直接的な由来かどうかは不明だが、このポーズは元々アメリカ手話で使用されていた「I Love You」を指すものであり、現在では日本の手話でも使用されている（同様の絵文字がスマートフォンの絵文字にも収録されている）。