ヒゲダン&星野源は『SPY×FAMILY』をどう表現した?天才アーティストの仕掛けとは

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ヒゲダン&星野源は『SPY×FAMILY』をどう表現した?天才アーティストの仕掛けとは
アニメ『SPY×FAMILY』を彩る2つのテーマ曲。Official髭男dismの「ミックスナッツ」と星野源さんの「喜劇」が描く“日常”と“非日常”に注目します。歌詞だけではなく楽曲面にも作品を想起させるヒントが?
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カルチャーライター兼約10年のミュージシャン歴を持つ私・曽我美なつめによるアニソンコラム連載。

これまでにも様々なアニソンについて語ってきましたが、今回ピックアップするのは、今まさに絶賛放送中のアニメ『SPY×FAMILY』を彩る2つの主題歌についてです。

【SPY×FAMILY】放送前コンセプトビジュアルs

『SPY×FAMILY』放送前コンセプトビジュアル

スパイ、殺し屋、そしてエスパーという裏の顔を隠し「家族」として暮らす三人を描いたアニメ『SPY×FAMILY』。
本作は父親のロイド、母親のヨル、そして娘のアーニャ。三者三様の隠し事によって巻き起こるドタバタと、仮初の家族だった三人に本当の親子のような絆が生まれる様子を描いた物語です。
この作品の最たる魅力は、やはり家族三人の表と裏の顔のギャップによって巻き起こる様々な事件です。
三人がそれぞれに普通ではない裏の顔、闇の顔を持つ彼ら。それがコミカルに、そして時にはシリアスに物語を彩る様子が多くのファンを虜にしていますね。
そんな様々な側面を持つ『SPY×FAMILY』を素晴らしいほどに楽曲で表現しているのが、Official髭男dismと星野源さんなのです。2組のアーティストが描いた『SPY×FAMILY』を探ってみましょう。

【1】Official髭男dismのジャズ調で“アドリブ任せ”な非日常。

まずOP楽曲となるOfficial髭男dism『ミックスナッツ』
賑やかで華やかな本楽曲は、言わずもがなドタバタを巻き起こすフォージャー家の「非日常」を象徴する曲です。

人知れず暗躍し、世界の秩序を守るスパイの父親・ロイド。下された命令に忠実に悪を葬る殺し屋の母親・ヨル。
それぞれ裏の顔を隠し、表向きは精神科医と公務員という職業で夫婦となった二人。ですが本当の家族のように日頃の生活を共にする中で、二人とも当然裏の顔を隠しきれなくなる事件が度々勃発します。
『SPY×FAMILY』オープニング主題歌アニメ映像/“SPY × FAMILY” Opening theme song animation

さらに言えば、人の心を読むエスパーの娘・アーニャにはそんな二人の正体はモロバレ。
しかしアーニャ自身もエスパーであることを悟られないために、そして同時に大好きな「ちち」「はは」と親子として一緒に暮らし続けるために、子供らしい不器用さで二人の秘密をこっそりサポートするのです。
あらゆる手を駆使してどうにか普通の家族を続けようとする三人ですが、危険な裏の顔を持つ以上、その生活には予測できないハプニングがつきもの。
楽曲の歌詞の通り、まさに歌詞通り“アドリブ任せ”な「非日常」が身近にある三人。本来なら演奏の中にアドリブが満載となるスイングジャズのサウンドで作られたこの楽曲は、そんな彼らにまさにぴったりですね。
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