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劇場版『鬼滅の刃』の感想は?3つの注目ポイントはここ!「泣きすぎてマスクが…」「大物声優にざわついた」

今や社会的ムーブメントを起こしている『鬼滅の刃』。吾峠呼世晴さんによる原作は週刊少年ジャンプにて連載され、2019年4月にアニメ化されました。

そんな『鬼滅の刃』がついに劇場版に。
TVアニメ全26話の続きとして、炭治郎・禰豆子・善逸・伊之助の4人は次なる任務の地、“無限列車”に乗り込みます。短期間に大勢の人間が行方不明となっているその列車内で、炭治郎たちは鬼殺隊最強の剣士である“柱”のひとり、“炎柱”の煉獄杏寿郎と合流――無限列車の闇に迫ります。

アニメ放映終了から1年、待ちに待った劇場版ということもあり、また原作ファン的には「あのキャラクターは登場するのか?声優は?」と気になるところ。気になるその見どころとは? 実際に劇場に足を運んだファンに感想を聞いてみました!

※劇場版本編のネタバレを含みます。

【1】それぞれの“家族愛”が泣ける…

下弦の壱の鬼・魘夢(えんむ)によって夢の中へと誘われてしまう炭治郎たち。「夢を見ながら死ねるなんて幸せだよね」と語る魘夢は、初めは甘く幸せな夢を炭治郎たちに見せます。
炭治郎が夢の中で見たのは、鬼に殺された母と弟妹たちの元気な姿。

「夢であることに気づかず家族と過ごしてしまう幸せそうな炭治郎を見て、もし鬼に襲われていなかったらこれが日常だったんだろうなと思うと胸が痛いかったです。鬼になっていない元気な姿の禰豆子と出会うシーンは特につらい…! "IF"の世界での幸せそうな炭治郎の姿に涙ぐんでしまいました」

「炭治郎に夢の中の弟妹たちが『行かないで』とすがりついてくるシーンがもう泣けて泣けて……。そのときの炭治郎の決意は見どころのひとつだと思います」

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 本予告 2020年10月16日(金)公開

そして“炎柱”の煉獄杏寿郎の家族関係もまた今作の要。

自暴自棄になってしまった元“炎柱”の父と、自らを慕ってくれる弟の間で板挟みになっていた杏寿郎ですが、笑顔を絶やさず、弱きものの為に戦い続けます――そこには、亡き母との約束がありました。
杏寿郎は自分が人より強く生まれたのは、“弱き人を助けるため”だと母から教わっていたのです。

「ただ強さを追い求め戦う鬼と自分ではその価値観が違うのだと豪語する姿が本当にカッコいい。最期まで自らの意志を全うし、戦い抜く姿に惚れ直しました。煉獄さんが母の幻影と対峙するシーンは号泣不可避です。泣きすぎて、つけていたマスクがぐしゃぐしゃになって困りました

【2】大物声優の登場にざわついた!

予告から今作の敵キャラクターとして登場していた下弦の壱の鬼・魘夢。他の下弦の鬼たちが鬼舞辻無惨に殺されていく様子を恍惚と眺め、人の不幸が大好きと語る狂った鬼です。そんな魘夢にも熱狂的なファンが。

「平川大輔さんのねっとりとした喋り方も相まって、一層その狂人っぷりに拍車がかかっていました! どこか上品で余裕綽々な鬼らしからぬ容姿や態度も、やっていることは許せませんがキャラクターとしては魅力的と言わざるを得ません。また、死に際の生に執着する醜さには、潔く散る杏寿郎よりも逆に“人間味”を感じてしまいます」

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 予告編第1弾 2020年10月16日(金)公開

そして、今作に登場すること自体がシークレット扱いされていた上弦の参・猗窩座(あかざ)。アニメシリーズには初めて登場する上弦の鬼です。

「何も言わずに攻撃を仕掛けてくる猗窩座でしたが"いい刀だ"と放った瞬間に劇場がざわつきました! たった一言でも存在感抜群のその声は声優は、石田彰さん! まさに"よもや、よもやだ……"でした(笑)

「炭治郎は勿論、杏寿郎たち“柱”の隊士たちよりも強い鬼。キャストは誰になるんだろうと思っていましたが、この方なら納得!さすがの怪演! “強さ”に固執し、老いて朽ちていく人間を哀れむ“狂戦士”っぷりがたまらかったです

多くのファンが納得するキャスティング。杏寿郎と猗窩座の一騎打ちは間違いなくこの映画1番の見どころです。

【3】超絶美麗な作画は目で追えないほど!?

アニメ放映時から劇場版のクオリティと言わしめたUfotableの作画ですが、本当の“劇場版”ということもあり、作画チームの気合には脱帽と言わざるを得ません。

「特に目を引いたのは“炎の呼吸”のエフェクトです! 炭治郎の流れるような“水の呼吸”とはまた違い、見ているだけで身体が熱くなるような、燃え上がる炎の美しさ。映画館で見て良かったです」

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 本予告 2020年10月16日(金)公開

「追い詰められた魘夢が、ぐじゃぐじゃとした大きなナメクジのような本体を列車に巻き付けていく描写も、リアルすぎて、トラウマになりそうなくらいすごい演出でした……」

また1番気合いが入っていたと思われるのは、先ほども見どころとして紹介した杏寿郎 VS 猗窩座の渾身のバトルシーンシーンにも注目です。

「猗窩座の術式展開では、ふわりと浮かび上がる髪の毛一筋までこだわりが見えました。炭治郎が"(速すぎて)目で追えない!"と言いますが、観ている私も追えなかった(笑)」

アニメ第2期にも期待したい!

他にも、梶浦由記さん&椎名豪さんによる劇伴、善逸・伊之助らを中心に繰り広げられる和ませギャグシーンなど、紹介しきれない見どころも多数。

上弦の鬼・猗窩座のキャスティングの豪華さからも、今後のアニメ第2期への希望や期待感も高まっている『鬼滅の刃』。今後の展開にも注目です。

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numan編集部

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