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主演の原田知世さん・田中圭さんをはじめ、浅香航大さん、中尾暢樹さんなど豪華キャストが勢ぞろい。ほか横浜流星さんや、ゲストには水石亜飛夢さんなども登場し話題となっています。
10話までの第1章のあと “特別編”を挟み、6月30日の放送から“反撃編”がスタートしました。
またドラマでは『名探偵コナン』シリーズや『SLAM DUNK(スラムダンク)』など、漫画・アニメが関係するシーンも。
ほか、エドガー・アラン・ポー、江戸川乱歩など、ミステリー小説に関するシーンがあることでも視聴者の考察は止まりません。
そこで"反撃編"のストーリーが進む前に、これまでの『コナン』や『スラムダンク』そしてミステリー小説に関連したシーンを振り返ってご紹介。考察のヒントになるかも!?
INDEX
SNSなどでは「オランウータンタイムってなに?」と戸惑う視聴者がいた様子ですが、この元ネタは、エドガー・アラン・ポーの短編小説『モルグ街の殺人』の犯人・オラウータン。特別編では、ついついネタバレをしてしまう翔太に、推理をする時間「オラウータンタイム」を作ろうと提案するシーンがありました。
小説『モルグ街の悪夢』では殺された人物が暖炉の煙突に逆立ち状態になり発見されます。これは第1話で管理人の床島が見つかった際と同じシチュエーション。
『あなたの番です』ではこういった実際の作品とリンクする場面が多々あるのです。
実際に第1話では、荷解きの途中で翔太が『名探偵コナン』10巻を手に取るシーンがありました。
「名探偵コナン」10巻には「モルグ街の殺人」の探偵・オーギュスト・デュパンが登場。「モルグ街の殺人」の被害者が“頭部が切断されている”ところが第2話で殺された山際祐太郎(森岡豊さん)の死に方と似ています。
他にも、第1話で住民会に参加した菜奈を自室で迎えた翔太が読んでいる『名探偵コナン』17巻に掲載されている「時代劇俳優殺人事件」とドラマ5話で時代劇の撮影中に殺された俳優・袴田吉彦と、エレベーターを使ったトリックが類似しているのではと考察されています。
コミックを揃えている方は、反撃編に備えて読み返してみてもいいかもしれません。
「諦めたらそこで試合終了」はいわずと知れた『スラムダンク』の名セリフ。勝利をあきらめそうになった三井寿に安西先生が伝えるセリフです。
言葉通り、菜奈と付き合うことをあきらめない翔太の心境でもあり、また菜奈に告白し続ける翔太の姿は「中学3年間で50人にフラれた」という『スラムダンク』の主人公・桜木花道とも重なります。
また看護師・桜木るり(筧美和子さん)の苗字が桜木花道と同じであることも意味深だと囁かれています。
『コナン』同様に『スラムダンク』も今後のストーリーに影響してくるのでしょうか?
翔太と菜奈の出会いのシーンで登場したのが、江戸川乱歩の小説「パノラマ島奇談」。小説を読み進めている菜奈に「犯人が最後花火に打ち上げられてバラバラになって死ぬんですよ」と翔太が結末を言ってしまった出来事をきっかけに、二人は距離を縮めていきます。
「パノラマ島奇談」は、売れない小説家・人見廣介が自分とそっくりな容姿を持つ大富豪・菰田源三郎が病死した話を聞いたことをきっかけに、菰田になりすますといった内容。
これが、袴田吉彦に似ていると言われることがストレスで『交換殺人ゲーム』で彼の名前を書いた久住譲の存在が怪しまれている他、菜奈の“なりすまし”説も浮上しています。
今後の物語のヒントになり得る可能性がありそうです。
果たして、真犯人は……? SNSで飛び交う「#あなたの番です考察」の議論も熱くなります。個人的にアツいのは、菜奈のなりすまし説。実はまだ生きているのかもしれない……! これまでのドラマを見返しながら、考えてみようと思います。
また、Huluにて独占配信中のショートストーリー『扉の向こう』では各部屋の住人ごとにスポットを当て、扉の向こうに隠された顔を描いています。地上波のドラマと連動しているため、何かヒントが隠されているかも……?
一瞬たりともお見逃しなく!
執筆:高城つかさ
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