numan編集部
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引き続き今回も電子書籍サイトBookLive!さんと、書店員・すず木さんの協力のもと『2020年にヒットしそうな女性向け “新ジャンル”』の中から、注目すべき「イケオジ」についてさらに詳しく掘り下げていただきます。
すず木さんは2005年より電子書籍サイトBookLive!の仕事に携わる、この道10年以上のプロ書店員。年間に読むマンガの冊数は2000冊以上という強者!
前回にご紹介した通り、どうやら「イケオジ」の沼は相当深く、趣向や時代の流れによってどんどん派生していくもよう。
一度踏み入れたら引き返せない、それが「イケオジ」。
そんな魅惑の扉を一緒に開けてみませんか……?
INDEX
「昔は“枯れ専”という言葉がありました。当時は、疲れている・枯れている“オジサマ”に魅力を見出す読者が多かった中、いつの間にか使われなくなり、代わりに今では“イケオジ”という言葉が出てきました」(書店員・すず木さん/以下同)
枯れ専はどちらかというと、等身大の“オジサマ”そのものの渋さにキュンとしているイメージですが、現代の“オジサマ”は、非日常的なスペックを掛け合わせることでその年齢とのギャップにキュンとする読者が多いとのこと。
年齢に関係なくチャレンジしているオジサマこそ、「イケオジ」というようです。
・スパダリ系イケオジ
・ギャップ萌えイケオジ
・ワケアリ系イケオジ
・応援したくなる系イケオジ
そうきたか!と感じる、この「痒いところに手が届く」ようなラインナップ。
ただでさえ「イケオジ」だけでも魅力がいっぱいなのに、「スパダリ」「ギャップ」とくると沼落ち確定な気がしてきました。
今すぐにでも沼を覗いてみたい!と思ったそこのあなた。
早速すず木さんに、おススメ作品を教えていただきましょう!
スパダリは根強い人気があります。
スパダリ系のイケオジといえば……
「超有能な40男のホテルマンと20代のカフェ店員のラブストーリー。
この40男のホテルマンがとにかくカッコいい! 年上ならではの余裕で、女子の望みを叶えてくれちゃうのです。こんなイケオジがいたら付き合いたい…と思う女性は多いはず。」
ギャップ萌えイケオジ、
と言えば代表作はコレでしょう。
「コワモテでいながら、かわいいエプロンを付けてキャラ弁を作る…そんな姿でホッコリ癒されます。」
ワケあり系のイケオジで
注目の作品はこちら!
「『囀る鳥は羽ばたかない』シリーズなど、BLジャンルで人気の高いヨネダコウ先生が描く青年マンガです!
ヨネダ先生の描くおじさんは、どこか影がありそこはかとない色気をまとっており魅力的です。そのワケアリ感がおじさんの魅力であり、物語のキーになっているのもポイントです。」
応援したくなる系イケオジの
代表はタイバニの虎徹!
「応援したくなる系イケオジ、の代表としては『TIGER&BUNNY』の虎徹ではないでしょうか。元気すぎて空回りしてしまう所もカワイイ!! ちょっと間抜けなところが応援したくなりますよね~!! コミックス版も出ているのでチェックしてみてください」
9年越しの公式発表にTwitterで即トレンド入りするほど、今なおその熱は冷めることのない作品です。
そんな『タイバニ』に登場するワイルドタイガー(Wild Tiger)/鏑木・T・虎徹もまた「イケオジ」。
お節介かつ早とちりというギャップをあわせ持ち、亡き妻の「どんな時でもヒーローでいて」の言葉を胸に戦う、まさに「応援したくなるイケオジ」。
これはもはや「イケオジブームの元祖」の称号にふさわしいのではないでしょうか。
2回に分けてご紹介した『2020年にヒットしそうな女性向け “新ジャンル”』。
書店員・すず木さんがおススメする珠玉の作品の数々をぜひチェックしてみてくださいね。
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