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春・夏・秋・冬の4ユニットから、春組の佐久間咲也を演じる横田龍儀さんと、夏組の皇 天馬を演じる陳内 将さんに映画の見どころや撮影秘話を語っていただきました。
【前編】では、お芝居が上手くなって“きちゃってる”話題も!
INDEX
横田龍儀(以下、横田) 最初はびっくりしました。キャストたち全員、エーステという作品を愛しているじゃないですか。それがこうして映画という形になって皆さんに見てもらえるというのは、素直にうれしかったです。陳内さんは?
陳内 僕は最初、原作ゲームの『A3!』が映画化するんだと思った。映画化されるのはエーステだって気付いたのは数日後(笑)。でも気が付いた瞬間、それだけ愛されているんだということも同時に実感して、すごくうれしかったな。
横田 春組は映画化が決まってすぐ、連絡取り合いましたよ。「どうなるんだろう?」「こうしていこうね」という意識合わせって感じで。初期のエーステでやった演目だから、3年経った今の僕らは仲が良くなりすぎちゃって、お互いの距離感を一度リセットしないといけないな……とか、いろいろ話すことがたくさんありましたね。
陳内 え、夏組は一切グループLINE動かなかったよ。「やった、映画化するね!」とかもなし。
横田 ははは(笑)。仲いいのにね。組によってカラーが出るんですね。
横田 舞台とはまったく違いました。
舞台だと後ろのお客様にも届けたいから、顔も体も大きく使って演技するのが当然だったんですけど、映画で役の心情を表現する場合、表情や小さな動きの中で見せて行かないといけないので、自分の感情を大きく動かしつつ繊細に表現することを意識しました。
でも表現方法が変わっただけで、この作品への向き合い方は変わらなかったかな。
陳内 まさにその通りだった。30公演以上やってきた演目じゃん。一人の時は気を付けて映画用の演技ができても、ほかのキャストと掛け合いのシーンになると、舞台のテンションに戻っちゃてる瞬間とかもあったもん。「そりゃ染み付いてるもんね~」って思いながら(笑)。
ただ、宮崎 湧と野口 準の吸収スピードの速さには驚いた。映像経験が少ないから、撮影中に僕も一緒に話し合いながら、修正していったんだけど、すぐに対応できてて、撮影中にどんどん成長してるんだもん。若いって本当にすごいよ。
横田 いや、僕もまだ若いチームに入ってると思うんですけど(笑)。
陳内 あ、そうだった? ごめん。じゃあ、龍儀くんも3年前と比べたら自分の成長感じるでしょ?
陳内 そっか、ちゃんと下手だったよ(笑)。
夏組でいうと、テンション高い組の赤澤 燈と本田礼生が芝居歴も長いし、これまで引っ張るほうの立場だったけど、今回は逆に芝居歴の短い湧と準のほうがナチュラルに見える瞬間もあって。でも実はそれって、赤澤と本田がちゃんと考えて5人のバランスをとってたからでもあるんだよね。そう考えるとみんなで成長したって感じ。
陳内 いやいや。僕もこの映画で改めて龍儀くんがエーステの始まりの子なんだって強く感じたよ。初めての春組単独公演(MANKAI STAGE『A3!』~SPRING 2019~)の時、僕は出てなくて「龍儀くん大丈夫かな」なんて思ってたけど、今回は「この子こそエーステの真ん中にいるべき子なんだ」って安心感すらあったもん。
でもどっかで「支えてあげなきゃ」とも思えるのが咲也なんだよね。
横田 それ本当にうれしい! ありがとうございます。
<ストーリー>
東京郊外の街、天鵞絨(ビロード)町。
この街には『ビロードウェイ』と呼ばれる通りがあり、多くの劇団が拠点にする劇団員の聖地がある。
そこに、かつての栄光を失った、借金まみれのボロ劇団があった。
劇団を潰さないために提示された条件は2つ。
年内に、かつてと同じく春・夏・秋・冬の4ユニット分の劇団員を集めること。
4公演、すべてを成功させること。
まずは1カ月後に迫った、新生春組の旗揚げ公演。
千秋楽までに満席にするため、たった1人の劇団員・佐久間咲也は立ち上がる――!
<キャスト>
横田龍儀、高橋怜也、前川優希、立石俊樹、古谷大和、
陳内 将、宮崎 湧、野口 準、本田礼生、赤澤 燈、
田口 涼、鯨井康介、藤田 玲、田内季宇、北園 涼、伊崎龍次郎
<スタッフ>
監督・脚本:倉田健次
脚本・舞台演出監修:松崎史也・亀田真二郎
原作:MANKAI STAGE『A3!』
公式サイト https://gaga.ne.jp/mankai-movie/
公式Twitter @mankai_movie
©2021 MANKAI MOVIE『A3!』製作委員会
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