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佐藤健が演じた2次元キャラ4選。驚異的な身体能力とハイレベルな演技にドキッ…!

10年以上にわたって第一線で活躍し続けている人気俳優・佐藤健さん。高い演技力と非現実的なレベルのイケメンぶり、圧巻の身体能力も併せ持ち、さまざまな役を演じています。

今回は佐藤健さんが、その演技力とビジュアルで再現したマンガの人気キャラを振り返りましょう。

『みやぎから、』(NHK出版)

『みやぎから、』(NHK出版)

via 『みやぎから、』(NHK出版)

映画『るろうに剣心』緋村剣心:凄まじい剣戟とハイレベルな殺陣に驚く

和月伸宏先生が週刊少年ジャンプで連載していた人気マンガ『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』の実写版シリーズは、一作目から20億円を超える大ヒットを飛ばし、完結の5作まで作られて累計で190億円の興行収入を稼ぎ、実写映画の最高の成功例のひとつとなりました。
『るろうに剣心』の実写版成功最大の要因は、主人公の“人斬り抜刀斎”こと緋村剣心を演じた佐藤健さんの一世一代のハマりっぷりにあると言えるでしょう。

柔和な優男から、歴戦の最強の剣豪に切り替わる表情や声色に絶妙な演技、特に剣心おなじみの「おろ?」をアニメとも違う、実写でやるのに違和感のない自然な言い回しで再現しているのも見どころです。歴戦の人斬りとして背負った悲哀も確かに感じる見事な演技を見せています。

また、彼の10年間の見た目の変わらなさも驚異的でした。おかげで10年かけてじっくり「るろ剣」の世界を描き、原作とは違い最後に剣心の過去編を持ってくるという実写版ならではの斬新な円環構造の構成も可能となっています。
そして、原作通りの凄まじい剣戟を再現した驚異的身体能力は大きな話題となり、本編だけでなく佐藤健のYouTube殺陣訓練の様子の動画も500万再生越えの反響を呼んでいます。

必殺技こそ叫びませんが、飛天御剣流の「龍槌閃」「双龍閃」「天翔龍閃」も再現、屋根の瓦の上をハイスピードで走り飛び降りてからの攻撃など、早回しもなしで行っているのが信じられないほどのハイレベルな殺陣を見せました。一対一も対複数相手に無双しまくる場面も、アクションシーンは見どころしかありません。佐藤健さんの代表作と言えるでしょう。

るろうに剣心 最終章 The Final /佐藤健アクショントレーニング動画

『いぬやしき』獅子神皓:冷徹すぎる悪の色気!

『GANTZ』などのSFジャンルを得意とする奥浩哉先生の『いぬやしき』の実写化では、佐藤健さんが自身初の完全悪役にして20代後半でサイコパスな高校生という難役に挑みました。

獅子神皓(ししがみ・ひろ)は主人公の初老男性・犬屋敷と一緒に身体を超ハイテク機械にされた高校生で、親友や家族のことはとても大事にしますがそれ以外の他人には何の情も示さない二面性があります。自分が機械にされて生きている実感を得るために、普通の家族を惨殺して回るという凶行を繰り返し、犬屋敷や日本国全体と戦うことに……。

DVD『いぬやしき』

DVD『いぬやしき』

via DVD『いぬやしき』
佐藤さんはオファーを受けて「自分でいいの(年齢的に)?」と思ったそうですが、結果的に実際の高校生には出せない冷徹すぎる悪の色気と、どんどん追い込まれて過ちを繰り返していく若さゆえの不安定さの両方を見事に表現しています。

終盤の「大虐殺」の場面では、普段たまっているフラストレーションをそのままぶつけたそうで、ゾッとするような表情になっていて見逃がせません。

『バクマン。』真城最高:台本にはない自然な涙…

「DEATH NOTE」の大場つぐみ×小畑健の原作作画コンビが「漫画」そのものをテーマにして描いた人気作品、『バクマン。』は佐藤健×神木隆之介のW主演で実写化されました。

作画担当の真城最高ことサイコー役が佐藤さんで、ストーリー担当の高木秋人ことシュージン役が神木さんと発表された段階では、原作ファンは「配役逆じゃない?」と総ツッコミ。

確かに原作とのぱっと見の比較では、身長や年齢差もあって佐藤さんの方が、サイコーをマンガの世界に引き込むシュージンっぽくもあるのですが、しかし佐藤さん本人は負けず嫌いなところや頑固なところ、のめり込むと止まらないサイコーの性格に似ていると感じ、自然と演じられたそうです。
DVD『バクマン。』

DVD『バクマン。』

via DVD『バクマン。』
超がつくイケメンながらも、いざとなればそのオーラを消して地味青年も演じられる佐藤さんは、漫画家の夢をあきらめかけていたところをシュージンと組んで火がついていくサイコーの成長を説得力を持って演じています。

原作にもなく、台本でも本来はなかったというサイコーが「泣く」場面は、佐藤さんが役になり切って自然と出た涙とのことで、夢にかける男の熱さを現した名シーンとなりました。

『ROOKIES』岡田優也:悔しい思いをバネに出世頭へ

今では主演級の役ばかりの佐藤健さんですが、デビュー当初のブレイクのきっかけになったのは、熱血教師・川藤が不良高校生たちを野球で更生させていくドラマ『ROOKIES』で演じた生徒のひとり・岡田優也役でした。
DVD BOX『ROOKIES (ルーキーズ)』

DVD BOX『ROOKIES (ルーキーズ)』

via DVD BOX『ROOKIES (ルーキーズ)』
メインキャストのなかで最年少で、原作通りドレッドヘアなので目立つことは目立つのですが、新入生の赤星が入ってくるとスタメンを外れる役でもあり、そこまで美味しいとも言えない役です。

また、企画プロデューサーだった石丸彰彦氏によると「演技がいちばん下手だったから」というレッテルを張られてセリフも多くもらえず、佐藤さんは悔しい思いをしたそうです。しかし、その悔しさから一念発起し、今では『ROOKIES』出身俳優のなかではいちばんの出世頭となりました。

劇場版ではアドリブで「お前は今まで会った中で初めて好きになれた先生でした。大好きです!ありがとうございました!」と、不良らしい不器用な感謝の名ゼリフを残しています。初々しい佐藤健さんが振り返られる名作実写ドラマ、映画でした。
これらの実写映画で本格的な演技や立ち振る舞いをみせてくれている佐藤さん。『るろうに剣心』をみた海外の関係者に「スタントマン出身なのか」と聞かれたこともあるほどなんだとか。ほか『亜人』などでも披露されている佐藤さんのアクションシーンは特に必見です。

(執筆:今泉)

江口さんとふらっとるろ剣観てきました

■”仮面ライダー”で振り返る 佐藤健・菅田将暉・福士蒼汰・竹内涼真… 特撮出演作のススメ!
https://numan.tokyo/column/MP5Fm
■まるでラブレター?『るろうに剣心』佐藤健の熱すぎる“巴愛”をプレイバック!
https://numan.tokyo/drama-stage/MYvjb
■凄さを実感…!映画『るろうに剣心』原作との比較動画がハンパない。「成功した理由がわかる」「2次元がリアルに」
https://numan.tokyo/comic/8Y9fH

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numan編集部

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