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『イケメン革命 ◆アリスと恋の魔法 THE STAGE』松村優、丘山晴己、小南光司ら熱演! ゲネプロレポート

この世で最強にして最古の魔法――“恋”におちたら、もう帰れない

19世紀ロンドン。白ウサギに似た紳士ブラン(室龍規さん)を追いかけたアリス(青木志穏さん)は、“黒の軍”と“赤の軍”が国を分かつ世界“クレイドル”に迷い込んでしまいます。

そんなアリスを助けたのは、“黒のキング”ことレイ=ブラックウェル(松村優さん)。これが運命の出会いだとは、まだ2人とも知る由もないのでした。

レボステ1

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アリスをこの世界に導いたブランは、彼女が元の世界に戻れるのは次の満月の夜を迎える30日後であることを告げます。そしてもう一つ忠告も。

「良いかい、アリス。帰りたいなら、絶対にかかってはいけない魔法が一つある。
それはこの世で最強にして最古の魔法――恋だよ。」

恋の魔法にかかったら、もう元の世界には戻れない。
アリスは「恋なんてしません!」と心に鍵をかけますが、“黒の軍”“赤の軍”の争いに巻き込まれていくうちに、彼女の心は揺れ動いて……!?

レボステ2

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「自由は黒き翼のもとに」――俺様キング率いる黒の軍

レボステ3

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アリスは、自分を救ってくれたレイが率いる“黒の軍”に身を寄せることになります。

シリウス(橋本全一さん)は“キング”のレイを支える頼もしい参謀です。見た目に反して、花の水やりが趣味という意外な一面も垣間見えます。レイとは旧知の仲のフェンリル(小南光司さん)は巷で戦闘狂とも呼ばれていますが、気さくで明るいラッキースターです。

レボステ4

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オネエ(?)のセス(白石康介さん)は女性目線(!?)でアリスの身の回りを世話してくれます。無口で何を考えているか分からないルカ(荒一陽さん)は、得意の料理を通じてアリスと心を交わします。

和気藹々とした“黒の軍”の面々に心を許していくアリス。そして彼らもまた、純粋で心優しいアリスに心惹かれていきます。

レボステ5

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そして“黒のキング”レイは、アリスを子供扱いし、何かと意地悪なことを言ってきます。そんなレイに「女はね、覚悟を決めたら強いんだから!」と初めは反発するアリス。
強がるアリスにレイは「助けが必要になったら呼べ。」と不敵に微笑むのでした。

「深紅の血統を称えよ」――カリスマ率いる赤の軍

“赤の軍”は、カリスマと謳われ強大な魔力を持つ“赤のキング”ことランスロット(丘山晴己さん)が率いる強固な軍。

アリスが魔法を無効化できる脅威的な能力を持つことを知った彼らは、ことあるごとにアリスの前に現れては、彼女を捉えようと、翻弄してきます。

レボステ6

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ランスロットに付き従うのは、物腰柔らかな一方、腹に一物抱えていそうなエドガー(前田陸さん)、冷静に状況を見極めているゼロ(薫太さん)、白衣を身に纏い気だるい色気を醸し出すカイル(田中彪さん)

“赤のクイーン” ヨナ(大見拓土さん)は自信家で、アリスに対しても、自分の虜にして服従させると宣言します。実は“黒の軍”のルカの兄で、弟を溺愛していますが、ルカはヨナを嫌っている様子で、本編中ではぶつかり合ってしまうシーンも……!  
“黒の軍”に負けず劣らず、“赤の軍”にも個性豊かな面々がそろっています。

レボステ7

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気持ちの高ぶりを表す歌、激しい殺陣も見どころ!

『レボステ』といえば、歌やダンスも大きな見どころ。アリスがクレイドルに迷い込む冒頭のシーンでは、ブランが前作『フェンリル編』でもお馴染みの楽曲で、元気にアリスを迎えてくれます。

“黒の軍”は、歌の中にも仲の良さが表れており、アリスを巻き込んでのにぎやかなパフォーマンスを披露してくれました。アリスの伸びやかな歌声も非常に魅力的で、特にレイに対する心情の変化や気持ちの高ぶりが、その歌声にも表現されています。

レボステ8

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一方、赤の軍は硬派なパフォーマンス。ランスロットに忠誠を誓う臣下たちの凛とした佇まいが目を引きました。
レボステ9

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激しい殺陣も見どころ。二丁拳銃を使って戦うフェンリル、白衣を翻し飄々と動きまわるカイルなど、剣以外で戦う面々もいるので、非常にバラエティー豊かです。

歌で、殺陣で、激しくぶつかり合うレイとランスロット。それぞれの“キング”は、どんな未来を見据えているのでしょうか――?

レボステ10

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翻弄されるアリスの心――切ない恋の行方はいかに?

アリスを惑わすのは、“赤の軍”だけではありません。神出鬼没な“チャシャ猫”のロキ(服部武雄さん)はアリスのことを気に入り、じゃれついてきます。そんなロキにレイはやきもき。
レボステ11

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レボステ12

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しかし誰よりもアリスを翻弄するのは、やはりレイの存在です。意地悪でクールなレイの本心が見えず戸惑うアリスでしたが、次第に彼の人望や、元来持つ優しさに惹かれていきます。
2人で街に出かけるシーンでも、人々に慕われ、“クレイドル”を愛するレイにアリスは感心し、「レイのことをもっと知りたい!」と伝えます。

「もし魔法が使えたらお前は何がしたい?」とアリスに問いかけるレイ。
自分は“魔法が好きじゃない”“黒の軍では絶対に魔法を攻撃には使わない”と語る理由には、彼の過去が絡んでいて――。
レイの過去を知るフェンリルとの関係性にも注目です。

レボステ13

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いけないと分かっていながら、レイに惹かれていく自分を止められないアリス。

物語は、“黒の軍”“赤の軍”の衝突が近づく中、第3の勢力の暗躍で思わぬ展開に進みます。果たしてレイが下す決断とは。そしてアリスが選ぶ道は――?

レボステ14

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まとめ

“黒の軍”の日常シーンでは、クスッと笑ってしまうような小ネタも多く、ゲネプロコメントで語られたキャストの仲の良さが分かります。
惹かれてはいけないと分かっていながらも惹かれ合う2人、というのは王道ながら非常にドラマチックで、力強い歌声に乗せてアリスやレイの切ない想いが伝わってきました。

心惹かれてしまったら、あなたの心も劇場から戻れなくなるかも……!?

執筆:通崎千穂 @tsu_otometsu
編集:白鳥雅@numan_miyabi

■DATA

『イケメン革命◆アリスと恋の魔法 THE STAGE Episode 黒のキング レイ=ブラックウェル』
公演日程 2018年9月6日(木)~11日(火)
会場 全労済ホール/スペース・ゼロ
キャスト レイ=ブラックウェル:松村優
シリウス=オズワルド:橋本全一
フェンリル=ゴッドスピード:小南光司
ルカ=クレメンス:荒一陽
セス=ハイド:白石康介

ヨナ=クレメンス:大見拓土
ゼロ:薫太
カイル=アッシュ:田中彪
エドガー=ブライト:前田陸

ブラン=ラパン:室龍規
ロキ=ジェネッタ:服部武雄

アリス:青木志穏
ランスロット=キングスレー:丘山晴己

アンサンブル 工藤博樹、町田達彦、久保瑛則、近山祥吾、宮田龍樹、谷島圭祐

原作 CYBIRD「イケメン革命◆アリスと恋の魔法」
原作イラスト TCB
脚本・演出 米山和仁(劇団ホチキス)
企画・制作 レジェンドステージ
主催 イケメン革命 THE STAGE 製作委員会
公式サイト http://legendstage.jp/ikemen-kakumei/
公式ツイッター @LSikemenkakumei
Copyright ©CYBIRD/イケメン革命THE STAGE製作委員会

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numan編集部

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