橋本祥平がガンプラで作りたいのは……？　舞台『ガンダム00』スペシャル独占インタビュー

――『機動戦士ガンダム00（ダブルオー）』の舞台化と聞いた時の率直なお気持ちはいかがでしたか？

いよいよ舞台でも”ガンダム”をやる時代が来たのか、と衝撃を受けつつ、舞台の幅が広がっていく喜びを感じました。
それと同時に、大人気の『機動戦士ガンダム00』という作品、その主人公の刹那・F・セイエイという魅力的なキャラクターを背負うプレッシャーを感じています。
生半可な覚悟では挑めないので、やるからにはと沢山勉強しています。

――ご自身が演じる刹那に対する印象はいかがですか？

『ガンダム00』のキャラクターたちってみんなクセが強いですよね（笑）。
刹那はサーシェスに洗脳されて、子供ながら兵士として戦わざるを得ず、大人も、神様すらも信用できずに成長していった少年で……平和な日本にいる自分からすると、特殊な環境で育った子だとは思います。
でも彼が抱えている「何故、紛争は終わらない！」っていう憤りや、何故人と人は争ってしまうのかな、何故世界は平和にならないのかなという疑問は、刹那ほどではないですが、僕も共感できる部分ですね。

――橋本さんと刹那の似ているところ、逆に違うところはありますか？

「俺がガンダムだ！」と言い切るほどの芯の通った姿勢は、似ている部分かもしれません。僕自身もブレずに刹那を演じたいなと思っています。
ただ、僕は周りに恵まれて生きている自覚があるので、刹那みたいな一匹狼タイプではないかな……。
そんな誰とも慣れ合わなかった刹那が、ロックオンをはじめとするガンダムマイスターたちと過ごすうちに成長していく姿に、とても人間味を感じました。

――ガンダムマイスター4人の見どころは？

戦闘シーンが沢山あり、戦っている時こそが各キャラクターの心情が見える瞬間でもあります。演出の松崎（史也）さんからは、そこは自由に演じてほしいと委ねられていて、各々が自分のキャラクターと向き合って稽古しています。

――『ガンダム00』で、橋本さんが刹那以外に演じてみたいキャラクターはいますか？

アレルヤ・ハプティズムです。二重人格って1人の役を演じながらも2人分演じられるから、役者目線でも魅力的なんですよね。

――アレルヤは、前髪がどのように再現されるのか気になっています（笑）。

あ、ですよね！　（鮎川）太陽くんも演じていて楽しそうで、いいなあ、やってみたいなって思います（笑）。

――では、刹那の乗っているガンダムエクシア以外に乗ってみたいモビルスーツはありますか？

ヴァーチェ（ティエリア・アーデの乗るガンダム）ですね。初めて見たときは「何でこんなにでかいんだ！」と衝撃でした。ヴァーチェもカッコいいですけど、さらにナドレ（ヴァーチェのもうひとつの姿）もめちゃくちゃカッコよくて、ガンプラで1番作りたいモビルスーツです！

Profile
橋本祥平（はしもと・しょうへい）
1993年12月31日、神奈川県出身。趣味は映画鑑賞、特技はハンドボール、ドラム。
近年の主な出演作： 「KING OF PRISM -Over the Sunshine!-」（2017年）、「あんさんぶるスターズ！エクストラ・ステージ」〜Judge of Knights〜（2017年）、ミュージカル「封神演義-目覚めの刻-」(2019年)、超次元革命アニメ「Dimensionハイスクール」（2019年）、ほか。
4月に 「王室教師ハイネ-THE MUSICAL 2-」、 6月に舞台「文豪ストレイドッグス　三社鼎立」を控える。

刹那の生い立ちや『機動戦士ガンダム00』の世界観を切々と語ってくださった橋本さんでしたが、ガンプラのお話が出るとキラキラとした少年の目に！　そんなところもガンダムに夢中な刹那との共通点なのかもしれません。
後半のインタビューでは、グラハム役の前山剛久さんとの運命的なエピソードが飛び出し……！？

■後半のインタビューは２月14日に公開！　
橋本祥平と前山剛久の関係は「まさしく愛だ」!?　舞台『ガンダム00』スペシャル単独インタビュー