制作に約10年!ぶっちゃけ、何が大変でした?映画『ホリック xxxxxxHOLiC』プロデューサーと編集担当に聞いてみた

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制作に約10年!ぶっちゃけ、何が大変でした?映画『ホリック xxxxxxHOLiC』プロデューサーと編集担当に聞いてみた
2022年4月29日より絶賛公開中の映画『ホリック xxxHOLiC』。同映画の制作に携わったプロデューサーとCLAMP担当編集者の対談が実現! CLAMPファンのライターが直撃し、気になるアレコレを伺いました。企画立案から公開までの約10年とは。

映画『ホリック xxxHOLiC』メインビジュアル

映画『ホリック xxxHOLiC』メインビジュアル

2022年4月29日より絶賛公開中の映画『ホリック xxxHOLiC』。創作集団CLAMPによって2003年から2011年まで『ヤングマガジン』および『別冊少年マガジン』(ともに講談社)にて連載されていた伝説的大ヒットコミックが、蜷川実花監督により美しくも妖しい世界観で実写映像化されました。

本記事ではこの映画の制作を支え続けたプロデューサー宇田 充さんとヤングマガジン編集部 『xxxHOLiC』担当編集である桂田 剛司さんにスポットライトを当て、完成までのプロセスを追っていきます。公開まで約10年を経た理由とは? そして蜷川実花監督と『xxxHOLiC』の意外な出会いとは。
▶鑑賞レポートはこちら!
映画『ホリック xxxHOLiC』を彩る3人のイケメン達。神木隆之介、松村北斗、磯村勇斗の色気にクラッ(https://numan.tokyo/drama-stage/klLb6

きっかけは『xxxHOLiC』画集。ビジュアルに衝撃を受けた蜷川監督

映画『ホリック xxxxxxHOLiC』場面写真より

映画『ホリック xxxxxxHOLiC』場面写真より

――まずは原作の話をお聞かせください。連載発表当時『xxxHOLiC』はこれまでの CLAMP 作品とは一線を画した斬新な作風で話題となりました。原作の誕生秘話をうかがえますか?

ヤングマガジン編集部:桂田 剛司さん(以下、桂田) 『カードキャプターさくら』や『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』など、いくつかのお話がリンクしている“CLAMPワールド”があって、そこに登場するキャラクターたちが“立ち寄れる場所”として作り上げたのがこの『xxxHOLiC』なんです。

さらに先生が妖怪やオカルトに興味をお持ちだったこともあり、それらをかけ合わせたことであの世界観が生まれました。トーンを使わなかったり、ベタ塗りと縦の線で意図的に処理していたのは、CLAMP作品の中では新しい表現方法だったと思います。
――そんな『xxxHOLiC』は大ヒット作となり、アニメ化やドラマ化、舞台化まで実現しました。実写映画化に至ったきっかけをお聞かせください。

プロデューサー:宇田 充さん(以下、宇田) 実は蜷川実花監督作品で本作をやりたいというチームの意思が固まったのが、約10年前の2013年1月なんです。

監督がもともとビジュアルの資料としてコミックスを読んでいて、ビジュアルと物語のメッセージ性に衝撃を受けられて熱望していたのですが、さらに『xxxHOLiC』の画集(『胡蝶ノ夢』/2013年)を見て「これはすごい!」と。日本の文化を総括するような作風は監督のクリエイティブな感覚を刺激したと思います。しかしまさか完成するまで約10年もかかるとは思ってもみませんでした(笑)。

『CLAMP PREMIUM COLLECTION ×××HOLiC』1巻(講談社)

『CLAMP PREMIUM COLLECTION ×××HOLiC』1巻(講談社)

――10年かかるというのはなかなかないことですね。理由をうかがえますか?

宇田 イメージボードなどビジュアル的な構想や「こんなメッセージを伝えたい」という覚書は早い段階で揃っていました。ただ全19巻ある原作を2時間の映画の脚本に落とし込む作業は思っていた以上に手強くて(笑)。

原作を知らない方が初見でも内容を理解できるようにするための物語を作ると、「これはxxxHOLiCではない」というものになってしまうため、何パターンも構成案を作っていきました。
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