橋本祥平「空も時空も超えられる」『ミュージカル封神演義-目覚めの刻-』囲み取材レポート

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橋本祥平「空も時空も超えられる」『ミュージカル封神演義-目覚めの刻-』囲み取材レポート
2019年1月13日(日)EX THEATER ROPPONGIにて、『ミュージカル封神演義-目覚めの刻-』が開幕を迎えました。この記事では、主演・太公望役の橋本祥平さん、楊戩役の安里勇哉さん、哪吒役の輝山立さん、黄天化役の陳内将さん、妲己役の石田杏奈さん、申公豹役の大平峻也さん、聞仲役の畠中洋さんが登場し、開幕前日に行われた囲み取材でのコメントをお届けいたします。
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原作『封神演義』は、安能務さんが翻訳した中国に伝わる怪奇小説を元に、藤崎竜さんがマンガ化。1996年から2000年にかけて集英社『週刊少年ジャンプ』にて連載され、累計発行部数は2200万部を超える大人気マンガです。
2018年1月~6月にはTVアニメ『覇穹 封神演義』として再アニメ化もされ、作品への熱も高まるなかで迎えた初のミュージカル化では、脚本を丸尾丸一郎さん、演出を吉谷光太郎さんが担当。

『ミュージカル封神演義-目覚めの刻-』と題し、物語の序盤、主人公・太公望が仲間たちと出会い、妲己や聞仲ら強敵と一戦を交えるまでを描く今作では、中国を舞台に繰り広げられる壮大な冒険物語を、映像を一切使わずに人の力のみで表現します。

役を演じる上で意識したことは?

■太公望(たいこうぼう)役 橋本祥平さん
“悪い仙人たちの魂を封印せよ”という、「封神計画」を任された一番重要な役どころです。ただ原作マンガを読むと、のほほんとしているのか、真面目なのか、すごくつかみにくい役。でも太公望の根っこには、人間界から仙人と道士を排除して、安全な人間界を作ろうという芯があります。

力の戦いというよりは、妲己との頭脳戦が見どころなので、普段は芝居をする上では受け取ったものを新鮮なままに返すのですが、太公望は何手も先を見据えているので、先を考えながらお芝居をしていかなければと思います。

■楊戩(ようぜん)役 安里勇哉さん
楊戩は変化の術の達人で、今作でも変化シーンが何回か出てきます。変化したときこそ、絶対にセリフを噛まない、絶対にミスをしないということを意識しました!

■哪吒(なたく)役 輝山立さん
哪吒は宝貝人間で、武器のようなものをたくさん身につけているんですが、その技をどう表現するのかが、自分の中でも戦った部分でした。あと身体作りでは、僕には役作りにおいて(陳内さんを指しながら)「筋トレ師叔(スース)」がいまして(笑)。あらゆる身体作りを(陳内さんに)教えていただきました!

■黄天化(こうてんか)役 陳内将さん
天化は物語の終盤、主人公チームのピンチに駆けつけますが、他のキャラクターが数キロも伸びる鞭を使ったり、風を操ったりするなかで、チャンバラ一本で戦います。徐々に出てくるキャラクターたちが、祥平が演じる太公望をどのように認め、支えていくのかが、今回の舞台の見どころのひとつだと思います。

■妲己(だっき)役 石田杏奈さん
妲己の独特な衣装を着ることには恥ずかしさもありましたが、物語のきっかけを作る人物で、マンガを読んで「小悪魔以上、悪魔のような存在だな」と感じました。テンプテーション(誘惑の術)で周囲を惑わせていく役なので、まずは甘めの香水に変えてみました(笑)。

■申公豹(しんこうひょう)役 大平峻也さん
申公豹は物語を傍観して、起きている出来事を見据えている役。稽古場では陳内くんを中心に筋トレが流行っていたんですが、僕は役柄的にも傍観していました(笑)。

■聞仲(ぶんちゅう)役 畠中洋さん
聞仲としての圧倒的な存在感を意識して、ゆっくり動く。ほかのキャラクターが素早く動くなかで、一人ゆったりと、悠然と動くことを意識していました。

公演の見どころは?

■橋本祥平さん
個人的には、太公望を演じる上では欠かせない四不象(スープーシャン/太公望が乗る霊獣)というキャラクターがいまして、今回は人形操作という形で登場しますが、舞台上では本当に、四不象が生きていているんです! 動きで表情も変わって見えますし、ちゃんと魂の入った四不象として見てほしいと思います。

■安里勇哉さん
アンサンブルキャストが風を起こしたり、雷を落としたり、何から何まで人の力で表現しています。哪吒も、四不象も空を飛びますし、舞台ならではの見せ方や、生感を味わってほしいなと思います。

■輝山立さん
「封神演義」の魅力のひとつである、宝貝同士の戦いがミュージカルでどう描かれるのか。演出の吉谷(光太郎)さんによって色んな方法で表現されているので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

■陳内将さん
これだけ演劇が進化し、色んな映像技術もあるなかで、そういった要素を一切使わずに、本当に全てのシーンを人力で行います。この泥臭さ、人間がやっているからこその良さが随所に表れているので、その力のひとつとなれるように、最後まで頑張ります!

■石田杏奈さん
ミュージカル作品ですので、歌も見どころ。可愛らしい妲己の曲ですが、歌詞が結構残酷なので、そのギャップを感じていただけたら。妲己を楽しみに来てくださる方の期待を、いい意味で裏切れるように演じていきたいと思います。

■大平峻也さん
稽古始めから、畠中さんや高松順さん(黄飛虎役)たち年上グループがすごい熱量でいらっしゃって、僕たち若手もそれに負けじと、「もっともっと!」と挑むことができ、いい作用を起こしています。畠中さんも「俺らも若手に負けられないから」と言ってくださって、カンパニーみんなで作っていることを実感しましたし、この熱量はほかの作品に負けないと思います!

■畠中洋さん
大平くんも言ってくれたように、若さと老いがうまくコラボしているんじゃないかと(笑)。ほとばしる若いエネルギーがぶつかりあう舞台で、自由に泳がせてもらっています。そこを堪能していただきたいと思います。

主演・橋本祥平さんからのメッセージ

囲み取材の終盤には、主演・橋本さんからメッセージが。

「20年前に連載されていた作品ということで、座組の中にはまだ生まれていなかった人もいます。でも、色んな世代の方に愛されて、根強いファンの方々がいるからこそ、舞台化という素敵なご縁がありました。本当に原作がめちゃくちゃ面白いので、その面白さをお届けしたいですし、原作を知らない方にも、この舞台を観て”先が気になる”と思っていただけたら何よりの幸せです」とコメント。

また「原作ファンで、舞台は観慣れていないという方にも、2.5次元や舞台に興味を持ってもらえたら嬉しいです」と続け、今作が原作ファン、演劇ファンにとっての架け橋となることに期待を寄せていました。

そして最後には、「演出の吉谷さんも言っていましたが、音楽の力は素晴らしくて。音楽の力では空を飛ぶことも、時空を超えることもできます。そういった力も目一杯使って完成された『封神演義』を、ぜひお楽しみください!」と、観客へとメッセージを送ってくれました。

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