numan編集部
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そして、現在、再び『仮面ライダー』シリーズに過去に出演していた俳優たちが旋風を巻き起こしています。
同作は、火星から持ち帰られた謎の箱・パンドラボックスの影響で、日本列島がスカイウォールと呼ばれる壁により、東都、西都、北都の3つに分断され、混沌を極めている世界が舞台。
秘かに東都の平和を守っている仮面ライダービルドの桐生戦兎は記憶喪失でありながら、高いIQを駆使して、様々な陰謀から世界を救おうとするのです。
本稿では、そんな『仮面ライダービルド』に出演していた“ライダー俳優”のなかから特に飛躍を遂げた2人の現在と当時の印象について、古参ファンのライターが語ります。
INDEX
いくつかのテレビドラマで端役を演じ続ける中で、2017年、主演という形で初の大役を手にすることになります。それが『仮面ライダービルド』桐生戦兎役でした。同役は記憶喪失の天才物理学者という、これまでの『仮面ライダー』にはなかった設定が施されており、かなり難しい役どころだったと思います。
特に中盤から終盤にかけての自らの行いや過去を悔やみ、再び歩き始める様には心を揺さぶられたのを覚えています。
また映画『ぐらんぶる』やテレビドラマ『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』などを代表例に、両性具有の美しさを前面に出すというよりは、独特な三枚目キャラを演じることに長けている印象で、コメディ演技も非常に得意としているところがあります。仮面ライダー俳優に見られる硬派なイケメン像とは異なる魅力が犬飼貴丈さんにはあると言えるでしょう。
料理を作ったり、好きなマンガやアニメについて語ったり、ポケモンカードの開封動画だったりといった日常的なほっこり動画を多く投稿しています。
1994年3月1日愛知県に生を受けた彼は、十代の頃からモデルやタレントとして活動していました。当時の芸名は赤楚衛(まもる)でした。名古屋の男性グループBOYS AND MENの前身であるIKEMEN☆NAGOYAにも所属し、様々な経験を積んだと言います。
主人公と行動を共にしていく中で、アマゾンと呼ばれる怪物たちへ複雑な気持ちを抱えていく長瀬裕樹役を好演しました。筆者が今でも鮮明に憶えているのが、同作で赤楚衛二という俳優を初めて観た時に、画面から伝わってくるオーラと脇役でありながら作品全体を支配したかのようなカリスマ性を大いに感じたことです。
『仮面ライダービルド』出演後は、『ねえ先生、知らないの?』、『パニックコマーシャル』、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』、『彼女はキレイだった』など話題のドラマに次々と主演します。
(執筆:zash)
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