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そんな『忍恋』が初の舞台化! “メロメロの術”の演出は勿論、忍者らしい殺陣・アクション、衣裳の再現度の高さも話題となりました。
INDEX
術にかかったイケメンエリート忍者たちは、とにかく情熱的! 思い思いの言葉で彼女を誘惑します。
クールで無口な霧隠蔵人(秋葉友佑さん)は突然「誰より愛しい、俺の姫君……。」とかえでをお姫様扱い。
真面目な学級委員長の由利鎌清(武子直輝さん)は「やっぱり柔らかい肌ですね。」とかえでの手をとり、撫でまわす仕草を(笑)。
一方でいつもはチャラチャラしている穴山大介(鷲尾修斗さん)は、「君の純潔は俺が守るよ。」と突然、紳士になります。
しかし中盤の“メロメロ”シーンでは、我来也(堀之内仁さん)がかえでに急接近。
身長155cmの我来也、再現度の高いキャラクタービジュアルゆえに、ヒロインのかえでより背が低いのが一見かわいいですが、「髪の一筋からまなざしひとつ、溜息に至るまでお前の全ては僕のものなんだぞ。」と独占欲に満ちた台詞で会場をドキドキさせました。
聞き間違えや言い間違えが多かったり、担任教師である真田幸影(宮元英光さん)を何度も「真田!」と呼び捨てにしてはゲンコツされたりと、愛すべき“ツンデレお馬鹿忍者”の咲助。
人気歌舞伎俳優でありながら、歌舞伎を辞め、真田高等修練院に入学した背景には、父親との確執があります。
「メロメロ女!」と呼んでいたかえでのことを相棒と認め、「片桐」と初めて呼ぶシーン、そして後半、かえでのおかげで父親と話ができた咲助が「かえで」と呼ぶシーンは、初々しくて、くすぐったい気持ちに。
咲助役の原野さんのお芝居がとても繊細です。
「俺の名前は猿飛咲助だから!」「仲のいいやつは咲助って呼ぶから……。」と暗にかえでに名前で呼んでほしいとアピールする咲助ですが……。
「うん、そうだね!知ってるよ!」とスルーするあたり、やはり乙女ゲームのヒロインって鈍感で純粋ですね。
かえで役の堀越さんの透明感もヒロインにぴったりハマっていました。
舞台版オリジナルキャラクターとして登場した、徳川最強の刺客・榊原段蔵(佐藤弘樹さん)は、超絶ナルシスト。抜き身の刀身を見ては、そこに映る自分の姿に惚れ惚れしたり、日替わりの決めポーズで毎公演会場を沸かせたりと大暴れしました。
しかし、その強さは本物。咲助とかえで、蔵人、鎌清、大介は1度はその強さに打ちのめされます。
鎖鎌を自在に扱う鎌清、飄々としながらも次々と敵を切っていく大介とともに、特に注目を集めたのは霧隠兄弟。蔵人の無駄のない精練された殺陣動画は本番前から公式Twitterで反響を呼びました。また、弟の霧隠忠人(一ノ瀬竜さん)も体術が得意なキャラクター、劇中で見せる“忍者ジャンプ”の高さには驚きです。
JAE(ジャパンアクションエンタープライズ)の役者たちのアクロバット、そしてそれに負けない演者たちの熱量が魅力的でした。
現在、公演は終了していますが、現在、グッズの事後通販とDVD&Blu-rayの予約は受付中! 見逃してしまった!という方はぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。
■DATA
舞台『忍び、恋うつつ』 | |
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公演日程 | 2019年1月18日(金)〜1月27日(日) |
会場 | 新宿村LIVE |
キャスト | 猿飛咲助: 原野正章 霧隠蔵人: 秋葉友佑 由利鎌清: 武子直輝 我来也: 堀之内仁 穴山大介: 鷲尾修斗 霧隠忠人: 一ノ瀬竜 真田幸影: 宮元英光 間宮ゆうぎり: 天月ミク 片桐かえで: 堀越せな 大野愛 徳川四天王・榊原段蔵: 佐藤弘樹 藤原貴家: 石坂 勇 |
原作 | オトメイト(アイディアファクトリー) |
脚本 | 江戸川崇(カラスカ) |
演出 | 樋口夢祈 |
企画・製作 | 合同会社シザーブリッツ |
公式サイト | http://ninkoi.scissors-blitz.jp/ |
公式Twitter | @nin_koi_stage |
Copyright | ©IDEA FACTORY |
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