鈴木れな
物心ついたときから生粋のオタク人生を歩んでウン十年。最近の沼はアジアBLドラマ。 2次元から3次元までいろんなモノ・コトを推してます!
\皆ーッ、BLドラマ見てるーーッ!?/
というわけで、今日も今日とてBL沼にずぶずぶ浸かっている筆者です。こんにちは。
今回は2023年12月3日(日)に、昭和大学上條記念館上條ホールにて開催された【奇蹟のファンミーティング in TOKYO】の出演者の皆さんにお話を伺いました。その数なんと13名! ご、豪華すぎる……。
台湾BLドラマ『奇蹟』は、2023年夏より日・台同時配信され、注目を集めた人気作。バイ・ゾンイー(白宗易)とアイ・ディー(艾迪)が刑務所から出てくるシーンから始まる、衝撃のオープニングにびっくりさせられました……。その後の甘さがまたたまらないんですよね……。
原作は、「We Best Love」シリーズ、「HIStory」シリーズ等人気BLドラマの脚本家として知られるリン・ペイユー(林珮瑜)さんの同名小説。台湾で「一番ドラマ化して欲しい小説」とも。
さらに制作陣は、大ヒット台湾BLドラマ「Be Loved in House約・定~I Do」「正負之間~Plus & Minus」のアニタ・ソン(宋鎵琳)さんがプロデュース、両作の製作チームが再集結した作品となればその人気の高さもうなずけます。
まずは、台湾BLドラマ『奇蹟』のメインキャラクター、バイ・ゾンイー(白宗易)を演じたタロ・リン(林毓桐)さん、ファン・ジョールイ(范哲睿)を演じたカイ・シュー(徐愷)さん。
そしてチェン・イー(陳毅)を演じたナット・チェン(陳柏文)さん、アイ・ディー(艾迪)を演じたルイス・ジャン(姜典)さん、K4の4人にそれぞれインタビュー!
ドラマの見どころや、イベントに向けての意気込みなど、たっぷり語っていただきました。イベント時のスチルとともにお楽しみください。
INDEX
──まずは、ドラマ『奇蹟』の見どころを教えてください。
カイ・シュー/徐愷(以下、徐愷):
一番の見どころは、「愛」を描いているところですね。「白范CP」と「陳艾CP」、登場する2つのCPはどちらも違う愛の形を描いています。僕たちが演じる「白范CP」は、様々な困難に向き合いながらも前向きに進んでいく愛。「陳艾CP」は、自らの気持ちを正直に認め、お互いを信じて進んでいく愛です。
タロ・リン/林毓桐(以下、林毓桐):
このドラマでは、自分たちの目標に向かっていくなかで様々な障害に出会いますが、その中の一つとして、アクションシーンも多いんです。愛だけでなく、アクションも見どころだと思います。
──撮影時の思い出は?
林毓桐:
ファン・ジョールイ(范哲睿/演:カイ・シュー)が料理を作って、卵焼きを無理に食べさせられるシーン(2話)があるんですけど、実は全然美味しくなくて(笑)。でも、演技としては「美味しい」という表現をしなければいけなかったので、とても印象に残っています。
──メイキングにも少しその様子が入っていましたよね(笑)。カイさんはいかがですか?
徐愷:
バイ・ゾンイー(白宗易/演:タロ・リン)に告白されて吹き出すシーン(6話)ですね。監督に、角度をいろいろ確認したいからまだ吹き出さないでと言われていたんですが、どうしても我慢できずに吹き出しちゃって(笑)。
──なるほど。どちらもドラマの中でも印象的なシーンですよね。では、オーディションの時のお話を伺いたいのですが、お互いの第一印象は?
林毓桐:
彼の手がすごく印象に残りました。オーディションの中で、二人で手をつなぐシーンがあったんです。それでおそらく手が印象に残ったのかなと。
初めて会ったときには、カイ・シューさんはかなり先輩で、自分は新人。すごくカッコよくて、親密なシーンを演じてもやっぱり先輩だから、すこしまだ距離を感じました。
徐愷:
彼(タロ・リンさん)はすごく背が高くて、クールでカッコいい印象を受けました。それだけじゃなくて、何を考えているのかなって神秘的な感じもしたんですよね。オーディションの中で、ワークショップの一つとして目隠しをして相手に案内してもらう、というものがあったんです。
その時、自分が目隠しをして彼が誘導をしてくれたんですが、すごく安心感があったんです。すごく安心できた中で、ワークショップが終わって目を開けた時に、彼のクールな顔の下にはどんな感情が隠されているんだろうって興味が湧きました。
──オーディションの時に「この人が相手役になるだろうな」という予感がしたという話をよく聞くのですがお二人はいかがでしたか?
林毓桐:
確かにそうですね。先ほどのワークショップの時でも、まだ役は決まっていなかったんですが、自分がバイ・ゾンイーだったら、ファン・ジョールイはやっぱりこの人かなって思いました。
徐愷:
実は僕はちょっと違ってて(笑)。最初に原作を読んで、想像していたバイ・ゾンイーってこんなに背の高いガッチリしたイメージじゃなかったんです。
でも、タロさんを知れば知るほど、彼の演じ方などを観ているうちに、バカ正直でひたすらに前向きなところがやっぱりバイ・ゾンイーに似ているんだなと思いました。
僕は彼より10歳上だし、キャリアも長いですが、自分の想像を超えた意外なことってあるんだなと思いましたし、その意外さが一番いい結果をもたらしてくれるのかなと感じました。
──今、カイさんのお話にもあったように、お二人とも、役柄の上でも実年齢としても年齢差がありますが、どうやって距離を縮めていったのでしょうか?
林毓桐:
撮影前に合宿があったのですが、最初はやっぱり30歳と20歳だったので、どうしても年齢差を感じることもありました。でもお互い心を開いて、自分たちの過去を話し合ったり、感情を伝え合ったり、何を考えているかを共有していくうちにすごく仲良くなりました。撮影が終わった今でもすごく仲が良いです。
──カイさんはいかがですか?
徐愷:
「偏見を捨てて、相手を受け入れる」の一言です。
──ありがとうございます。そうして距離を縮めたお二人ですが、撮影を終えてイベントを控えている今、相手役は自分にとってどういう存在になりましたか?
林毓桐:
カイさんは、私を明るい方へ導いてくれる存在ですね。自分がちょっと後ろ向きだったり、良くない方向に考えたりしている時に、カイさんはすごくいい話をしてくれたりして、いい方向に、明るい方向に向いていけるようにしてくれる人です。
徐愷:
面白いんだけど、僕も同じことを考えてた(笑)。タロさんは、自分にとってのサンシャインっていうか、明るい存在なんです。
自分が考えすぎたりしてしまう面を、彼を見ているうちに改善できるようになったし、もっといい方向に向けられるようにできたと思うから。
──お互い似たようなタイプ?
徐愷:
性格は違いますけどね(笑)。だけどいろんなことを学べるし、お互いに自分を明るく照らしてくれるような存在です。
──なるほど。それでは最後に、イベントへ向けての意気込みをお願いします。
林毓桐:
日本に来れたこと、日本でファンミーティングができることをすごく嬉しく思っています。ファンミーティングで、ファンの皆さんの熱意を身体で受けてみたいです!
徐愷:
三年前に日本でスキーをしたことがあって、その時から日本にはいい印象があります。今回、ファンミーティングでファンの皆さんと会って、お互いのエネルギーを感じられたらと思っています。
──お二人とも、ありがとうございました!
──まずはオーディションのときのお話を伺いたいのですが、お互い最初の印象はいかがでしたか?
ナット・チェン/陳柏文(以下、陳柏文):
正直、印象に残っていないんです(笑)。役が決まってから、彼(ルイスさん)の資料を見て「賞取ってる人だ!すごい!」って(笑)。でも本人は、まったく偉ぶったところがなくて……。
※ルイスさんは、台湾のエミー賞とも言われる、2022年度金鐘賞のミニドラマ部門で新人賞を受賞。
(一同・笑)
──ルイスさんはいかがですか?
ルイス・ジャン/姜典(以下、姜典):
最初の出会いが、一緒にペアを組んでトレーニングだったんです。でも、彼はずーっとムスッとしてて目も合わせてくれなかった(笑)。機械的に「手あげて」「足開いて」って命令されてる感じだったんです。
──チェン・イー(陳毅/演:ナット・チェン)そのまま、みたいな?
姜典:
そうなんです。だから第一印象は、「すっごく取っつきにくい人だな」と。
役が決まった時に、陳柏文って名前を見て「そういえばさっきの取っつきにくい人の名前じゃない?」って気づいて。そしたらもう、彼の態度が激変してました!
(一同・笑)
──お互いあまり第一印象はよくなかったと(笑)。ではそこからどうやって距離を縮めていきましたか?
陳柏文:
出会って三回目くらいかな、台本の読み合わせをやった後「家まで送るよ」って誘って一緒にいる時間を作りました。そこでお互い質問したり、話し合ったりして徐々に仲良くなりました。
姜典:
ナットさんが相手役だと分かった時に、もう自分の心を開こうと思いました。これはきっと神様がくれた課題のひとつなんだろうなと。そうして仲良くなっていくうちに、初対面での印象は、自分の主観的なものだったんだと気づいたんです。彼って外見はすごくスポーツ得意そうな体育会系男子な感じですが、実は繊細で優しくて感情豊かなタイプなんです。
──ナットさんは、本編での強面の演技とは打って変わって、メイキングでの満面の笑顔が印象的でしたね。では、ドラマの撮影を経て仲良くなった今、お互いはどういった存在ですか?
姜典:
最初は心配していた部分もあったんです。仕事で出会った関係だし、ドラマが終われば関係も終わるんじゃないかって。でも終わりを考えた時、すごく残念でもったいないなって思ったんです。その自分の気持ちに気づいた時、僕はやっぱりナットさんのことをすごく大事にしていたんだなと思いました。だからこの友情は大事にしています。
陳柏文:
うーん、自分の感情に気づかせてくれる存在かな。僕は割と複雑にいろいろと考えるタイプなのですが、普段はあまり自分の中でそういった感情を整理はしていなくて。煮詰まった時にはルイスさんに全部投げちゃうんです。そうして返ってくる答えが、すごく自分にとって分かりやすくて整理ができるので、やっぱり自分の感情に気づかせてくれる存在ですね。
──お二人の考えるドラマ『奇蹟』の見どころは?
陳柏文:
僕たちが演じるキャラクターはヤクザなので、やっぱりアクションシーンが見どころですね。
姜典:
幼馴染の関係性の変化の部分かな。ドラマが終わって、(陳艾CPについて)ファンの意見や感想もたくさんあって、このドラマでの僕たちの演技がファンの心に届いたのかなと思って嬉しかったです。
──陳艾CPというと、火鍋や麻辣鴨血など辛いものを食べる(食べさせる?)シーンが印象的ですが、撮影時の思い出は?
姜典:
チェン・イーに食べさせるシーンでは、僕がこう口元まで突きつけて攻めるんですが、もう衣装に汁が落ちないかずっと心配してました。
自分の箸の実力が試される場面だったなと(笑)。
陳柏文:
ドラマの中では、アイ・ディー(艾迪/演:ルイス・ジャン)が辛いのが得意で、チェン・イーは得意じゃないという設定ですが、実は実生活では真逆なんです。
一緒に麻辣湯食べに行った時に「中辛でいいよ」って言うんですけど、多分食べられないだろうと思って「小辛にしよう」って。でもやっぱり心配でもっと辛さを控えめにしてもらったんですが、それでも辛くて(笑)。
──ドラマとは逆なんですね! それでは最後に、イベントへ向けて意気込みをお聞かせください。
陳柏文:
あのー……まず、申し訳ないって言う言葉が浮かびました。今朝髭を剃る時に怪我しちゃって……。
(※ナットさんの頬にちょっぴり切り傷ができていました)
それでちょっと落ち込んでたんですけど、もう日本へ来ちゃったので吹っ切れました(笑)。ファンの皆さんが楽しんでくれると嬉しいです。元気でいてほしいと思ってます。
姜典:
ファンはよく分かってると思いますが、僕、すごく寝る時間が遅いんです。でも今回のイベントのために、早く寝るように心がけてますし、最善の状態で皆さんと会えるようにすごく努力しています。
日本のみならず世界からもいらっしゃるので、自分の一番いい状態をお見せしたいですし、皆さんが来てくださることにとても感謝しています。
──お二人とも、ありがとうございました!
『奇蹟』主演・K4の皆さんのインタビュー、いかがでしたか?
numanでは、【奇蹟のファンミーティング in TOKYO】の出演者の皆さんにお話を伺いました。イベントレポートとともにぜひインタビューもお楽しみください!
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出演:
カイ・シュー(徐愷)、タロ・リン(林毓桐)、ナット・チェン(陳柏文)、ルイス・ジャン(姜典)、ウェイン・ソン(宋偉恩)、アンガス・シェ(謝承均)、リアンジァー(亮哲)、ホアン・ジュンジー(黃雋智)、ボボ・ルオ(羅奕傑・ATOM BOYZ(原子少年))
プロデューサー:アニタ・ソン(宋鎵琳)、リン・ペイユー(林珮瑜)
制作統括:ジアン・ビンチェン(姜秉辰)
原作・脚本:リン・ペイユー(林珮瑜) 監督:ウー・モンタン (吳孟糖)
2023年/台湾・日本/25分×13話
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≪ストーリー≫
医学を志す高校生だったバイ・ゾンイー(白宗易/タロ・リン)は、怪我をし路上で倒れていたファン・ジョールイ(范哲睿/カイ・シュー)を助け、やむを得ず自分の家まで連れて行くことになる。成り行きで同じ屋根の下で一緒に過ごすことになった二人。アルバイトをしながら学校に通う孤独だったゾンイーは、ファン・ジョールイとの生活でヤクザ組織のメンバーとは知らずに惹かれていく。
そして、組織のもめごとに巻き込まれ、ゾンイーは自らジョールイの代りに罪をかぶり刑務所に入ることになる。一方、ジョールイが所属する義雲盟のメンバーアイ・ディー(艾迪/ルイス・ジャン)は、幼馴染で同じ義雲盟のチェン・イー(陳毅/ナット・チェン)に密かに思いを寄せているが、チェン・イーは義父でボスのチェン・ドンヤン(陳東揚/リアンジァー)を慕っており、アイ・ディーは報われない思いをずっと抱えていた…。
4年後、運命は再度4人をめぐり合わせる。お互いの幸せを取り戻すために、彼らは過去の過ちや後悔と向き合わなければならない。
BD:16,500円 DVD:13,200円(税込)
【特典映像】メイキング、衣装合わせ、合宿風景など
【封入特典】ブックレット(8P)
<初回限定特典>【封入特典】フォトブックレット(8P)/<奇蹟>オリジナルフィルム風カード
発売元:エスピーオー/Rakuten TV/ビデオマーケット
販売元:エスピーオー
■公式サイト:
https://www.cinemart.co.jp/dc/t/kiseki.html
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