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i☆Ris 芹澤優×山北早紀×若井友希 推し活は三者三様! 共通するのは 「推しが嫌な気持ちになることはしない!」

尊さで涙が出る「White Lyrical Kingdom」&タイトルに深い意味がある?「キセキ-ノ-フィラメント」

――それでは、2024年1月24日発売の新曲『White Lyrical Kingdom / キセキ-ノ-フィラメント』のお話も聞かせてください。まず「White Lyrical Kingdom」。王道アイドルソングという印象を受けたのですが、本楽曲の推しポイントはいかがでしょうか?

山北:
MVがかわいいところ。i☆Risのメンバーとは12年も一緒にいるから、マンネリ夫婦みたいな関係性なんですよね(笑)。だから、メンバーに対してあまり「かわいい」という見方をしなくなってきたのですが、MVを観たら「みんなかわいい! 尊い!」と涙が出てきました。

若井&芹澤:
ふふふ(笑)。

山北:
最近は大人っぽいMVやイラストのMVが続いていて、久しぶりにアイドルのi☆Risを見た気がしたので、「i☆Risってかわいいんだな」と涙しました。MVでアイドル12年目の清楚の尊さを味わってほしいです。

若井:
おもろすぎるやん(笑)。オタクはMVを観て涙するわけだ。

山北:
確実に泣いていると思います。

若井:
私はサウンドオタクなところがあって、曲を分析するのが好きなんですよ。そういう意味での「White Lyrical Kingdom」の推しポイントは楽曲の最後の部分

一般的な曲はラスサビ(ラストのサビ)で転調するのですが、ラスサビの後の<Sha la la la la>でさらに転調するんです。「まだ転調するんだ!?」と最後の最後にちょっとしたサプライズを持ってきてくれているところは注目して聴いてほしいです。

i☆Ris 若井友希

芹澤:
私が歌っている<でもいいかな 大好き>というパートがかわいくて大好きなので推しポイントです(笑)。

私は照れている女の子が好きなので、レコーディングでは思い切り「大好き」と歌うのではなく、いじらしく精一杯「大好き」を伝える感じで歌いました。それが伝わっていたらいいなと思っています。

――一方、「キセキ-ノ-フィラメント」はかなりカッコいい楽曲に仕上がっていますよね。こちらの推しポイントもぜひお願いします。

山北:
少しマニアックかもしれないのですが、今回はペアで歌っている部分が多くて。それが推しポイントですね。

オタクってイチ推しのメンバーがグループにいると思うけど、結局は箱推しみたいなところもあるじゃないですか。そういうグループほど長寿だと思うのですが、i☆Risちゃんの好きなメンバー同士の組み合わせで盛り上がっているファンの人がここ2年くらいで増えていると思っています。

推しペアのうちわをつくってきているファンも増えているんですよ。

若井&芹澤:
うんうん。

山北:
そんな中、「キセキ-ノ-フィラメント」では、サビ部分で1人がメインで歌いつつ1人がハモるので、2人でセッションしているような歌い分けになっています。

いつも歌詞を振り分けてくれるスタッフさんが「i☆Risで人気のカップリングを少し意識してみました」と仰っていたので、オタク心が分かっているなと(笑)。「ライブではこの2人が目を合わせて歌うかも!?」と想像しながら聴いてほしいと思います。

i☆Ris 山北早紀

若井:
私はタイトルが推しポイントです。「キセキ-ノ-フィラメント」の“フィラメント”を調べてみたら、電球の中でパチパチ光っている部分、光が灯っていることを指すんですね。つまり、“オタクのサイリウム説”と私は勝手に考察しているのですが(笑)。

山北&芹澤:
なるほど!

若井:
私自身、その説がすごくしっくりきているんですよ。

「私たちをこれまで応援してきたファンの存在が奇跡だな」という意味を感じられるタイトルなので、この曲を通じて「ここまで応援してくれたみんなありがとう」と伝えたいなと思っています。

芹澤:
まだライブでパフォーマンスしたわけではないですけど、ライブパフォーマンスが推しポイントになるだろうと思っています!

きっとめっちゃカッコいいライブパフォーマンスになると思っています。i☆Risちゃんは生歌にこだわっているので、ライブでは熱い想いを込めて歌っている姿が見どころになるのではないかなと。

また、ファンの皆さんがコーラスすることで完成する楽曲でもあるから、ぜひライブで見て聞いて一緒に歌ってもらえたら嬉しいです!

i☆Ris 芹澤優

明石家さんまの名言が重なる!?活動12年目を迎えるi☆Ris、推される側の意識

――最後に、2024年で活動12年目を迎えるi☆Risの皆さんが、今だからこそ芽生えている推される側としての意識をお聞かせください。

若井:
「推されていることが当たり前じゃない」という意識ですかね。12年間ちゃんと推してくれる人たちがいるのは、普通に生活していたらあり得ないことじゃないですか。

しかも、「明日トークイベントやります」と告知をすれば次の日にちゃんと来てくれるとか、ツアーを全通するために大量のCDを買うとか。私は現場に行くようなタイプのオタクではないから、「本当にすごいな!」と思っているんですよ。それは当たり前じゃないし、ありがたいことだと忘れてはいけないなと思います。

i☆Ris 若井友希

明石家さんまさんの名言、知っています?

山北:
今まさに調べていた(笑)。

若井:
それ! 「『会いたい!』って東京から大阪まで飛んでくるような男、いないで。『会いたい!』言うて飛んでくるなんてよっぽどやからね」は名言すぎる!

アイドルにとってのファンと恋人の違いについて言っているのですが、それくらいファンってすごい存在なんだよなと。そんなファンを悲しませないようにすることは忘れちゃいけないなと思っています。

芹澤:
私自身いろんな推しがいるけど、「最推しは自分自身でありたい」という意識がありますね。なので、「私はこういう人を推したい」という“推したい人物像"を自分にもかせているんですよ。

だからこそ、「今日の自分は全然かわいくない!」と厳しくなることもある。自分に対して厄介オタクだなと思うのですが(笑)。私が1番好きなアイドル、声優は芹澤優でありたいから、そういう意識を大切にしています。

ファンのみんなにも私を好きになってほしいし、「私の推し、いつもかわいい!」「俺の推し、めっちゃ素敵なんだ!」と人に言いたくなるような私でありたい。そういう意識を持っていますね。

i☆Ris 芹澤優

山北:
私は「正直でいること」だと思っています。アイドルって偶像の産物と言われることもあるじゃないですか。例えば“ショートケーキが好きでお酒なんて飲まない"というイメージを持たれがち。それは悪いことではないし、キラキラしている姿を見せることは大事だと思う。

だけど、活動12年目を迎えて今年33歳になるアイドルは違うところで勝負したいなって。自分の生き様、素直な気持ち……そういうリアルな部分を出していく

その結果、万人に受けなくてもいいと思っています。取り繕わない私を見て、好きになってくれる人は絶対にいるし、そういう人ほど推し変しない濃いオタクになってくれると思うから(笑)。オタクやファンと呼ぶよりも、もはやソウルメイトみたいな関係になるんですよね。

i☆Ris 山北早紀

私はその関係性を気持ちよく感じるから、推されている側だけど自分を包み隠さずに正直でいたいと思っています。

――12年活動して培ってきた、ファンの皆さんとの信頼関係があってこそですよね。

山北:
ですね。まさに、「キセキ‐ノ‐フィラメント」ですね(笑)。

i☆Ris

(執筆:阿部裕華、撮影:小川遼)

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『White Lyrical Kingdom/キセキ-ノ-フィラメント』リリース概要

2024年1月24日発売
i☆Ris 24rd両A面シングル
『White Lyrical Kingdom/キセキ-ノ-フィラメント』

【CD+Blu-ray】
品番:EYCA-14264/B
価格:¥2,970(税込)

【CD+DVD】
品番:EYCA-14163/B
価格:¥2,750(税込)

【CDのみ】
品番:EYCA-14265
価格:¥1,870(税込)

全力コラボ 第三弾『White Lyrical Kingdom』(読み:ホワイトリリカルキングダム)
作編曲:佐藤純一(fhána)
作詞:畑亜貴

全力コラボ 第四弾:キセキ-ノ-フィラメント
作詞:織田あすか(Elements Garden) 作編曲:菊田大介(Elements Garden)

<CD>
M-01.White Lyrical Kingdom
M-02.キセキ-ノ-フィラメント
M-03.White Lyrical Kingdom Instrumental
M-04.キセキ-ノ-フィラメント Instrumental
M-05.White Lyrical Kingdom Off Main Vocal
M-06.キセキ-ノ-フィラメント Off Main Vocal

<Blu-ray&DVD>
・White Lyrical Kingdom Music Video
・White Lyrical Kingdom Off Shot Movie

i☆Ris PROFILE

i☆Ris(アイリス)。エイベックス・グループと81プロデュースのダブルマネジメントによる、声優とアイドルの活動を両立するハイブリッドユニット"i☆Ris"。メンバーは山北早紀、芹澤 優、茜屋日海夏、若井友希、久保田未夢の5人。

山北早紀(やまきた・さき) 1991年2月28日生まれ、北海道出身。A型
芹澤 優(せりざわ・ゆう) 1994年12月3日生まれ、東京都出身。B型
若井友希(わかい・ゆうき) 1995年10月30日生まれ、岐阜県出身。A型。

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阿部裕華

編集者/インタビューライター。映像・漫画・商業BL・犯罪心理学の沼に浸かる者。推しは2次元の黒髪メガネキャラ・英国俳優・BUMP OF CHICKEN・愛猫2匹。共著「BL塾 ボーイズラブのこと、もっと知ってみませんか?」発売中。

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