zash
子供の頃から培ってきた映画、海外ドラマ、特撮、アニメの知識を活かして活動中。各媒体でコラム、取材レポート、インタビュー記事を執筆する他、雑誌やマスコミ用リリースへの寄稿も行っている。
終盤でシンの窮地を坂本が救い、バトルシーンに発展すると、さらに驚きの戦闘スタイルが! なんと、今度はお箸で弾丸を掴むシーンが登場し、アンジェロさんは思わず身を乗り出し「なんてこった! お箸で!? ウソだろ!?お箸で弾丸を掴んだぞ!」と終始笑顔。
素晴らしいアクション描写の虜になってしまったことが伺え、「素晴らしい!気に入ったよ」と、本作に大きな魅力を感じているようでした。そんなアンジェロさんの熱狂ぶりは第3話「シュガーパークへようこそ」になっても留まるところを知りません。
シュガーパーク内で毒を用いる殺し屋とシンの激闘が繰り広げられる場面では、シンの戦いを分析しながら視聴。毒の影響で目が見えなくなってしまったシンがなぜ戦えているのか疑問に思ったアンジェロさん。
その後、坂本が敵の動きをシンに伝えていることが明らかになると「坂本が手助けしているのか!? なるほど!」と驚きます。これは盲点だったとでも言いたげな表情を魅せてくれました。
アンジェロさんは続けて「SNSで作画のクオリティに文句をつけてる人がいたけど、そんなことない。アツすぎるぐらいだ! 冗談にもほどがあるよ」と、べた褒め。最後は「殺し屋がいろいろな能力を持ってて面白い。このアニメすごいよ!」と称賛の一言を残してくれました。
リアクターたちの評価はこれ以上ないほどのものでしたが、レビュワーの意見はどのようになっているのでしょうか。英語版IGNにはアニメ版『SAKAMOTO DAYS』のレビューが掲載されており、意外にもリアクターたちとは正反対の意見が印象的なものとなっています。
レビューの中では本作を『呪術廻戦』などのようなシリアス系のジャンプ作品とは異なるものとし、「1980年代のジャッキー・チェン映画のようなフィジカル・コメディと犯罪ドラマのような雰囲気の間で視覚的なバランスを保っている」と表現。
本作はアクションとコメディの指針を自在に操っていると評しており、終盤で倉庫内の敵を一掃する坂本と、シンとの戦闘時にアメ玉で銃弾を弾く坂本…この二面性を巧く活かした作風になりながらも「行き当たりばったりの性質も持っている」と若干厳しめの文言が踊っています。
坂本太郎のキャラクター性も含めて、どこまでが真剣なのか、どこまでが冗談なのかがハッキリしない部分が納得できないようなのです。
全体的な評価としては「引退した殺し屋が平凡な生活をしようとする物語、独創的なアクションとコメディのコンビネーションで、傑出したアニメになる可能性を秘めているが、やや盛り上がりに欠ける第1話は混乱を招くトーンで、原作の持つ華やかさと芸術性を活かしきれず精彩を欠いた」と、レビュワーの意見は日本国内の原作ファンと似通ったものになっているようでした。
日本国内と同様に、賛否両論の意見が浮き彫りになった、テレビアニメ『SAKAMOTO DAYS』。近年の日本のアニメ作品は進化の一途を辿っており、作品が世に出るたびに、クオリティがかなり上がっている印象を大いに受けます。
そんな中で登場した『SAKAMOTO DAYS』は、凄まじい作画で印象づける他のジャンプ作品と比べると、若干見劣りするのは否めないかもしれません。
しかしながら、筆者個人はリアクターの反応とほぼ同意見で、アクション描写には目を見張るものがあり、コメディ要素に関しても一昔前のジャンプ作品を見ているようで、どこかノスタルジックな良さすら感じさせます。
原作漫画もややスロースターターな印象だったので、まだまだこれからのアニメと捉えています。レビュワーも語っているように、ポテンシャルは非常に高い作品なので、今後、賛否の“否”の意見をどれだけ覆すことができるのかに注目ですね。
(執筆:zash)
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