zash
子供の頃から培ってきた映画、海外ドラマ、特撮、アニメの知識を活かして活動中。各媒体でコラム、取材レポート、インタビュー記事を執筆する他、雑誌やマスコミ用リリースへの寄稿も行っている。
吉沢さんは、そんな難役であるにもかかわらず、見事に嬴政役を演じて魅せ、まるで漫画やアニメの世界から飛び出してきたかのような説得力ある好演を披露しました。
そんな『キングダム』と『東京リベンジャーズ』の共通点と言えば、やはりどちらも軍勢を率いて世界を変えようとしている点でしょう。人々の上に立つ人間は、人々を魅了するカリスマ性に優れた存在でなくてはなりません。
『キングダム』と『東京リベンジャーズ』では「規模」という点でかなりの大差はあるものの、それでもキャラクターが圧倒的な存在感を放っていることに変わりはありません。
もちろん生まれ持った天賦の才もあるとは思いますが、マイキー役を演じる前に、それよりも大きな存在である嬴政役を演じたことが少なからずヒントとなり、スクリーンからも伝わるほどのカリスマ性を放つことに成功したと言えるのではないでしょうか。
ここまで吉沢亮さんのシリアスな演技に注目してきましたが、実は吉沢さんはコメディも大の得意としています。
2013年のテレビドラマ『ぶっせん』で魅せた演技がその最たる例で、実に個性豊かな面々が顔をそろえる作品の中でも、決して印象薄になることはなく、むしろ表情豊かな演技と可愛らしい仕草所作で、三枚目としての魅力をも開花させたように思います。
思えば『仮面ライダーフォーゼ』時代からコミカルな演技が印象に残っている部分も多く、大河ドラマ『晴天を衝け』などでも、イケメン俳優でありながら三枚目的な魅力も同時に発揮。稀有な俳優として、唯一無二の存在感を放っているのもまた事実です。
単なるイケメン俳優では終わらず、イメージにとらわれない体当たりな芝居ができる点も「吉沢亮」という俳優の魅力と言えるのかもしれませんね。
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