numan編集部
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高校時代の初恋の彼に15年ぶりに再会し、“黒歴史の初恋”が再燃したアラサー男子ふたり。
30代の大人の恋を描いたドラマ『恋をするなら二度目が上等』に主演する長谷川慎さんと古屋呂敏さんに見どころや撮影エピソードを聞きました!
キスシーンの思わぬハプニングやお二人の「小さな黒歴史」話もお届けします!
INDEX
――おふたりが演じられた宮田晃啓、岩永崇、それぞれの役を演じるうえで意識されたことは?
長谷川慎(以下・長谷川):
宮田は30歳の雑誌編集者で、仕事熱心。
すごく真面目なんですけど、高校時代に思いを寄せていた崇に15年ぶりに会ってしまったことで、心が揺れていくんです。宮田を演じるうえでは、ただかわいいということじゃなくて、過去の恋愛でこういうことがあったから、それを基にした上でにじみ出るかわいさみたいなものを表現したいなと思いました。
照れるのも、ただ照れてるんじゃなくて、好きだけどその「好き」を隠しながら照れてるとか、そういうひとつの感情だけでは表せない感情、心が揺れる感じを出せるようにというのはとても意識しました。
古屋呂敏(以下・古屋):
僕が演じた岩永崇は32歳の大学の准教授で、普段から飄々とした態度なんですけど、そこは演じるうえで難しかったです。
僕自身は父親がハワイ出身でアメリカ人なのもあり、愛情表現が結構大きいタイプで。僕もそれを受け継いじゃっている部分があるので、強くいっちゃう瞬間があるんですけど、なるべく抑えて飄々とした雰囲気で自分の感情を伝えるようにしました。
――これまでの撮影で印象に残っているシーン、注目してほしいシーンはありますか?
長谷川:
キスシーンだったりとか、そういう絡みのシーンはかなりキュンポイントだと思います。自分でも萌えるというか、本当に美しいシーンになってるので、期待してほしいです。
古屋:
あれは印象的なシーンだよね。そのシーンはもちろんなんですけど、僕は崇と宮田の何気ない会話。日常の会話の中にすごく愛おしさが詰まってるので、そこを注目してほしいと思います。ふたりの距離感とか、歯がゆさとか、そういう瞬間が僕自身すごく心に残っています。
――撮影を重ねる中でお互いの印象、関係性はいかがですか?
古屋:
最初お会いした時から信頼できるというか、一緒にいいものを作っていけると思ったんですけど、とくに「まこっちゃんでよかった」と思ったのが、顔合わせのとき。本読みなどがあって全部が終わって、帰りますとなったときに「呂敏さんいいですか? ちょっとハグしませんか?」って言ってくれて。「俺、しておきたかったんですハグ」って。
それでハグをしたんですけど「これは一緒に走りたい」って思わされちゃったんですよね。ちょっと古屋呂敏が長谷川慎にキュンとしてしまった瞬間ではあって(笑)、そこからは毎日、最初に会ったときと入るときは必ずハグして、撮影に挑んでます。
長谷川:
ふたりがメインで作っていく作品だったので、言葉だけじゃなくて実際にハグをして、ふたりの仲を体で1回確かめて、このぬくもりと、この力強さを感じて、明日頑張ろうぜみたいな。
そういう感じでやったんですけど、クランクインしてからも日課になりましたね。
古屋:
いいスイッチになるんですよね。相手を思うというのは大事なんだけど、どうしても撮影が終わって家に帰っちゃうと、それが途切れちゃう瞬間もあると思うんです。でもそれを毎回現場でハグすることによってもう1回心と心を繋ぎ合わせるスイッチになるというか。すごく大事な時間になってます。
――そんなおふたりが思うお互いの魅力や、ここがおすすめという部分を教えてください。
長谷川:
本当に呂敏さんは、めちゃくちゃ優しいんですよね。
撮影はスケジュールも大変なんですけど、そういうときもすごく周りに思いやりを持って接してらっしゃるところを見て、本当にいい方だなって思います。役を演じながらもそこに呂敏さんの良さがリンクしていて、そういうところも素敵だなと思います。
古屋:
あとでアメちゃん渡します(笑)。
長谷川:
こういうとこですね(笑)。
古屋:
とあるシーンで、そこは僕たちも嘘なく真摯に作りたいという思いで、集中力を高めてのめり込んでたんですよね。こういうふうに動いてこうキスをしていきますっていうのを確認するカメラテストのときに、本来そういうときは実際に唇を触れないものなんですけど、お互いが集中しすぎて、思わずちょっと唇が触れ合っちゃったんです。
そしたらまこっちゃんが「あ……チューしちゃった」って。
それがもう、長谷川慎に落とされにかかってんのかなって思うぐらい(笑)。その瞬間「この子かわいいなー」って思わされちゃって。まこっちゃんのかわいらしさと、真面目なんだけど、ちょっとふわっとしてる瞬間もあって。そこが魅力だなと思います。
長谷川:
恥ずかしい(笑)。
――では『恋をするなら二度目が上等』を楽しみにされている方にメッセージをお願いします。
長谷川:
僕ら、宮田と崇の日常的な会話から魅力が詰まっていますし、ふたりの距離感がどんどん縮まってったり、ときに離れてたりするそのハラハラ感を楽しんでほしいと思います。この恋がどう決着がつくのか、楽しみに毎週見ていただけたらと思います。
古屋:
人が人を思う気持ちって、それは男女も男と男も女と女も関係ないと思うんです。
その温かさ、繋がり、それに加えて自分の過去の経験から生まれる“こじれ”みたいなものも含めて、見てる方は必ずどこかで自分に投影できると思うんです。そういう部分を楽しみながら、このふたりの恋の物語を楽しんでいけたらなと思います。
――では、後半はキーワードトークです。高校時代の“黒歴史の初恋”が発端となるこの物語ということで、「黒歴史」をテーマにうかがえればと思います。今思い出すと恥ずかしい子どもの頃のやっちゃった話、学生の頃の言いづらい話など。小さな「黒歴史」をお聞かせください。
古屋:
僕はハワイの大学に行ってるときに、何を思ったかここ(もみあげ)だけ染めるっていうことをしたんです。なぜかここだけ。それも右サイドだけ(笑)。友達と悪ノリでやっちゃったと思うんですけど、何を思ってたんだろうかと(笑)。
――それは写真とか残ってるんですか?
古屋:
残ってるかな? 残ってなくていいんですけど(笑)。でも、大学に行ってるときだったので、みんな結構ふざけて染めたりする子は多かったので、そのときは別に何とも思ってなかったんですよね。今思い返せば、何をやってんだという感じです。
長谷川:
何色?
古屋:
金(笑)。もうなんでなのかわからない(笑)。
――では、長谷川さんの小さな「黒歴史」は?
長谷川:
僕、小学4年生ぐらいからダンスを始めてて。いわゆるキッズダンサーみたいなことをしていたんですけど「キッズダンサー=派手」みたいなそういう時代の流れがあったし、僕もファッションはわからないし、母親が周りのダンサーの子たちを見て、とりあえず派手な格好を僕にさせようと思ったのか、ピンクのパーカーとピンクの靴とか星柄と水色のニューエラと……。
古屋:
わかる! 俺も昔蛍光のシューズ履いてた(笑)。
長谷川:
あと、紫のリュックみたいな(笑)。そういう格好をしてたんですけど、今思えば周りに飲まれてたかなって(笑)。あの当時の格好を見ると、恥ずかしいなと思っちゃいますね。
――でも、そこから気づきの時期が来るわけですよね。俺こっちじゃないな、みたいな。
長谷川:
そうですね。中学生くらいで。
――ただ「黒歴史」と思ってたけど、結構大事な経験だったということもあるような気はしますが。
長谷川:
ファッションとかはそうですよね。いろいろやってみないとわからない。
――過去の自分が今の自分につながってるな、と思うところはありますか?
古屋:
これは母から聞いたことで、僕自身はあまり記憶にないんですけど、小さい頃はずっと公園に行くと蟻の巣を2時間でも3時間でも見てる子だったらしいんです。ブランコとか滑り台とかで遊ばずにずっと座って地面を見続けていたらしいんですよね。
そういう感じが小っちゃい頃から続いてて、子どものときのそういう集中力が僕のカメラが好きとか、何かにすごくのめり込んじゃう自分を生んでたのかなって思います。
――気になると思ったら、長時間それに集中する。
古屋:
そこで飽きずにずっと居られるというのは、今でも生きてる気がします。生きててほしいです。
長谷川:
洗濯機が回ってるのとかずっと見れるタイプですか?
古屋:
全然見れる(笑)。なんかね無になれるんだよね。ずっと見ちゃう。
長谷川:
それはちょっとわかる気します。僕は小さい頃、レゴブロックとか渡されたらずっと何時間もやっちゃう子だったので。
古屋:
凝り性なのかな。
長谷川:
一回集中しちゃうとずっとやるっていうのはありますね。
――子どもの頃の感覚は今も変わらず。
長谷川:
そうですね。基本は変わらないですね。さっきもメイクルームで「本当少年みたいだね」って言われたばっかりなんですけど(笑)、あんまり感覚が変わってなくて、だから呂敏さんがおっしゃった「蟻の巣をずっと見ちゃう」とかっていう感覚わかるんですよね。今もずっと生きてますね。
――先ほども古屋さんがおっしゃっていましたが、そういった「少年っぽさ」みたいなところがちょっとかわいいと思ってしまう部分だったり。
古屋:
まこっちゃんはホントかわいらしい人物なんですよ。毎現場どこかかわいらしいなとキュンとするポイントはあって、崇としても思いますし、古屋呂敏としても思います(笑)。
長谷川:
でもそれは僕も同じことを思ってます。呂敏さんは先輩ですけど、年が離れてるとかは別に感じさせずにフラットな同じ目線で話してくれるというか。同じようにふざけてくれて、やっぱり現場の雰囲気を良くしてくださってるんだな、といつも思ってます。
――間違いなくそういう感覚、雰囲気は映像を通しても伝わってくるでしょうね。
長谷川:
そうなると思います。楽しみですね、そこが。
古屋:
セリフがないところのふたりの表情だったり、その関係値っていうのがどう画面上に表れるんだろうっていうのは僕もまだ見てないのでとても楽しみです。少しでもそれが皆さんに伝わったら嬉しいなと思いますし、そしてそれが崇と宮田の愛おしさとして感じてもらえたらいいなと思います。
PROFILE
長谷川慎(はせがわ・まこと)
1998年7月29日生まれ、神奈川県出身。
https://www.ldh.co.jp/management/hasegawa/
古屋呂敏(ふるや・ろびん)
1990年6月2日生まれ、京都府出身。
https://www.amuse.co.jp/artist/A8922/index.html
撮影:笹井タカマサ
執筆:田部井徹(トリーヌ)
★長谷川慎さん
ヘアメイク:Aki(KIND)
スタイリスト:吉田ケイスケ
★古屋呂敏さん
ヘアメイク:mayumi shiraishi
スタイリスト:勝見宜人 (Koa Hole inc.)
・ジャケット ¥11,880-
・シャツ ¥6,600-
・パンツ ¥6,930- /すべて CASPER JOHN (キャスパージョン)
・ネックレス ¥3,630- / LHME (エルエイチエムイー)
その他、スタイリスト私物
《お問い合わせ先》
・Sian PR (シアン PR)
TEL 03-6662-5525
ドラマイズム『恋をするなら二度目が上等』
■3月5日(火)スタート
MBS:毎週火曜24:59~/TBS:毎週火曜25:28~
★TBS放送後、TVer、MBS動画イズムでの1週間見逃し配信あり。FODで見放題独占配信
製作:「恋をするなら二度目が上等」製作委員会・MBS
■公式サイト
https://www.mbs.jp/koi_nido/
■公式X
https://twitter.com/koi_nido/
■公式Instagram
https://www.instagram.com/koi_nido/
■公式TikTok
https://www.tiktok.com/@drama_mbs
©「恋をするなら二度目が上等」製作委員会・MBS
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