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『宇宙戦艦ヤマト』リメイクシリーズで12年にわたり古代進を演じる小野大輔さん。今回の『ヤマトよ永遠に REBEL3199』でシリーズ初参戦となる古川慎さんについて「熱量の部分で似てると感じる」と語ります。一方の古川さんは「実は……」と本音トーク。
お二人の率直な心情から本作への熱い思いもたっぷりとお話いただきました。また、最近ハマっている「沼」の話ではお二人の意外な一面が見えてきました。
INDEX
――今作『ヤマトよ永遠にREBEL3199』が決まった時のご感想から聞かせてください。
小野:
まず何より、再び“希望の艦”に乗れることを誇りに思います。旅に出るたびになぜ旅に出るのか、ということを考えるんですけど、今回は、これまでのシリーズ以上に未来の希望に向けて飛び立っていくイメージがあります。
そこには困難や苦難があると思うんですけれどもそこへの不安よりも、またヤマトに乗れることの喜びのほうが遥かに大きいですね。古代進として、希望に満ち溢れている感覚です。
古川:
「宇宙戦艦ヤマト」という長く続く名作に参加させていただき、大きなプレッシャーも感じますが、大変光栄なことだと思っています。
僕が演じさせていただくアルフォンがどういった人なのかは、リメイクシリーズならではのいろいろな見方があると思うのですがひとまずは「楽しみにしていてください」としか言えず……非常に歯がゆさもありますが、今作のアルフォンも受け入れていただけたら嬉しいです。
――語れないことが多い中、ありがとうございます。ちなみに、小野さんは古川さんが今回アルフォン役でご出演されると聞いて、どう思われましたか?
小野:
自分は原作のストーリーというものは、アフレコに挑む段階では知らないままで収録に臨むようにしてます。放送ないし、劇場上映が終わった後にご褒美として観る、というのが、この12年間の常でした。だから、アルフォンが何者なのか、『ヤマトよ永遠に』がどこに到達するのか、どんな物語を描くのか、知らないんです。ということで、アルフォンは未知の存在ですね。
でも、その未知の存在を今までだったらベテランの方が演じてらっしゃったんですよね。ガミラス帝国だったら、デスラーが山寺(宏一)さんだったり、ガトランティスだったらズォーダーを手塚(秀彰)さんだったり。あまりに強大な敵なんですよ、役者としても。それで自分を奮い立たせて、仲間と一緒に戦ってきたというのがあったんですけど、今回は自分よりも若いんですよね。
それは意外でもあったし、でも絶対にここにメッセージが隠されていると思っています。そして、古川くんのお芝居って、これは僕が勝手に思ってることなんですけど、ちょっと自分と似た部分もあって。それは他の作品でも、例えば役柄が兄弟であったりするとき、そのたびに似てる…熱量の部分で似てると感じることがあったので、ここに来てライバルに古川くんか。これは面白い、と。これまでとは違った意味で燃えましたね。絶対に負けないぞって。
古川:
恐縮です。
――古川さんはライバル役が小野さんというのは…。
古川:
ライバルが小野さんって、そんなの勝てるわけないじゃん!と思いました(笑)。
小野:
そんなことないでしょう(笑)。
古川:
でも僕自身、この立ち位置を演じるのはもっと先輩なんじゃないかなと思っていたんです。僕がアルフォンというキャラクターを任せていただいた理由は、アフレコが始まるまでわからなかったのですが、彼がどういった人物なのかをより深く知って、実際に演じさせていただいたときに「なるほど。僕くらいの世代だからなのかな」と自分の中で腑に落ちた瞬間があったんです。
ライバルという言い方をすると、「ヤマト」をご覧になっていない方は戦ったりするのかな?と思うかもしれませんが、言ってみれば“ロマンスなライバル”なんですよね。
今作のロマンスがどういったものになるのかはまだ靄に包まれた状態ではありますが、この二人を対比させることによって、何かしら見えてくるものがあると思いますし、小野さんが「似てる」と言ってくださったような部分も、もしかしたら加味してキャスティングしてくださったのかなと。
ただ、これは僕が感じていることであって、福井(晴敏)総監督がそのような意図をもって、キャスティングをしたのかはわからないですけどね。
小野:
(ストーリーを)早く知りたいねー。全くわからないからね。でも僕は、この立ち位置でよかった、って思うよ。
古川:
ほんとですか?
小野:
知った上でやるのもいいんだけど、逆に古川くんがちゃんと調べた上で、バックボーンを自分で構築してるじゃない。それに対して僕は知らないほうが楽しめるんだと。心が動くんだと思うんだよね。
古川:
多分いろいろ明らかになるので、そのときにどうなるか…ですよね。
小野:
その結果、君をぶん殴るかも知れない(笑)。
古川:
そのとき僕はどんな表情をするんだろう(笑)。
小野:
あはは(笑)。一緒に録りたいね。
古川:
そうですね。まだほとんど一緒に録ってないので、これからが楽しみですね。
――先ほど、小野さんのほうから古川さんに「似てる」ものを感じるというお話がありましたけど、古川さんはそれを受けてどう思われました?
古川:率直に嬉しいです。学生時代、いちアニメ視聴者として小野さんの出演作品を見ていた僕からすると、今こうして一緒にお芝居をさせていただけていることが嬉しいですし、そんな方から「似てる」と言っていただけるなんて、とても光栄です。
小野:
こちらこそ光栄です。
古川:
「素敵なお芝居だな」「カッコいいな」「こういうふうな表現がしたいな」というところが根本にあるから、僕はそれを吸収してきたんだと思うんです。自然と学ばせていただいている部分があるんだろうな、と。好きだから似るに決まってるじゃん、みたいな(笑)。
――ずっと見ていたからこそ、自然に吸収していた。
――小野さんも「熱量が似てる」という表現をされていたので、やはり表現の感覚的な部分に感じるものがあったんでしょうね。
小野:
そうですね。この作品ではまだ一緒には1回しかやってないんですけど、別作品などで一緒になったときに休憩時間で喋って感じるのは、すごく人の話を聞いてるんですよね、古川くん。
古川:
そうですか?
小野:
聞いてるというか、すごくちゃんと受けるんですよ。受け取って、ちゃんと返すんです。何かを返さなきゃいけない、ということは、心を動かしてる感じがするんです。誰かに何かを言われたときに返せる力。それって言い方変えると耳がいいなと思う。よく聞いてるな、と(笑)。
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