双海 しお
エンタメジャンルで執筆するフリーライター。2.5次元舞台が趣味かつライフワークで、よく劇場に出没しています。舞台とアニメとBLが好き。役者や作品が表現した世界を、文字で伝えていきたいと試行錯誤の日々。
――ここからはおふたりが推しているものを深堀りさせてください。おふたりが今、個人的に推しているものはありますか?
井澤:
僕はキックボクシングかな。もう5年くらいやっていますね。
――キックボクシングの魅力とは?
井澤:
とにかく疲れるんですけど、辛いときに最後までやり遂げる根性を鍛えられる。あとはシンプルに強くなりたくて(笑)。それが推しかな。
――もともと始めたきっかけはなんだったのでしょう。
井澤:
父親が空手の師範代だったので、幼稚園の頃から父親とのコミュニケーションがキャッチボールとかじゃなくて、スパーリングだったんですよ(笑)。
草地:
男やなぁ(笑)。
井澤:
でしょ(笑)。だから、ずっと格闘技が好きで。キックボクシングのジムを紹介してもらってからは、週3・4回のペースで行っていますね。
草地:
僕はリアル脱出ゲームかな。
――とくにおすすめのリアル脱出ゲームはありますか。
草地:
秋葉原にある脱獄の脱出ゲーム。あれはめちゃくちゃ面白かったですね。実際にダクトを匍匐前進で進んだり、警察の服の中からパスを盗んで顔認証でロックを解除したり。途中にいろんなヒントが散りばめられていて、最後の謎がきれいに解けたときはめっちゃ気持ちよかったです! 今、一番やり込みたいのは、富士急ハイランドにある「絶望要塞」。脱出率0.00000001%くらいのガチで難しいやつです。
井澤:
クリアした人っているの?
草地:
「絶望要塞」は今が4シーズン目なんですが、完全攻略者が出るとリニューアルされて内容が変わるんですよ。本当に難攻不落で、僕も丸一日、乗り物にも乗らずに挑戦し続けたことがあります。複数のステージがあるんですが、2ndステージまではけっこう人が残るんですよ。でも、その日は3rdステージまで行けて。そうしたらさっきまでいた人たちがほとんどいなくなっていて。あれはめちゃくちゃ気持ちよかったです!
井澤:
へぇ、おもしろそう。じゃあ「畏怖 咽び家」って知ってる?
草地:
知らないです。
井澤:
殺人鬼のいる古民家から脱出するホラーアトラクションなんだけど、HPとかCMがかなり凝っていて。最初のストーリーは不動産屋風のHPから予約して、実際に不動産スタッフ風の人が物件まで案内してくれるの。で、案内された物件の中に、殺人鬼が住んでいて、遭遇すると捕らえられちゃう。
草地:
(CM動画をチェックしながら)え、これ超面白そう。行きたい! いいの教えてくれてありがとうございます。
井澤:
僕は行ってないんだけど、ちょっとこれ行ってみてよ。それで、感想教えてね(笑)。
――「推し」という表現がされるようになって約10年。おふたりが子どものころに好きだったものや、ハマっていたことなど、これまでの推し変歴を教えてください。
草地:
僕はお父さんの影響で『キン肉マン』が大好きでしたね。最初は父親とゲームをしたのかな。そこから「このマッチョかっこいい~」と思って、フィギュアも集めるくらいハマりました。『キン肉マン』のキャラクターを描けるのが特技で、小学生の頃はクラスの子に描いてあげていましたね。
――それ以降に推したものはありますか?
草地:
あんまり人に興味がなくて(苦笑)。推しといえる存在は、唯一『キン肉マン』だけですね。
――井澤さんはいかがでしょう。
井澤:
小学生の頃は『ドラゴンボール』。あと格闘ゲームにハマっていました。『鉄拳』シリーズとか、『キングダムハーツ』シリーズとか、スマブラとかね。
草地:
お、スマブラ! キャラクターは何を使うんですか。
井澤:
基本的になんでも使える。
草地:
これは相当うまい人ですね。
井澤:
高橋怜也(※ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン・ミュージカル『新テニスの王子様』の跡部景吾役でおふたりと共演)と戦ったことある?
草地:
あります。勝敗は半々ですね。
井澤:
それじゃあ草地くんもけっこう強いね。僕の中で、怜也より強いかどうかが基準なんですよ。怜也はかなり強いから、そこに勝てるなら強いよ。
草地:
井澤さんは怜也には……?
井澤:
余裕で勝てる。
草地:
あ、なるほど。それはエグいほど強いですね(笑)。
井澤:
でも、僕はゲーム機を持っていないんですよ。
草地:
ええ!?
井澤:
持ってないんだけど、スマブラの配信をしているしんじろー吉田っていう配信者が好きで、よく動画を観てる。ちょっと口は悪いんだけど(笑)、ゲームで負けてムキになる男の子(33歳)という感じが面白くて。最近の推し配信者ですね。
――普段は推される側のおふたりが思う、推し活の魅力とは?
井澤:
生きていたら辛いことって絶対あると思うんですよ。悩んだりしんどかったり、自分にとっては高いなって感じる壁があったり。僕はそういうときこそ、劇場に来て僕たちに会いに来てほしいんですよ。僕たちの芝居や歌が、なにかひとつでいいからその人に届いて、前に進む後押しができたらいいなということを、日々心がけていて。別に舞台に来れなくてもいいんですよ。例えば、「こういう試験が控えていて今頑張っています」とか、届けてくれたメッセージってちゃんと僕に届いている。僕の思う推し活の魅力って、一方通行ではないということ。伝えてくれたコメントや手紙はちゃんと覚えているし、“相思相愛”できるのが、推し活のいいところだと思います。
草地:
もう100点のコメントじゃないですか。推し活かぁ。僕自身は人を推したことがないのですが、応援してくれているファンの皆さんからいただくコメントやメッセージを読んでいて思うのは、推しの存在って本当に“今を頑張るための糧”になっているんだなと。推し活ってすごくいい風潮だなと思うんですよ。それこそ、僕はクラスにいるムードメーカーが羨ましくて、そういう周りに影響を与えられる人になりたいと思ってこの世界に飛び込みました。だから、ずっと続けている僕の毎日投稿がファンの皆さんの1日の楽しみになっていることが、めちゃくちゃ嬉しいんです。僕の行動が、誰かに頑張る意味を与えている。逆に言えば、推し活は、その人にとっての希望や頑張る理由になる。そこが魅力なんだと思います。
――最後に、せっかくの初代と2代目の対談です。草地さんから井澤さんに聞いてみたいことや、井澤さんから草地さんに伝えたいことはありますか。
井澤:
2nd SEASONの初演のときに、本人へのLINEで伝えたことなんですが、結局はファンの皆さまあっての仕事ですから、感謝の気持ちを持った上で、あとは自分自身が一番楽しめばいいと思っています。僕も、舞台上でツボっちゃって「一回笑っていい?」って15秒くらい芝居を止めたこともあるし(笑)。とにかく2代目のみんなにも楽しんでほしい。
――楽しめていますか?
草地:
はい。めちゃくちゃ楽しいです!
――草地さんから聞きたいことはありますか? 例えば、アニメでも登場シーンが少ないF6のおそ松像を、初代の井澤さんはどう作っていったのか……など。
草地:
それ、聞きたいです!
井澤:
正直言うと、原作やアニメ、声優さん、全て学んでリスペクトした上で、一切真似しませんでした。
草地:
そうなんですね!?
井澤:
2.5次元をやる上で僕が心がけていることは、“舞台の僕も本物”ということ。キャラクターに寄せようと考えていた時期もありましたが、ちょうど松ステあたりから、原作をすべて観て尊敬した上で、自分も本物だという気持ちでやるようになりました。だから、おそ松役は自分がやりたいように演じていましたね。
――具体的にどんな役作りをされたのでしょう。
井澤:
僕は毎回、演じるキャラクターの特徴をメモ帳にガーっと書き出して、その隣に自分の特徴を書くんですよ。そして、似ている部分を線で繋いで、そこを強くしていく。おそ松の役作りでは、僕は妹がいて妹が大好きなので、おそ松の弟愛や家族愛を軸に役作りをしていきました。
草地:
はぁ~なるほど。僕はアニメでのF6の情報があまりに少なくて(笑)。それこそ井澤さんが演じたF6のおそ松をかなり意識していました。稽古期間中に、井澤さんに「F6キャストと家族のように接したほうがいい」とアドバイスをいただいて、一緒にいる時間を増やしたことを覚えています。
井澤:
素直で素晴らしいですね。ほかにも聞きたいことがあったら、いつでも連絡してね。
草地:
はい、そうします!
執筆:双海しお
撮影:奥本昭久
ヘアメイク:中尾璃代
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F6 LIVE「Destination」 Blu-ray
'25/1/29水発売 9,900円(税込)
7/15月に行われた「F6 LIVE『Destination』in 豊洲PIT」の様子が映像化。DISC1にはライブ映像、DISC2には特典映像として稽古とバックステージの映像が収録されている。
F6 LIVE「Destination」 MUSIC ALBUM
'25/1/29水発売 3,850円(税込)
F6 LIVE 「Destination」で初披露された楽曲に加えて、'23年の「おそ松さん on STAGE~SIX MENʼS SHOW TIME~2nd SEASON」で披露された楽曲などが収録されている。
詳細 https://osomatsusan-stage-2nd.com/f6/live/
©赤塚不二夫/「おそ松さん」on STAGE製作委員会2019
©赤塚不二夫/「おそ松さん」on STAGE製作委員会2024
双海 しお
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