於ありさ
テレビ・ラジオ・映画・アイドル・お笑い・恋愛番組・ガールズムービー…とにかくエンタメ好き!サウナと旅で体を癒しながら、マイメロディに囲まれた自宅でエンタメ漬けの毎日を送っている。
今や一般的に使われるようになった「推し活」という言葉。専門店に限らず、バラエティショップやアパレルブランドなどでも、当たり前のように推し活グッズが売られるようになりました。
その上、コンサートなどのイベントに限らず、ちょっと遠出をした時、おしゃれな場所に出かけた時にはアクリルスタンドやトレカ、ぬいぐるみを取りだして記念撮影する光景も珍しくありません。
振り返ると、学生時代から10数年、常に誰かしらを“推し”てきた筆者。これまで数多のグッズを収集してきた私ですが、最近は市場に増え続ける推し活グッズに「ん〜?」と思うことも増えました。
例えば、アラサーの筆者が持つのには少し抵抗があるデザインのものが多かったり、収納力や機能性の面で「惜しい!」と思う商品が増えたり……。皆さんも、実はそう思うことありませんか?
そんな筆者の不満を解消してくれるような最新の推し活グッズを探るべく、東京ビッグサイトで2024年3月13日(水)~15日(金)に開催された「推し活グッズEXPO」に潜入!
実際に各社のブースを訪れてみて「オタクの気持ちを理解している…!」と感激した商品を、3つご紹介します!
INDEX
近年の推し活を象徴するグッズの1つといえば、アクリルスタンド。
筆者が長らく居座っているアイドル界隈ではもちろん、俳優や声優、アニメ作品、キャラクター……と、界隈を問わず展開されている印象です。
しかし、自称オタクでありながら大変申し上げにくいのですが、筆者、ここ1〜2年はアクスタを買う頻度をグッと抑えております。昔はグループ全員分2つずつとか買っていたんですがね……。
今は、新規デザインのアクスタが出てこようと、よほどツボではない限り買わないようにしています。
その理由は、収納に困るから。アクスタって、ぬいぐるみとちがって重ねることができないし、箱にガサっと入れてしまうとスレないかが気になるし、あまり手が届きづらいところに収納してしまうと持ち運ぶのが億劫になってしまって、いつも同じものを持ち運んでしまうし……。高スパンで発売されると、絶妙に困っちゃうんですよね。
というか、これってアクスタに限ったことではないはず!
推しにお金を落としたい気持ちと、これ以上、部屋にスペースはない……という気持ちの葛藤。皆さんも経験したことあるのではないでしょうか?(特に、私のような複数界隈かけもちオタクだと尚更……)
実際、趣味の活動をInstagramで発信していた頃は「あのグッズどうやって収納していますか?」といった質問がよく寄せられていました。
そんな中、今回の推し活EXPOで気になったのが不二貿易さんの『推し活収納ボックス』。
アクスタが飾れる祭壇があって、キンブレ(ペンライト)を入れるスペースもあって、背面ディスプレイには写真やステッカーを挟めて……さらにうちわも刺せる!
「省スペースでも最大限推しをかわいく飾りたい」というニーズを、見事に抑えてくれています。
正直「推しを飾りたいけど、スペースが…」という方は、このボックスの中だけと決めてこだわりまくるのも手かも!なんでもかんでも飾ればいいわけじゃないですし、なによりもどうせ飾るなら推しには美しく“君臨”していてほしいですからね。
この商品は、実際に推し活をしている女性社員だけで新規事業のグループを立ち上げ、開発に至ったのだそうです。カラーボックスが有名な企業であることもあり、そのノウハウを生かして開発されたようですよ。
さて、再びアクスタについて語らせていただきます。皆さん、アクスタって、一度にいくつ持ち歩きますか?
筆者はというと、1人の推しに対して1〜3つ。
しかし、先ほども申し上げたとおり、他界隈掛け持ちオタクなので「あ、この子も持っていかなきゃ!となると、ここはケミで持ちたいな〜!あ、そういえば、最近発売された、あのコンビのも……」とやっていくうちに5個以上持ち歩いていることも、ざらにあります。
取捨選択したらいいんですけど……おでかけするなら、みんな連れていきたいじゃないですか?界隈を跨いでの1番とか決めれないですし……。(そんなことないです?)
というわけで、某キャラクター会社のアクスタケースを持ち歩いているのですが、普通に使ったら、おふとんに寝ているという“バブい”デザインもむなしく、とにかくケースがパンパン状態。
おふとんに寝れている推しは多くて2人、その他のみなさんはお布団の外に所狭しと並べられ、ファスナーを閉める時には、さらにギュッと寄ってもらっています。
また、たとえ1人の推しだけ入れてもトレカも、缶バッジも……となんとなく詰め込んでしまいがち。ふと我に帰った時に「これは、正しい使い方なのだろうか…?」と思ってしまうことも多々あります。
そんな筆者的MVPアイテムがkeptの『デカアクスタケース』(上段)です!
通常サイズのアクスタケース(下段)がポケット2つなのに対して、『デカアクスタケース』はポケットが3つ!
ポケットの1段目は台座に使って、2段目と3段目にアクスタを並べても良さそうです。
ちなみに、このアクスタケース、下段の通常サイズのイエローのように同じ色味のガチャガチャの景品やマスコットなどをいれても良さそう!
ぜひ、自分なりの使い方で楽しんでみてはいかがでしょうか?
文具メーカー・レイメイ藤井のkeptシリーズは、「いつの時代も自分の正直な気持ちを大切に持ち続けてほしい」という気持ちが込められたステーショナリーブランド。
『デカアクスタケース』は2024年2月上旬から発売されていますが、その他にはトレンドのくすみカラーを用いた使い勝手の良いアクスタケースなどもありますよ。
推し活をしていて「ん〜?」と思うこと、個人的第1位はグッズのデザインが10〜20代前半の女性向けのものが多いこと。
今や推し活人口は老若男女、全ての層に広まっているにもかかわらず、まだまだ“THE・かわいい”リボン、ハート、レース……と言ったデザインのものが多いのも現状です。
これはアクスタを持つ側だけの問題ではありません、アクスタを持たれる側(推し本人)にとっても由々しき事態!
というのも、筆者、わりとゴリゴリにいかつい系のグループも応援しているのですが、かわいいキャラクターをあしらったアクスタケースの中にゴテゴテの衣装を着た推しを入れると、まあミスマッチ。
それから、めちゃくちゃラフな服装でサムズアップしているお笑いコンビのアクスタを“地雷系”や“量産系”デザインのポーチに入れると、なんだか推しコンビたちも気まずそうなのです(さすがに思い込みですが……)。
それに推し活をしている=みんながみんな推しを表につけたいわけでもない、というのも事実。
そんな方におすすめしたいのが、リボーンカンパニー(Appel Toi)のラテカラーのアクスタケースとフォトホルダー。
フォトホルダーの方は一見お仕事用の手帳やポーチにも見えますが、開いてみると、コースターやトレカを収納できる歴とした推し活グッズでした。
レザーっぽい見た目なので、普段のファッションとも相性が良さそう。
推し活イベント以外の時や、推し活仲間以外の友人と出かける際「ちょっとオタク全開は恥ずかしいかも……」と思ってしまいがちな人でも使いやすそうな印象を受けました。
まだまだ進化が止まらない推し活市場。
今までの推し活グッズは「推しがいる人って、こういうのが好きでしょ?」というデザインのものが多かった印象でしたが、今回のイベントでの展示を見て、より幅広い層の方が自分のお気に入りをチョイスできるようになったと感じました。
今後、さらに幅広い方が「使いやすい!」と思えるグッズが出てくるのではないでしょうか。各メーカーにいる“推し活有識者”によるアイデア商品が生まれるのが楽しみです。
(執筆:於ありさ)
於ありさ
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