曽我美なつめ
音楽、二次元コンテンツ(アニメ/マンガ)を中心にカルチャーを愛するフリーライター。コロナ禍を経て10年ぶりにオタク・同人沼に出戻りました。全部宇髄天元のせいです。
これまでで最も強力な鬼との激闘を繰り広げる、アニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶編』。
現在活躍する霞柱・時透無一郎や恋柱・甘露寺蜜璃をはじめ、これまでにも様々なキャラの魅力を解説してきました。
風柱・不死川実弥に続き今回ピックアップするのは、上記の柱たちと同じく放送中のアニメ3期で初の大々的な活躍を見せる炭治郎の同期・不死川玄弥についてです。
※記事の性質上、アニメや原作の些細なネタバレを含みます。
アニメでは久々の登場で、“そういえばこんなキャラいたな!”と思った人も多いはず。炭治郎や禰豆子へのあたりの強さに、あまり良い印象じゃない…という人もいることでしょう。
ですが今回刀鍛冶編で明かされた、風柱・不死川実弥の実の弟という正体。加えて彼の隠れた様々な一面が見えたことで一転、注目を浴びるキャラともなっていますね。
実は玄弥も兄・実弥と同じく、以前から原作派には熱い支持を得ていた“隠れ人気キャラ”。
一見強面で狂暴な性格にも見える、彼の知られざる一面。その大きなギャップに“沼落ち”する人も続出。そんな彼の魅力を、今回は紐解いていきましょう。
INDEX
登場初期は名前も判明しておらず、同期の炭治郎ですらきちんとその存在を把握したのは刀鍛冶の里での再会時である玄弥。そこで明かされた、彼が風柱・不死川実弥の弟であるという事実。
確かに思い返せば、強面の人相や初めて竈門兄妹と対峙した時に表出した“相性の悪さ”は、二人が兄弟としてよく似た一面でもありますね。
そんな彼の鬼殺隊への入隊動機も、やはり家族を鬼に殺された兄と近しいもの。ですが「どこか遠くで暮らす弟の平穏を守りたい」という実弥の願いは、結果として玄弥の入隊によって厳しいものとなってしまいます。しかし当然ですが、生き別れた兄の心情など彼は知る由もありません。
むしろ一方で玄弥もまた、唯一の肉親である実弥を守るために。幼い頃交わした約束通り兄と共に戦い、自分の失言を詫びるために、切実な思いで彼の後を追ってきたのでした。
同じように、実弥もそんな玄弥の気持ちなど知りません。彼ができるのは弟を「こちらへ来るな」と冷たく突き放すことだけ。それによって玄弥自身はますます、兄に嫌われているという誤解を深めてしまうのです。
曽我美なつめ
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