すなくじら
下町育ちのエンタメライター。アニメ&映画ジャンルを中心に執筆活動中。ダークファンタジーやゴシックなテイストの世界観の作品が好きです。乙女ゲームの新作情報が生き甲斐。
次は、「もはやクイズじゃないじゃん!」という突っ込みから始まった「クイズ VS AMBIVALENZ」コーナー。第1問から安元洋貴の考える「『ビバレン』あるある」を予想するという、まさかの心理戦に。
「(畠中)祐がいると嬉しい。汎用性が高いので」と小林が放った一言に、当の畠中から「道具みたいじゃん、俺」と返され、会場は爆笑。続いて村瀬の「BPMの速い曲で声優をいじめがち」、畠中の「英語の歌詞の発音、分かんない」と、それぞれの“『ビバレン』あるある”が次々と明かされる。
土田の「『きゃーきゃー!』っていうファンの熱量がすごい」という答えには、安元から「1番近いかも」とのお墨付きが……!
そんな中、畠中が「声優よりキャラ」という回答にかけて、イベント直前に起こった思わぬハプニングを告白。当日、イベント会場への入り方が分からず、コンビニでコーヒーを飲みながらファンの列を観察していたという畠中。
その際に、LION推しのファンに気がついてもらえなかったことが明らかに。さらにはスタッフに「ファンの人ですか?」と声をかけられ、「違う違う違う違う、キャストキャストキャスト!」と必死に否定する一幕も。畠中の慌てぶりに、ステージは大爆笑の渦に包まれた。
「『ビバレン』あるあるは?」というお題に対して安元が用意していた答えは「皆、推せるときに推すことの美しさに気づく」という、意外にも深いテーマだった。「二者択一というテーマがあるからこそ、美しいお話だと思う」という解釈に、キャストたちからは「俺ら全然ダメじゃん」と自虐的な笑いが。
回答でファン側の心情に触れたということで、見事、この回のポイントは土田の手に。
第2問では、スクリーンにサプライズゲストとしてNAGOMU・CUC役の浅沼晋太郎が登場。
「『ビバレン』のメンバーで、僕が無人島に1人だけ連れていくなら誰を選ぶでしょうか?」という問いかけに、河西が真っ先に「REYッ!」と回答するも、「言いたいだけでしょ!」「REY様、無人島でやっていけるか?」と一同からツッコミが。
そんな河西の回答に被せるかのように、「REY......じゃないなら森屋!」と小林。たしかにREYの執事を務める森屋なら無人島でも切り抜けられそうではあるものの、残念ながら不正解。
一方の村瀬は「浅沼さんと別の現場で『ビバレン』の話をした時に、この人が好きって言ってた」という情報を基に、まるで勝利を確信したかのように「FUTABA!」と自信満々に即答。さらに「違ったら怒りのLINEメッセージを送る」という物騒な発言まで飛び出し、「すぐ切れちゃう」「怖すぎる」とツッコミの嵐に。
土田の「料理ができるから39YEAH↗︎」という回答に安元も「分かる気がする」と頷くなど、予想は白熱。しかし、浅沼が選んだのはCUCだった。CUCへの愛が感じられる浅沼らしい回答にうなる一同......。
第3問は、39YEAH↗・REY役の古川慎がクイズに参加。出題されたクイズは「レコーディングで最も苦労した曲は?」。「古川さんが苦労したのと、僕らのとはまた違うかも」「古川さん苦労するのかな」とそれぞれ首をひねる中、ペンを走らせ始めるキャスト陣。
その中で河西が「REYッ!」と突如叫び出すと、安元から「もう今日それで押し切るつもり?! 一辺倒じゃん」とツッコミが。「鮮度が良いうちにやっておかないと」と開き直る河西をよそに、村瀬と畠中は「スペシャル!」を、小林は「PreOrder」と回答。
「PreOrder」について村瀬は「まこにゃんと話したことがあって……」と切り出し、「(村瀬が)英語の発音をちゃんとやってくれるから、レコーディングすげぇ助かりました」と古川から声をかけられた過去を明かす。
「これをまこにゃんが言ったら、絶対に許さない。怒りのLINE送る」という物騒(?)な発言に、またもや「ずっとキレてる」とツッコミの嵐。
土田の「蜜柑」という回答に周りから不可解な笑いが起きると、「なんでみんな笑ってるの?」と首をかしげる土田。すると、実はステージの端で「The Chain」のスペルがわからず、モジモジしていた畠中が村瀬にこっそり助けを求めていたことが発覚。「“チェイン”のスペルが分からなくてモジモジしてたんだ!」「他人の回答中に、オフマイクで遊ぶんじゃないよ」とステージで集中砲火を浴びた畠中だが、古川から明かされた正解は「About Us」だった。
古川は「仮歌で39YEAH↗︎くんのパートにフェイクが結構加工がかかってて、どこからどこまでがフェイクなのか現場で確認するまで全く分からなかった」「REYの応援もしていただけるとありがたい」とコメント。まさかの「REY」つながりでポイントを得た河西に、会場は笑いの渦に包まれた。
「あ、この人『ビバレン』ファンだな。どうしてそう思った?」という最終問題には、キャスト陣から「全然クイズじゃないじゃないですか!」と笑いが。「LIONの痛バを持って、髪色がLIONと一緒だった人」「投票に反応しがち」と次々に思い思いの『ビバレン』ファンの特徴を挙げていくことに。
そこで村瀬が切り出したのは「会話の間で『ぱにゃにゃん』って言う」と、CUCの口ぐせになぞらえた回答。実演を求められ「ぱにゃにゃん♪」とかわいらしく披露すると、そこに畠中も乗っかる。「ぱにゃにゃん……」と真似するも、「ごめん、持たねぇわ」と速攻挫折。「やっぱり選ばれし者以外は、間が持たないですね」と、新しい『ビバレン』の掟が誕生した。
そんな中、小林は「『幼馴染』という単語に弱い。ISSEIとLION、二人セットで出てくるとコメント欄の動きが早くなる」と鋭い考察を披露し、見事1ポイントを獲得。一方、畠中の「関西弁を聞くと興奮するんじゃないですか?」という回答には一同から総ツッコミが飛んできた。
最後は、土田が放った「キャストよりもキャラクターの方が好きだから、キャストが隣にいても気づかない」という渾身の回答でコーナーは終了。優勝した土田には「SNS用の撮影でセンターに立つ権利」という“豪華”な賞品が。
しかし「(ビバレンの集合写真の際は)基本センターに立っている人間です」という土田の言葉に、「さすがビバレンの顔だね」とキャスト陣から突っ込まれ、笑いで締めくくられた。
続いては、ファンからの質問コーナーへ。「About Us」についての印象的なフレーズを尋ねられ、土田は「JINTAROのパート。『Want your body ×4 Movin' Yeah』は、実は仮歌を聞いた段階で絶対歌いたくないって思った(笑)。かっこよく歌える自信がなくて」と裏話を披露。
該当のパートを担当した小林も「『Want your body』を4回連続って、普通に生きてきて言わないじゃないですか(笑)。それをかっこよく歌うのが難しくて」と振り返る。
村瀬は「AUGURIと39YEAH↗︎がラップ担当になってきた」と分析し、「僕は後ろ倒しな感じの韻の踏み方が好きなので、自分の好みと『ビバレン』の曲調が似てきたのが嬉しい」と、ラップパートへのこだわりを語った。
そんな中、畠中が「一斉に声上げろ」の部分で「ISSEIって言ったー!」と気がついたことに触れると会場のファンから悲鳴が。「やっぱり幼馴染ってパンチラインなんだね」とキャストたちも納得。
楽曲以外にも、河西へ「同じく関西人であるISSEIさんに対して、『おもろいやん』と思うところは?」という質問に「違うやん違うやん。あの、楽曲のこと聞いて!?」と河西が困惑する一幕も。
最後のコーナーは、ファンミーティング限定の特別朗読劇。1人のキャストが2人のキャラクターを演じる掛け合いで紡がれたのは、「クイズ$イナモネア」と題された描き下ろしストーリー。
平成の某番組をオマージュした本編では、レッスン場に集められた練習生10人が稲元をMCに繰り広げられるクイズ番組に挑戦。
なお、NAGOMUとCUC、39YEAH↗︎とREYは別室で「箱の中身はなんだろな?」の課題に挑んでいたとのこと。回答者を助ける"イナモライン"の使い方に頭を悩ませるメンバーたちの姿に、会場からは笑い声が絶えない。
キャスト自身も笑いを堪えきれない様子で挑んだ「この日限り」の朗読劇が、会場を大いに盛り上げた。
第二幕の後半には、VS AMBIVALENZの今後の展開にまつわる新情報が解禁された。
まずは、「About Us」など彼らの楽曲を使用した「XlamV楽曲のダンス動画」が新規公開されることが発表。さらにfun4reとilluvistaの2ndシングルのリリースも決定したことが伝えられ、会場からは歓声が上がる。
そして「重大情報の解禁です」という安元の言葉に、キャスト5人が声を合わせてVTRのフリ。
スクリーンには、待望のXlamV 2nd LIVE開催決定に加え、3rd EP「landscape」のリリース決定という、ファン垂涎ものの情報が映し出された。次々と飛び出す発表に、会場からは天井を突き破るかと思われるほどの大歓声が沸き起こった。
◤◢◤◢◤ 重大発表 ◢◤◢◤◢
||◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
✦ XlamV 2nd LIVE開催決定‼️ ✦
@豊洲PITにて2DAYS開催!
2025.5.30(Fri) - 31(Sat)
____________◢|
3rd EP「landscape」
初回盤・バンドル版に
優先販売申込券が封入👊✨#ビバレン #クランヴ pic.twitter.com/vCJTuzrc5C— VS AMBIVALENZ(ビバレン)公式 (@vsa_official_jp) October 26, 2024
興奮冷めやらぬ中、2時間半に及ぶイベントもいよいよエンディングへ。MCの安元による「お別れの時間となってしまいました」の言葉とともに、キャスト陣からのメッセージが贈られた。
まず安元自身が「選ぶのはつらいけども、それがあるからこそこの作品は美しい。皆さんがずっと変わらずに応援してくれてるからこそ、また次のライブに繋がる」と、作品への深い思いを語る。
畠中からは「新しいお知らせが出た時に、皆さんが涙を流して喜んでくれてる。一人一人のキャラクターを愛してくれてるからかな。この光景を見るたびに、すっごいありがたいなと思うし、僕ら大切に大切に演じていかなきゃ。あなたたちの熱量があるからです」と熱い言葉が。
村瀬は「fun4reの次のシングルが出るってなった時に、『うぎゃー!』みたいな感じで喜んでいただけたのが、やっぱ僕にとっては、AUGURIもFUTABAも、どちらの頑張りもよく知ってるので」と語りながら、「豊洲PITでXlamV 2nd LIVE」、「XlamV 3rd EPバンドル版の『限定CD』には、新録曲のソロバージョンがある」という新情報への期待を語った。ただし収録はまだとのことで「(次の収録も)キレ散らかすか〜(笑)。こんだけ振っといたからいいでしょう」と会場の笑いを誘った。
小林は「『ビバ生(VS AMBIVALENZ情報局)』で、ほぼ宣伝以外は僕らがふざけてるだけの番組なんですけど、意外とこんなに見てくれてたんだって思うと、ちょっと真面目にやろうかな」と語り始めるや否や、「今更変えるな!」「頼むわスタイル変えるな!」と即座にツッコミが入る場面も。
「去年のファンミーティングの時に『Said that』が公開された時に、会場が割れんばかりで曲が聞こえなかったって聞いてて。盛りすぎや!と思ってたんすけど、今日の様子はマジでそうでしたね(笑)」と、ファンの熱量に改めて驚く様子を見せた。
河西からは朝10時過ぎに目にした物販の長蛇の列に触れ、「もっとおっきい箱だったら、もしかしたらここにいらっしゃる皆さまと配信をご覧の皆さまとも、もっと楽しいことできるんじゃないかな」という言葉に、会場から大きな拍手が。さらに「祐くんみたいに、隣に立ってるのに気づいてもらえないっていう悲しい人間もいなくなる」と畠中をイジる一幕も。
最後のメッセージを託された土田は「コロナ禍から始まったコンテンツなので、キャストがみんなの前に現れる機会が少なくて。それでもこれだけの人数がこのコンテンツを応援してくれてるんだって思うと、本当にありがたいなって思います」と感謝を述べ、笑顔に包まれながらイベントは幕を閉じた。
「VS AMBIVALENZ 2nd ファンミーティング」は、スタッフ&キャストとファンの熱量が交差する熱狂の2時間半となった。朝から長蛇の列ができた物販、新情報の発表に沸く歓声、特別朗読劇での笑いの渦……。
そして何より、1人のキャストが2つの個性を演じ分けるこの作品ならではの魅力と、スタッフが本気で愛を込めて育ててきたアイドルたちの成長が、随所で輝きを放つことを再確認させられた時間となったのではないか。
会場の興奮と笑顔があふれる空気感は、まさに『VS AMBIVALENZ』という作品への深い愛情の証であり、さらなる高みへと向かう新章の幕開けを予感させるものだった。
(執筆=すなくじら)
■日程:
2024年10月26日(土)
■会場:
ベルサール渋谷ファースト
■特設ページ:
https://vsambivalenz.com/fanmeeting2024
■公演プログラム
【第一幕】
・制作陣によるスペシャルトーク
出演
MC:安元洋貴
プロデューサー:毛利泰斗/シリーズ構成:関根アユミ
キャラクターデザイン:風李たゆ/音楽ディレクター:青山正太
【第二幕】
・豪華キャスト陣による特別トーク企画
・ファンミーティング限定の特別朗読
出演
土田玲央(SUBARU/TAIYO)
河西健吾(ISSEI/MIO)
小林千晃(JINTARO/CION)
村瀬歩(AUGURI/FUTABA)
畠中祐(LION/KAZU)
MC:安元洋貴(稲元)
<見逃し配信情報>
見逃し配信視聴期限:2024年10月26日(土)21:00~11月2日(土)23:59まで
販売期間:2024年11月2日(土)20:59まで
▼詳細はこちら
https://stagecrowd.live/st_vsambivalenz_2410/
<リリース情報>
・2025年2月19日(水)発売
fun4re 2nd Single『Best Member』/ illuvista 2nd Single『night for two』
・2025年3月5日(水)発売
XlamV 3rd EP『landscape』
▼詳細はオフィシャルサイトで
https://vsambivalenz.com/
すなくじら
下町育ちのエンタメライター。アニメ&映画ジャンルを中心に執筆活動中。ダークファンタジーやゴシックなテイストの世界観の作品が好きです。乙女ゲームの新作情報が生き甲斐。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます
特集記事
ランキング
電ファミ新着記事
2024.11.1