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年間100個ぬいぐるみを購入!? 声優アーティスト愛美の“推し活マイルール”は「1にぬいぐるみ、2にぬいぐるみ」

推される側にも推しがいる。
そして、推される側だからこそ”推し方のコダワリ”があるはず。

そんな推されている人たちがどのように推し活をしているのか話を聞く「推し活マイルール」。

今回登場いただくのは、「今1番の推しはぬいぐるみ!」と話す声優アーティストの愛美さん

愛美「LIVE IT NOW」アーティスト写真

愛美『LIVE IT NOW』アーティスト写真

大人になって『ちいかわ』『ポケットモンスター』といったキャラクターコンテンツをきっかけにぬいぐるみ収集を始め、現在は店頭・ゲームセンター・ネットで年間約100体のぬいぐるみをお迎えするほどのハマりっぷり。最近お気に入りである『ポケモン』のデンヂムシのぬいぐるみは、全く同じ種類のものをなんと一度に5個もお迎えしたそう。

“ぬいぐるみ収集”という推し活をしている愛美さんの“推し活マイルール”は、「1にぬいぐるみ、2にぬいぐるみ」。お気に入りのキャラクターコンテンツを見つけたら、まずはぬいぐるみを探すことを徹底しています。

ぬいぐるみを軸にこれまで好きになってきたキャラクターコンテンツのお話を聞くとともに、声優アーティストという“推される側”として活動していく上で感じている「感謝と不思議の共存」について伺いました。

そして、2024年夏スタートのライブツアー「AIMI LIVE TOUR 2024 “LIVE IT NOW”」を意識して制作したニューアルバム『LIVE IT NOW』についても迫ります。

大人になってハマった“ぬいぐるみ”集め「年間100体くらいお迎えしているかも」

――早速ですが、愛美さんの“今の推し”について教えてください。

愛美:
ぬいぐるみです! 小さいフィギュアやカプセルトイも好きですが、ぬいぐるみが1番ですね!

多い時は1か月に10体くらい、年間計算すると100体くらいお迎えしているかもしれません(笑)。

――お迎えするぬいぐるみが年間100体とは驚きです。コンテンツのグッズショップやゲームセンターでお迎えすることが多いですか?

愛美:
店頭、ゲームセンター、ネットですね。事前に発売を調べて予約することもあります。ここ最近、『ポケットモンスター(以下、ポケモン)』のデンヂムシにハマっていて、デンヂムシのグッズは特に調べています。

デンヂムシぬいぐるみ

愛美さんが手に入れたデンヂムシのぬいぐるみたち

『ポケモン』のぬいぐるみは「ポケモンセンター」へ直接お迎えに行って厳選したい派なのですが、以前デンヂムシのぬいぐるみが店頭発売するタイミングで日本にいないことがあって……。

全国のコアなデンヂムシファンが狙っていたら売り切れる可能性があるからと、ネット販売開始の10分前にアラームをかけて予約しました(笑)。

プライズ限定品のぬいぐるみもほしいものがたくさんあるので、ゲームセンターを見かけたらフラッと入って推しを探します。

――同じぬいぐるみを何個も買うのか、いろんな種類のぬいぐるみを集めるのかどちらが多いのでしょうか?

愛美:
とにかくいろんな種類を買っちゃいますね。同じキャラクターのバージョン違いのぬいぐるみを買います。

――そもそも愛美さんは、幼少期からぬいぐるみがお好きだったんですか?

愛美:
実は、集めるようになったのは大人になってからなんです。小さい頃は「しろたん」というキャラクターが好きだったのですが、60cmくらいの大きさのぬいぐるみを長年抱きしめていました。

グッズを集めるようになったのは、大人になって自分の趣味にお金を使えるようになってからです。

ベビーしろたんのぬいぐるみ

――グッズをあまり買ってこなかった愛美さんが、キャラクターグッズにハマったきっかけとなるコンテンツは何だったのでしょうか?

愛美:
まず『ちいかわ』ですね。『ちいかわ』は箱推し……というか、世界観推しで。ストーリーが深くて世界観が魅力的。ナガノさんの描くイラストもすごく魅力的。見るだけで癒されるんですよ。どんなグッズになっても可愛くて、『ちいかわ』は私をキャラクターグッズ沼にハマらせてくれたきっかけだと思います。

『ちいかわ』ぬいぐるみ

『ちいかわ』のぬいぐるみとマスコットに埋もれる愛美さんのライブグッズ「あいみんチャーム」

『ちいかわ』はグッズがたくさん出ているので、ついつい買ってしまうようになって……ぬいぐるみを集め出したら、あれよあれよといろんなキャラクターのぬいぐるみを買うようになっていきました(笑)。

あとは、『ポケモン』もぬいぐるみ沼にハマったトリガーですね! 『スカーレット・バイオレット』で『ポケモン』にどハマりして、どんどんぬいぐるみを買うようになりました。

『ポケモン』ぬいぐるみ

――『ポケモン』を好きになったのは比較的最近なんですね。

愛美:
もともと好きでしたが、『スカーレット・バイオレット』はその中でも特別です。

ポケモンの動きやサイズ感、肌質、体の鱗とかも繊細に表現されていて。ポケモンたちが実際にどうやって走るのか、どんな鳴き声をするのかなど、リアルに感じられるようになったのがすごく嬉しかったんですよ。「実際にいたらこんな感じなのかな」とキュンキュンしっぱなしで、すごく魅力的でどハマりしました。

ポケモンセンターに行くと誰か1人はお迎えしたくなっちゃって、自分を抑えるのに必死です……。「Pokémon fit」(手のひらサイズのぬいぐるみ)を見ると、「この子もこの子もお迎えしたいけど、家にいっぱいいるから、今日はこの子だけ!」と毎回悩み抜いてお迎えしています(笑)。

――そんな中でも愛美さんはデンヂムシにハマっているんですね。

愛美:
はい! カビゴン、ヤドン、コダックなどが好きなのですが、今1番推しているのは「デンヂムシ」ですね。

『ポケモン』ヤドンぬいぐるみ

『スカーレット・バイオレット』でデンヂムシが走る姿を見て、でんきショックのような衝撃を受けて……あれは、運命的な出会いでした。電車の音をデフォルメしたような「プイプイ」という鳴き声も本当に可愛くて。とにかく可愛いんですよ!

ただ、デンヂムシってほかのポケモンと比べてグッズが少なかったんです……。だけど今年の春に、デンヂムシの大きなぬいぐるみが発売されて!

「もっちりっちぬいぐるみ」というシリーズで、デンヂムシのほかに発売されたのがトゲピー、マリル、ゴニョニョだったんです。だから、「なんでこのラインナップにデンヂムシがいるんだ!」と言われていました(笑)。

とはいえ最近、ポケモンカードのAR(アートレア=フルイラストでポケモンの特徴がイラストになっている)カードにもデンヂムシが登場したという! 「もしかしたら商品開発の方の中にデンヂムシ推しの人がいるのかも」と思いました。本当にありがとうございます。

私的には推しているタイミングでデンヂムシの大きなぬいぐるみが発売されて本当に嬉しかったです。「もっちりっちぬいぐるみ」に関しては、嬉しすぎてとりあえず5個買いました。あまり同じぬいぐるみは買わないのですが、デンヂムシだけは例外です。

――5個はすごい(笑)。愛美さんがお好きだという『ちいかわ』や『ポケモン』のキャラクターはみんな、シンプルなお顔立ちという印象を受けました。

愛美:
たしかに! シンプルなデザインが好きなのかなあ? 私は『サンリオ』も好きなのですが、『サンリオ』だとバッドばつ丸の友達「グッドはな丸」が好きなんです。これは自慢ですが、以前(2021年)に、グッドはな丸とコラボしたことがあるんです!!!!!

グッドはな丸のぬいぐるみ

バッドばつ丸とグッドはな丸のグッズたち

ヴィレッジヴァンガード限定販売のグッズだったのですが、ヴィレヴァンの方に何とコラボしたいかを聞かれた際、「グッドはな丸とコラボできますか」と第一希望でお願いしました。この子もお顔がシンプルなデザインなんですよね。


――ぬいぐるみの話から少し逸れますが、現在(インタビュー時点で)実施中の「2024年サンリオキャラクター大賞」もグッドはな丸に投票したのでしょうか?

愛美:
「ウィアーダイナソアーズ!」に投票しました!

というのも、グッドはな丸は「キャラ大」の投票対象じゃないんです……。

恐竜も好きなので「ウィアーダイナソアーズ!」に投票しました。

――「ウィアーダイナソアーズ!」は洋の雰囲気が強いキャラクターですね。

愛美:
たしかにそうかもしれません! そういう意味では、海外のコンテンツも好きなんですよね。『MARVEL』や『おさるのジョージ』のグッズもたくさん集めています。『MARVEL』はアイアンマンのグッズをよく集めています。

――『おさるのジョージ』も愛美さんが好きな丸みのあるキャラクターですもんね。

愛美:
そうなんですよ! 『おさるのジョージ』は大人になってからアニメをちゃんと見て、「面白い! カワイイ! 癒し! フルコンボ!」と好きになりました。

「おさるのジョージ」ぬいぐるみ

ゲームセンターに『おさるのジョージ』のぬいぐるみが多いのも最高。『おさるのジョージ』って年齢問わず根強い人気があるので、どこのゲームセンターに行ってもプライズがあるんです。見かけると手に入れたくなります(笑)。

あと今、「おさるのジョージ うきうきマーケット」という祭事をやっていて。

もしまた東京に「ウキウキマーケット」がやってきたら絶対に行きたいと思っています!

――かなりいろいろなキャラクターコンテンツにハマっている印象なのですが、中でも特にぬいぐるみを集めているのはどれでしょうか?

愛美:
量が多いのは、『ちいかわ』『ポケモン』『おさるのジョージ』『しろたん』です。

もっとグッズを集めたいと思っているのは『パンダコパンダ』です。

今年に入ってX(旧:Twitter)に「パンダコパンダ」の公式アカウントができたんですね。小さい頃から好きなコンテンツだったから、感動してフォローして、「『パンダコパンダ』のXアカウントができた!」とポストしたら、なんと引用リプライとフォローをしていただきまして……。「公式に認知された!」とすごく嬉しかったです!

ちなみに、「パンダコパンダ展」というのが全国巡回予定なんですよ。次回は岡山で開催予定なんですが、いずれどこかの会場に行けたらいいなあと思っています。

そして最近、新たに「いいな……」と思っているキャラクターコンテンツがありまして……。

――どのようなコンテンツにハマりかけているのでしょうか……?

愛美:
アンパンマンです! またグッズの数が多いコンテンツという(笑)。

YouTubeで赤ちゃん姿のアンパンマンとばいきんまんが活躍する回(1500話「ばいきんまんとアンパンマン」)を見て、「なんて素晴らしいんだ……!」と感動してしまって。

https://youtu.be/hkMvrzD4wEk?feature=shared

それをきっかけにアンパンマンややなせたかしさんについて調べてみたら本当に感動して……「アンパンマンのマーチ」の歌詞も素晴らしくて……。

いろいろと感銘を受け、『アンパンマン』を1話から見てみようかと思っているところです。『アンパンマン』もグッズがたくさんあるから、集めるのが今から楽しみです。

愛美の“推し活マイルール”「とにかくぬいぐるみを買う」「飾るからには見えるようにする」

――ぬいぐるみ推しの愛美さんが、推し活で意識していること、こだわっていること……“推し活マイルール”はありますか?

愛美:
推し活マイルールは……やっぱり「1にぬいぐるみ、2にぬいぐるみ」ですかね!

クッパぬいぐるみ

「何かグッズを買おう」と思った時に、買うだけ買って満足することが多くて使用しないまま終わるグッズ、袋から出してすらいないグッズが増えてしまって「これは良くない」と思ったんですよね。

ぬいぐるみなら家に帰ったらすぐ部屋に置けるし、置くだけで存在意義を果たしている。だから、キャラクターものにハマって「何かグッズを買いたい!」となった時は、まずぬいぐるみをチェックする。それが私の推し活マイルールです!

――たしかに、汚したくないとか買って満足してしまうとか、さまざまな理由でグッズを買ってもそのままにしてしまうってあるあるな気がします……。

愛美:
そうそう。フィギュアとか箱に入ったグッズだと、「パッケージを開けるのがもったいない!」と思ってしまうこともあるじゃないですか。

だけど、ぬいぐるみは剥き出しのまま売られていることが多いから、お迎えしたら置くだけでいい。それが気楽だし、癒される……。

カビゴンぬいぐるみ

――そこまでぬいぐるみがお好きだと、今後はライブやファンコミュニティ「OKOMAISON」のグッズでぬいぐるみが定番化する可能性も?

愛美:
自分のグッズでも、もっとぬいぐるみを出していきたいですね!

2021年に開催した「愛美 ONEMAN LIVE “AI Mean It!!”」で、カバンにも付けられる全長約12cmと小さめのぬいぐるみ「あいみんチャーム」を、2022年開催の「愛美 LIVE TOUR 2022 “AIMI SOUND”」でも「あいみんチャーム~AIMI SOUND ver.~」を販売しました。

また、「OKOMAISON」の管理人として生み出したオリジナルキャラクター“こめまる”のぬいぐるみを、昨年開催した「AIMI BIRTHDAY EVENT 2023」のグッズとしてつくったんですよ。

7月からスタートするライブツアー「AIMI LIVE TOUR 2024 “LIVE IT NOW”」でもグッズの中に、チャームを入れたいなと思っているのですが、ぬいぐるみ好きとしてはもう少し大きいものがほしくなってしまう……。

こめまるのぬいぐるみくらいの大きさの私のぬいぐるみもいつか出したいと思っています。 私みたいな感覚の人がきっといると信じて!

ライブを意識したアルバム『LIVE IT NOW』コンセプトは「今を楽しんで生きていこう!」

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羽賀こはく

横浜市出身。インタビュー記事をメインで執筆。愛猫2匹に邪魔をされながらゲームや漫画を楽しむことが生き甲斐。

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