ヤマコシ ショウコ
フルート奏者兼Webライター。好きなショタは小夜左文字、アイドルはランカ・リー、RPGはドラクエ。
ドイツ・オーストリアには「Verein」と呼ばれるクラブや団体が街や地域ごとに多数存在します。サッカーや音楽などの趣味関連のものから、動物・自然保護や社会支援など種類はさまざま。もちろんアニメクラブもあるんです。
実は筆者、一度ドイツのとある街のアニメクラブの活動に参加したことがあります。その模様は以前の記事(※)にてお伝えしているので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
※「オタク女がドイツに移住したら…屈強なアニオタどもと宮殿で『ゆるキャン△』談議に花を咲かせた話」
筆者が参加したクラブでは月1回のオフラインの集まりのほか、オンライン上でのアニメ鑑賞会、アニメイベントへの訪問などの活動をしているようでした。クラブ活動への参加は、推し友と出会える貴重な機会にもなります。
SNSに関しては、筆者の知る限りDiscordやFacebookがよく利用されている印象です。クラブ以外で推し友を探したり、推し作品について語る場になっています。筆者も調査のためにドイツのアニメファンのためのFacebookグループに参加してみましたが、チャットも投稿も毎日動いているのが印象的でした。
なお、オフラインで出来る活動は日本と比べるとかなり限られます。ドイツ・オーストリアにはコラボカフェもなければ、アニメショップも少ないですから。
せっかくなので、筆者のオーストリアでの推し活についても語らせてください。筆者の推し活は現在、配信イベントやYouTubeなど動画の視聴、グッズの購入程度にとどまります。
アニメはNetflixやDisney+、Crunchyrollなどの動画配信サービスを利用して観ています。昨今は配信イベントも盛んで、さらにYouTubeやニコニコ生放送、SNSでの供給も多く助かっています。
ただし、海外から観られない配信イベントも。筆者もつい先月、推しのライブを配信してくれる媒体が海外からのアクセスを許可していない事実を当日に知り、ショックで寝込みました……。
また、筆者はすでにグッズからほぼ卒業しており、現在では本当に気に入ったものしか買いません。購入するグッズの量や頻度は非常に少なく、基本的に実家へ郵送しています(国際配送代行サービスもありますが、値段が馬鹿になりません……)。
実家に届いたグッズやCDは一時帰国時に回収し、オーストリアまで持って帰ります。とはいえ過去に手に入れたグッズも含めると、まだ8割近くが実家に残ったままなのですが(笑)、一時帰国の度に徐々に回収していく予定です。
つい最近は、某バレーボール漫画のグッズのネット予約に敗北し、母に店舗予約を頼みました(笑)。推しの配信イベントを観るために実家に届いたCDの開封を父にお願いし、視聴に必要なシリアルナンバーを教えてもらったことも。ナンバー入力に期限があるため、海外配送にしてしまうと間に合わない恐れがあることが難点でしょうか。お父さんお母さんいつもありがとう!
さて、【後編】の記事ではドイツ・オーストリアのオタクの達のリアルな声を調査。「推し」という言葉を知っているのか、また推し活の様子をレポートします。
※【後編】は11月26日(火)公開予定です。
(執筆:ヤマコシショウコ)
ヤマコシ ショウコ
フルート奏者兼Webライター。好きなショタは小夜左文字、アイドルはランカ・リー、RPGはドラクエ。
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