まりも
アニメ作品を扱う某テーマパーククルー、原宿ファッションメディアのライター、アニメ作品のコラボカフェ企画、グッズデザインを経てアニメライターに。ONE PIECEとロロノア・ゾロを人生の主軸・指針としています。
私たちの人生を豊かにしてくれる、「推し」。いつどこで何をしていても、片時も忘れることができない唯一無二の存在と言っても過言ではありません。
「アナタの推しを深く知れる場所」として、さまざまな角度で推しの新たな一面にスポットを当てていくnumanでは、11月4日の「いい推しの日」を振り返るべく、numan編集部およびライターたちが自らの推しを全力アピールする特別企画をスタート。
推しに出会ったきっかけや、推しの好きなところ、推しとの特別な思い出など……溢れんばかりの愛を思う存分に語ってもらいます。
今回のプレゼンターは、大の『ONE PIECE』オタクであるnumanライターのまりも。紹介するのは『ONE PIECE』ロロノア・ゾロです。
INDEX
尾田栄一郎による少年漫画作品『ONE PIECE』(集英社)に登場するキャラクターで、海賊「麦わらの一味」の船員(クルー)の一人。
三本の刀(日本刀)を振るう独自の剣術「三刀流」の剣士で、亡き親友との約束である世界最強の剣豪を目指し、日々己の技を探求し続ける硬骨漢。主人公のモンキー・D・ルフィにとって初めての仲間でもある。
わたしの推しは、今や世界中で愛される作品『ONE PIECE』のロロノア・ゾロ。
好きになったのは、忘れもしない2010年11月20日。誕生日が11月11日と知り、「数日遅かった…」とヘコんだことまで覚えています。当時中学生だったわたしはネットサーフィンが楽しくて仕方ない時期。
アラサー世代のみなさんならきっと懐かしさを感じるサイト、「プリ画像」で偶然出てきたゾロの画像があまりにタイプすぎて、一目惚れしたのが始まりでした。(「プリ画像」、今年ついにサービスが終了してしまったそう!その節は本当にお世話になりました)
原作の連載が頂上戦争編付近で盛り上がっていたタイミングだったのでクラスにも『ONE PIECE』読者が多く、さっそく単行本を貸してもらいました。
2巻で、自身も手負いなのに血を噴き出させながらルフィを助けようとするゾロが、「腹わた飛び出るぞ」と忠告され、「飛び出たらしまえばいい」と言い返したところで完全ノックアウト。中身も極限までかっこいいんかい! と完全に「メロって」しまい、気づけば生活の全てはゾロが中心に。
学生時代は毎日ブログにゾロへの愛を綴り、誕生日は今でいう「本人不在の誕生日会」を開催。どっちが本体かわからないゾロのストラップまみれのガラケーを持ち、ウォークマンで主題歌とキャラソンとアニメ本編の音声を聴き、リアルの友人から「まりも」というニックネームがつき、校則ギリアウトの緑セーターを制服に合わせ、『ONE PIECE』の公式ショップが近い大学に通い、『ONE PIECE』に関われるアルバイトを選び、イベントが開催されようものなら西へ東へ飛んでいき、ゾロのフィギュアやグッズを集め、原作を読んでは涙を流し……今はこうしてゾロへの愛を叫べるライターという仕事を選び、我が子にも『ONE PIECE』を布教しながら生きています(子どもは無事ルフィ推しになりました)。
ということで、近年はもはやゾロは推しではなく人生! 『ONE PIECE』連載中に生きている奇跡に感謝! と、同じく『ONE PIECE』を愛する仲間たちとよく語り合っています。中高生のころ『ONE PIECE』好きで繋がった友人の結婚式に出席するなんてイベントも増えてきて、本当に人生を実感するこの頃です。
ゾロの推せるところなんてそんなもん全部ですよと言いたいところですが、一番は“生き様”だと思っています。
自分の決めた夢から逃げないこと。自分への誓いを破らないこと。仲間を信じ抜くこと。友達との約束を必ず守ること。自分を厳しく律して、妥協はしない。どんな困難も成長の好機と捉える。
そんなまっすぐ一本筋の通ったウソと諦めのない人生って、この現代社会を生きるには難しいんだなあと大人になるたびに気付かされる。そんな中で、ゾロの芯ある生き様は憧れであり、希望でもあります。
自分には到底真似できないゾロのタフネスあふれる人生は、ずっと見守っていたくなる輝きとエネルギーに満ちているんです。
大人なので真面目に語っていますが、かつては今以上にゾロに狂っていたので、学校で使う墨汁と裁縫針を使い、ゾロの血液型「XF」のタトゥーを自分で彫るという奇行に走ったこともあります。それが今でも残っているのですが、角度によっては「コメ」に見えるので、仲良しの『ONE PIECE』仲間たちに一生ネタにされています。
最近は推し活も映え重視になってきて、わたしもゾロを可愛く飾るという行為が趣味になりつつあります。
作品が面白すぎる上にグッズやイベントが追いつかないくらいのスピードで供給されるので、推し活に狂いたいという人にも『ONE PIECE』はおすすめですよ。
まりも
アニメ作品を扱う某テーマパーククルー、原宿ファッションメディアのライター、アニメ作品のコラボカフェ企画、グッズデザインを経てアニメライターに。ONE PIECEとロロノア・ゾロを人生の主軸・指針としています。
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