ヤマコシ ショウコ
フルート奏者兼Webライター。好きなショタは小夜左文字、アイドルはランカ・リー、RPGはドラクエ。
セーラームーンからオタクになったんですが、今は特に『ドラゴンボール』と『ONE PIECE』が熱いです! 私の魂に潤いを与えてくれる作品です! 『ONE PIECE』ではトラファルガー・ローとユースタス・キッドが私の推しなんですが、いいキャラが多すぎて正直決めるのが難しいです。あと、『僕のヒーローアカデミア』と『SPY×FAMILY』にもハマっています。
――ロキさんの推し活について教えてください。
私は25年以上前からアニメが大好きなんですが、数年前からグッズとフィギュアを飾るオタク部屋を2部屋作りました! コスプレもするし、漫画や同人誌も読みます。時々、推しの誕生日を祝うこともあります。あんまり上手くないけど絵も書いたり、推しグッズと一緒にレストランや買い物に行ったり……。
――わぁ、本当にたくさんグッズを持っているんですね! すごい! どこで手に入れているんでしょうか?
すべて日本の通販で購入しています。ドイツにはないグッズがたくさんあるので! 主にPlaza Japanやあみあみなど。フィギュアはドイツにも揃ってるんですが、キャラクターの誕生日グッズとか日本でも人気の色紙やタオル、缶バッジ、クリアファイル、アクリルスタンドなどは全然ないんです。メルカリやまんだらけで買うこともありますよ。
――ドイツの方がまんだらけを知っていることに驚きです!
まんだらけは私が欲しいものを探すときにいつも最初に見るサイトです!
――ちなみにあの……かなりの量のグッズを買われているようですが、推し活にかかる月々の出費っていくらぐらいか聞いてもいいでしょうか?
私はパートナーと一緒に推し活しているんですが、グッズを買ったり日本食を食べに行ったりなどで2人で月600~800ユーロくらい(現在のレートで約10万~13万円)でしょうか。実を言うと、ほぼすべてお金を推し活に費やしていて、それ以外の出費はほとんどありません。少し安く抑えられたときは、他のことに使ったりもしますけどね。
これまで一番高いと感じた買い物は缶バッジ55ユーロ(約9000円)かブランケット80ユーロ(13,000円)でしょうか。缶バッジは最近どんどん高くなっていて……缶バッジに50ユーロを払うドイツ人は普通いないでしょうね(笑)。私たちにとってアニメのグッズは本当に高いんです。
――アニメイベントに参加したこともありますか? ドイツのアニメイベントに日本の声優さんが来て、握手会などを開催することもあるみたいですが……。
イベントに参加したこともありますよ! AnimagiCとかHanami、Cosplay Daysとか。特にDoKomiは最高のイベントです! 同じ趣味の仲間を探しに行ってます。また同人誌はドイツではかなり珍しくて通販でも買えないんですが、イベントに行くと本当に時々売っているんです。
残念ながら日本の声優さんにお会いしたことはないですね。ドイツの声優さんだったらよくイベントで見かけるんですが。今年は山口勝平さんがドイツに来てくれて最高だったんですが、残念ながらお会いすることはできませんでした……。
――ちなみに「推し活」って言葉や概念は知っていましたか?
実は今回まで知りませんでした。でも日本人のアニメファンのインスタグラムを見ているため、いわゆる「推し活」として日本人がどんなことをしているのかは知っていました。
それを見て私もやってみたいと思って、それからカフェに行くのに推しのグッズを持って行ったり缶バッジをカバンに付けてみたり……痛バも作ってみたいと思ってます!
でもドイツで推し活をするのって正直あまり簡単じゃありません。周りには奇妙な目で見られるし、この前『ヒロアカ』の映画を観に行った時に父と遭遇したら「子ども向け映画を観たの?」と聞かれました……。
――ではドイツではロキさんのように推し活している人は少ないんでしょうか?
私の周りでは、グッズのコレクションだけをしている人がほとんどです。街中で時々アニメのシャツを着ている人も見かけますが、基本的にはアニメファンや漫画ファンであることを公にしたくないと思っている人が多い印象ですね。
――日本の推し活についてはインスタグラムでもご覧になっているようですが、印象的な日本の推し活や驚いた推し活などはありますか?
単純にまず、趣味やアニメ、キャラクター、バンドなどに注がれる愛情の深さにひたすら驚かされます! コンサートやカフェのほか、ドイツでは子ども向けだと思われている遊園地などでも推し活が楽しめて……日本人の情熱は本当にすごい!
ネットで見かける日本人は痛バを持って出かけたり、レストランやカフェで推しぬいと一緒にかわいいスイーツを楽しんだり……うらやましいです。
私も同じように推し活をしたいけど、周りの批判的な声や視線があって。私たちの街でManga-Mafiaという漫画ショップがオープンしたばかりの頃は、みんなおかしな目で見て通り過ぎて批判するだけで、すごく悲しかったのを覚えています。
私自身はまだ1度も日本に行ったことがないんですが、いつかぜひ行きたいですね。もし行けたら、驚きが止まらないと思います!
――ぜひ、いつか日本の推し活を満喫しに来てください。ありがとうございました!
ドイツ・オーストリアでは推し活という概念はなくても、日本のファンと同じように推しを出来る限りの推し活で応援しています。とはいえ、文化や考え方の違いから推し活の選択肢が広くないのも事実。
今回調査に協力してくださった方々でまだ日本に行ったことがない方には、ぜひ1度日本での推し活を体験してもらいたいものです。
(執筆:ヤマコシショウコ)
ヤマコシ ショウコ
フルート奏者兼Webライター。好きなショタは小夜左文字、アイドルはランカ・リー、RPGはドラクエ。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます
特集記事
ランキング
電ファミ新着記事
ランキング
2022.12.17
特集記事