numan編集部
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音楽シーンに革新を巻き起こす孔明と英子ら、クラブ・BBラウンジメンバーに新たな仲間が加わる!?
MCバトル選手権3年連続制覇のラッパーにして、プレッシャーに弱く胃潰瘍を患っている異色のフリースタイラー・KABE太人を演じる千葉翔也さんに、本作の見どころとKABE太人の魅力をお聞きしました。
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僕自身は内容を知っているのですが、タイトルが『パリピ孔明』なので(笑)。作品をご存知ない方は「パリピ」というワードに「騒がしさ、面白さ」というイメージを持たれていたようですが、1話が笑いもありつつ前向きで感動的な内容だったので、いい意味で予想を裏切られているのを見て、出演者としては「しめしめ」と。とても素敵な作品なので、このまま見続けてほしいなと思いました。
――『パリピ孔明』へのご出演はどのように決まったのでしょう?
実は、2回オーディションを受けていて。スタジオで制作陣を前にお芝居やラップを見せる際に原作も読みました。KABEはなんと言ってもMCバトル選手権3連覇という実績があったので、どう演じたらそれを表現できるかを悩みました。でも、テンポの良さと真面目と笑いのバランスにいつの間にか引き込まれて元気をもらえる『パリピ孔明』に出演が決まったときは本当に嬉しくて。「ラップ頑張ろう」って改めて思いました(苦笑)。
――制作陣を前に、ラップを披露するオーディションとは?
オーディションの時点で、アニメに出てくるラップの音源がすでに出来上がっていて。1曲まるまる練習して臨んだのですが、3分の1くらいで「もう大丈夫です」と止められてしまって(苦笑)。もういいの? 最後までやらせてよ! と思ったので、本編では最後までしっかり歌えてよかったです。
学生時代にラップに出会い大好きになり、その気持ちでMCバトル選手権DRMを3年連続で制覇し、無敵のフリースタイラーの異名を持っています。が、普段はあまり社交的ではなく、クラスのなかでも静かにしているタイプというギャップが面白い人物ですね。僕も学生時代はクラスの中心にいるほうではなかったので、自分としては共感できる部分ばかりで(笑)。
自分の好きなことを見つけて、結果を残せてるという部分がすごくカッコイイ人だと思って演じたんですが、初回の収録で「もっとモブっぽくしゃべって」「それだと最初からカッコよすぎる」と言われてしまって……。自分としては特段カッコよく演じているつもりはなかったんですけど。それからは、普段のKABEくんの自信なさげなところと、カッコよくラップをするところの切り替えは意識しながら演じています。
ラップにかける思いが誰にも負けない部分が魅力的ですね。KABEくんは、自分が普通の人間で、普通に高校生をやっていることをネガティブに捉えているんですけど、それをうまく自分の武器に変えていく部分は、ヒップホップに詳しくない方でも共感してもらえるのではないかと思います。
どちらもラップですね(笑)。アフレコのない日に1日でラップ部分を全部録る予定だったのですが、あまりにも時間がかかりすぎてしまい……。数日に分けて録ることになったくらい苦戦しました。ちゃんと練習もしたし、苦戦するとは思わなかったので、本当に本当に頑張りました! オーディションからだと1年近く聴き続けていた音源だし、自分としてはこれ以上ないくらい頑張ったのですが、オンエアを見たら英子やライバルキャラたちの歌が素敵すぎて、自分が演じているKABEが少し心配に……(苦笑)。
でも、できる限りやり切ったので楽しくはありました。とくにラップでお互いをディスるところは、リリックに感情を乗せるってこういう楽しさがあるんだ! というのが発見できた部分です。ラップで思いをぶつけ合う楽しさを体験できてよかったです。
本渡さんと置鮎さんとは、ほぼ一緒に録ることができました。本渡さんとは以前もP.A.WORKSさんの作品で共演させてもらったことがあって。今回も、普段は明るいけれど暗い過去を持つ英子を生き生きと演じられていたし、お互いに同年代なのもありノリやすかったですね。
置鮎さんは、僕が参加した回の最後の台詞が「Wake up baby phoenix!」で……それが本当に面白くて(笑)。置鮎さんてカッコよさも面白さも、さらっと演じられつつ重みがある演技なので、隣で笑いをこらえるのに必死で。すごく好きな孔明です。
1話の時点で夢を諦めそうだった英子が、もう一度夢を見てみようと思うところ。視聴者は皆さん、職業も目標も夢もみんな違うと思いますが、英子が夢を叶えていくさまに自分の思いを託して見られるし、エネルギーをもらえる明るい作品です。
そして『三国志』からの引用と英子を力づけるギミックが上手くハマっているのもすごい部分。1800年前に孔明がやったことを、現代でまた実践して成功させていくという爽快感。次はどんな策が出てくるのか、毎回興味津々です。
その孔明も、最初は昔の人~って感じでスマホに驚いたり、ウィキペディアを見たりしていたのが、どんどん現代に染まっていくのが(笑)。順応性の高さから、やっぱり頭がいいんだなとも思います。真面目にしゃべっているだけで面白い孔明は、置鮎さんにしかできない表現ですし、『三国志』や孔明のことをもっと知りたくなりました。
英子の歌も、孔明は「歌が上手い」ではなく「思いが届く歌声」と表現をしているのが形になっていて。BGMや演出で感動させるのはアニメの演出として多い手法だと思うのですが、英子の歌を単独で聴かせて感動させる説得力がすごい。僕自身、鳥肌が立って涙ぐみながら見ていました。この英子という人物は、お芝居を本渡さん、歌を96猫さんが担当されていることで、他にはない幅の広いキャラクターになっているのが見どころですね。
KABEのシーンも、とても素敵に仕上げてくださっていて。僕のことをよく分かってくださっている音響監督さんなので、演技+αでよくしていただいたなと思います。
インタビューの後編はこちら!
■千葉翔也「木村昴の赤兎馬カンフーは説得力がすごい!」『パリピ孔明』インタビュー【後編】
https://numan.tokyo/interview/ZP1dS
撮影/徳永徹
ヘアメイク/寺田英美
スタイリスト/MASAYA
<放送>
TOKYO MX:毎週火曜23:00~23:30
BS日テレ:毎週火曜24:00~24:30
MBS:毎週火曜26:30~27:00
<キャスト>
月見英子(CV.本渡楓/歌唱.96猫)
諸葛孔明(CV.置鮎龍太郎)
KABE太人(CV.千葉翔也)
久遠七海(CV.山村響/歌唱.Lezel)
オーナー小林(CV.福島潤)
<スタッフ>
原作:四葉夕卜・小川亮(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:本間 修
シリーズ構成:米内山陽子
キャラクターデザイン:関口可奈味
プロップ設定:宮岡真弓、牧野博美
美術監督:東 潤一
美術設定:藤井祐太
色彩設計:江口亜紗美
3D監督 :市川元成
撮影監督:富田喜允
編 集 :髙橋 歩
特殊効果:村上正博
音響監督:飯田里樹
音 楽 :彦田元気(Hifumi,inc.)
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ
アニメーション制作:P.A.WORKS
製作:「パリピ孔明」製作委員会
<公式サイト>
https://paripikoumei-anime.com
<アニメ&コミック公式 Twitter>
@paripikoumei_pr
https://twitter.com/paripikoumei_PR
©四葉夕卜・小川亮・講談社/「パリピ孔明」製作委員会
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