杉江大志「加々美にとって有賀(井澤勇貴)はたったひとつの光」|映画『メサイア ―幻夜乃刻―』インタビュー

杉江大志「加々美にとって有賀(井澤勇貴)はたったひとつの光」|映画『メサイア ―幻夜乃刻―』インタビュー

情報戦が激化した世界のスパイたちを描いた『メサイア』シリーズ。その最新作・映画『メサイア ―幻夜乃刻―』が2018年11月17日(土)から劇場公開されます。主演を務める加々美いつき役の杉江大志さんに直撃インタビュー!

高殿 円さんによる小説『MESSIAH - 警備局特別公安五係』を原作に、『メサイア・プロジェクト』として映画、TVドラマ、舞台等にメディアを超えて展開している本シリーズ。

2015年上演の舞台『メサイア ―鋼ノ章―』より加々美いつき役で出演している杉江さんに、作品と役にかける想いなどたっぷりと語っていただきました!

映画『メサイア ―幻夜乃刻―』インタビュー5

次世代へと物語が続く『メサイア』の魅力

――まずは『メサイア』という作品に初めて触れる皆さんに向けて、どんな作品なのかを教えてください。

杉江大志さん(以下、杉江)  『メサイア』シリーズはとても長く続いている作品で、スパイによる諜報戦を描いた物語なんですが……う~ん、むずっ!(笑)  一言では語りつくせません!

――では、 “メサイア”が意味するものとは?

杉江  “サクラ”と呼ばれるスパイにとっての、唯一の心の拠り所で……それをなんて表すのかと言われたら、やっぱり“メサイア”という言葉が一番しっくりくるんですけど、言い換えるなら“相棒”って言うのかな。そのメサイア同士である2人の絆、そして生きるとはどういうことなのか。テーマとしては重く、大きなものを描いた作品です。

――そんな本シリーズの魅力とは、どのあたりでしょうか。

杉江  メサイアである2人の絆、バディアクションとしての面白味。そして登場人物はみんな、大きな壁に対する大きな葛藤を抱えています。僕たちが演じるにあたって大切にしているのが、それをいかにリアルに感じて、表現するかというところ。『メサイア』の持つ魅力は、そういう葛藤の表現にあるんじゃないかなと思います。

映画『メサイア ―幻夜乃刻―』インタビュー2

――登場人物はそれぞれ複雑な過去を背負っていますよね。“加々美いつき”はどんなキャラクターですか?

杉江  壮絶な過去という点で言えば、もっと重たいものを背負っているキャラクターはたくさんいるんですが……。僕も、加々美として長く『メサイア』に携わらせていただいた分、色んな姿を描いていただきました。

その中で見えてきたのは、加々美は人としての弱い部分をたくさん持っているからこそ、大切なものを見つけたときには、それを守るための強さや、信じ抜く強さを持っている人。踏ん張る強さを持った子だと思います。

――前作の舞台『メサイア ―月詠乃刻―』(2018年上演)では、加々美が卒業ミッションを経て、メサイアである有賀涼(井澤勇貴さん)が登場しない中での単独主演作となりましたが、プレッシャーもありましたか?

杉江  今までは2人が本当の相方になるまでの揺れ動きを描いてきていたから、相方がいない不安はあったんですけど……。それよりも、”卒業ミッションを終えた後を描く”っていう部分への不安の方が大きかったですね。

――加々美にとっては、描かれる内容が少し違う物語でしたね。

杉江 サクラ候補生の柚木小太郎(山沖勇輝さん)御池万夜(長江崚行さん)の関係が中心に描かれる作品でもあったので、物語の中で自分が2人のことをどう生かすか。それは次の世代へと物語が続いていく、『メサイア』シリーズならではの難しさでした。

映画『メサイア ―幻夜乃刻―』インタビュー3

作品ごとにハードルがどんどん高くなる!?

――舞台『メサイア ―鋼ノ章―』(2015年上演)で初登場した加々美は、杉江さんにとってもこれまでのキャリアで一番長く演じている役柄に。その中で、キャラクターの変化を感じている部分はありますか?

杉江  僕が作品ごとに大きく意識して変えているということはないんですが、加々美自身は少しずつ、心が成長していますね。元々は多分、色んなものを失って、からっぽになったところに暗いものばかりが入っていたんですが、そこへ有賀という光がひとつだけ差してきて。

その光が、作品ごとに少しずつ大きくなっていって、今となってはどんな闇が入ってきても、その光がひとすじでもあれば立っていられる人間に成長したんだな、と思います。

――加々美と有賀の卒業ミッションが描かれた舞台『メサイア―悠久乃刻―』(2017年上演)は、2人にとっての大きなターニングポイントだったと思います。

杉江  加々美って、初めて『メサイア』に登場した頃は、もっと明るい子だったと思うんです。でもそれは、自分の中の闇を隠すための明るさだった。

そのあとに舞台『暁乃刻』(2017年)で、自分を守るための壁だった明るさが少し崩れて、その壁を壊した向こう側まで有賀が入ってきたのが舞台『悠久乃刻』(2017年)。そこからさらに一歩を踏み出すことができたのも、舞台『悠久乃刻』だなって思います。

――杉江さん自身もシリーズ初登場時からキャリアを重ねてきていますが、作品ごとにどんどん難しいことが要求されるようになっているのでは?

杉江  そうなんです! アクションもですし、もちろんストーリーの面でも。誰の仕業なのかは知らないですけど……脚本の毛利 (亘宏)さんのせいかなって!(笑)

――どんどん、毛利さんからの期待が大きく(笑)。

杉江 毎回、本当に「前回はなんとかクリアしたな」って思うのに、また新しい作品になると、とんでもない壁が用意されていて(笑)。前作を超える、ものすごい心の葛藤を毛利さんが投げつけてくるんです。それは多分、一つ前の作品の時にぶつけられていたら、もしかしたら演じ切れていなかったかもしれないし、表現できなかったかもしれない。でも、そのおかげで成長できたなとも感じています。

映画『メサイア ―幻夜乃刻―』インタビュー4

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