杉江大志「加々美にとって有賀(井澤勇貴)はたったひとつの光」|映画『メサイア ―幻夜乃刻―』インタビュー

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――これまでの『メサイア』シリーズの中で、「ここは大きな壁だったな」と思い返す場面はありますか?

杉江  う~ん、一番ワケが分からなかったのは舞台『鋼ノ章』(2015年)かな。本当になにも分からない中で飛び込んだので……。今となって振り返ると、その時に演出の西森 (英行)さんから言われていることって難しいことじゃなかったんですけど、それすらも僕には分からなくて。

――今なら簡単に分かることでも、その時は分からなかったと。

杉江  でも、そんな状態でも丁寧に向き合ってくださった西森さんにはすごく感謝しています。それにすごい先輩たちが周りにたくさんいて、その中で「思っていたよりも、もっともっと自分はなんにもできないんだな」とか、「芝居って奥が深いな」って思えたのは、自分の役者人生の中では本当に大きいなって思っています。

芝居を模索していく方法も、そこで先輩たちからちょっとずつヒントをもらった気がします。

――そんな舞台『鋼ノ章』が加々美の初登場作ですが、実は公演前に映画『深紅ノ章』(2015年)が先に撮影されていたそうで。

杉江 初めての映画撮影で、もうホント、ワケが分からなかったです!  ワンカット目は、足が震えて……自分でもびっくりしました(笑)。「こんなに緊張したりするタイプじゃないんだけどな」って思いながらも震えていたことを、すごく覚えていますね。

何も分からないまま台本をもらって、内容も難しくて。でも、その時できる精いっぱいをやらせていただきました。

そして、初主演の映画『メサイア ―幻夜乃刻―』へ

――そして、いよいよ初主演映画『メサイア ―幻夜乃刻―』が11月に公開!  今作では、多くの謎を残した前作の舞台『月詠乃刻』に続く物語が描かれるとのことですが、どんな作品になっていますか?  

杉江  今回は、『メサイア』シリーズの中でも初めての密室劇です。今までになかった作り方なのですごく挑戦作ではあるんですけど、『メサイア』らしさはすごく残っていますし、『メサイア』で一番描かれるべきである心の葛藤という面では、もしかしたら他の作品よりも濃く描かれているんじゃないかなって思います。

そこが今回の見どころでもあり、前作までに散りばめられていた謎に対して、『メサイア』はどの作品もそうですけど(笑)、今回も皆さんの想像の斜め上をいく答えが待っていると思いますので、ぜひ楽しみにしていただけたら!

――舞台ではなく、映画だからこそ描けるストーリーになっているのではないかと期待しています!

杉江  そうですね、映画ならではの作品になっていると思います。舞台と映画で見せ方を変えようとはあまり意識していないんですが、自然と違うようには見えるかと。だからこそ、『メサイア』っていう作品の空気感だけは一貫できたらなと思っています。

――ありがとうございました!
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