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永田聖一朗さん(以下、永田) そうなんです、実は。
小早川俊輔さん(以下、小早川) 僕は、ラインハルトが好きだよ。
永田 あっ、そうなんですか!
小早川 ヤンのどのあたりが好きなの?
永田 ヤンは望まぬ戦いに巻き込まれていく形ですよね。それでも事態に流されるんじゃなくて、周りの仲間たちのことを考え、自分の望む方向に進むべく俯瞰的な視点でもって物事を対処していくところが魅力的だし、かっこいい生き方だな、と思うんです。
舞台自体もあまり観たことがなかった時に、別作品で共演した間宮祥太朗くんがラインハルト役として出演されていた舞台『銀河英雄伝説 星々の軌跡』を観に行ったんです。そしたら、祥太朗くんの演じるラインハルトがすごくかっこよくて。
それを観て、同い年なのに自分とは全然違うと、もっともっと頑張らなきゃいけないんだと喝を入れられた気持ちになったんです。すごく刺激的な体験だったのでラインハルトへの思い入れが強いんです。
小早川 銀河帝国と自由惑星同盟、お互いの関係性や、互いの軍としての在り方の違い、差のようなものがわかりやすく描かれていて、『銀英伝』に初めて触れる方にも楽しんでいただける内容だと感じました。個人的に印象的だったのは、回想シーンで親友のジャンやジェシカたちとのやりとりがしっかりと描かれていたことで、これは見応えのあるものになると思います。
永田 『銀英伝』らしい人間ドラマが詰まった内容になっていますよ!
小早川 帝国軍の制服、かっこいいよね。
永田 本当に。こういう制服に小さい頃から憧れていたので、シンプルにかっこいいと思っています。メイクも帝国側はすごいです(笑)。
小早川 ラインハルトとキルヒアイスが並ぶと、いいよね。
永田 同盟のビジュアルと比べて見ると、本当に違う国の人が演じてるみたい(笑)。
永田 地毛?
小早川 カツラなの。髪型、地毛とあんまり変わらないのに。
永田 へーー! 自然なカツラ。スタッフさんたちは「いわゆる”ゴリゴリ”な感じではなくナチュラルに」というところを、かなり意識されてるって聞きました。
プロデューサーさんは「本作は2.5次元を超えるものにしたい」と仰っていましたし、それぞれの国に合ったナチュラルさもその一環なのかもしれないですね。
――ビジュアル撮影時のお話も聞かせてください。
永田 撮影では演出の大岩(美智子)さんもいらしていて、ラインハルトの表情など細かいところまでアドバイスをいただきました。自分よりもさらに深い解釈でラインハルトを見ていて、なるほどな……と思うところがたくさんありましたね。深く知っている方に意見をもらったことで、もっともっとラインハルトに近づいていけるとわかって、演じることがより楽しみになりました。
小早川 撮影の際にあらためて思ったのが、ヤンはいろいろな表情を持っているなということ。仲間に向ける優しい眼差しや、戦術を練るときの鋭い視線などがある中で、ビジュアルではどこを切り取るのかなと楽しみにしていたんです。 僕のときにも大岩さんがいらっしゃってたんですが、ヤンは力んでいないイメージが共通であって。今回は自然体なヤンの表情を撮ることになりました。
ポスタービジュアルってお客さんが一番最初に見るものですし、期待をもって劇場にきてもらいたいんです。だから出来る限りの資料を観て臨んだ撮影でしたね。
小早川 (笑)。
永田 そんな「どらぁ!」なイメージの俊君だからこそ、「どらぁ!」なイメージではないヤンを俊君がどう演じるのかを期待しています(笑)。ヤンというキャラクターを俊君がどう受け取るのか、また俊君版のヤンを演じる上でキャラに何を与えていくのか、早く見てみたいです!
小早川 聖一朗が演じるラインハルトなら、ラインハルトらしい堂々とした佇まいを観てみたいというのもありますが……やはりキルヒアイスと一緒にいる時のセリフ回しや駆け引きが楽しみですね。共に過ごしてきた時間があるからこそ生まれる共通認識みたいなところって、表現するのが難しいんじゃないですかね。
永田 それはたしかに!
小早川 二人の間には圧倒的な信頼があるけど、ラインハルトは帝国軍の中で絶対的な存在で、キルヒアイスはそれを支える者という主従の関係性もあるし、生死を分ける戦いの中だからこそ垣間見える関係性というのもあって……すごく独特じゃない? 台本を読んだ時に難しそうなところだな、と。
永田 そうですね。難しいけど、そこは大切に演じていきたいね、とキルヒアイス役の(加藤)将さんとも話し合っているところです。
永田 俊君は自分というものを持っている、熱量が高くてストイックな印象があります。これまでの話を聞いている中でも、芝居に対してすごく真摯に対峙している、考えている人なんだということが感じられて……いっしょにお芝居ができることをうれしく思っています。
小早川 聖一朗は……僕は何回、取材で聖一朗をほめればいいんだろうね(笑)。これまでの取材でも話してますが、再び言っておきます。
永田 お願いします!(笑)
小早川 初めて会った時からすごく笑顔が魅力的だなと感じていて、それは稽古が佳境に入っていく中でも変わることがなくて。能天気ということではなく、とてもエネルギッシュで現場にいてくれるだけで現場の空気を穏やかにしてくれる、すごく魅力的な人なんです。あと、ちゃんと周りをよく観察していて、努力をひけらかすこともなく、でもちゃんと時間を費やしていることが周りにも伝わってくる勉強家なところが素敵だな、と思っています。
永田 ありがとうございます! 本当にありがとうございます!(笑)
永田 俊君は普段からよく周りを見ていて、とても気が利く人なんです。そこはヤンと共通している部分だと思うし、多分それが舞台にも反映されてくるんじゃないかな、と。
小早川 聖一朗は似ているところというか……最近気づいたことですが、キルヒアイス役の将君の前でしか見せない、信頼があるからこその安心した表情などがありますね。あと、取材などで顔を合わせる機会が増えてきたんですが、そういった機会を重ねるごとに、聖一朗から強い責任感を感じられるようになっていって。「めっちゃ成長してるじゃん!」みたいな(笑)。
永田 ええ!? 本当ですか!
小早川 本当(笑)。別の現場で会った時から比べると、先ほど話したように天真爛漫に皆を楽しませてくれるところはそのままに、自分のやるべきことをやる責任感というものも兼ね備えていっているのが感じられるんです。それがラインハルト役に取り組んでいるからなのか、自然とそうなったのかはわからないけど。
永田 自分では自覚はないんですがですが、20歳になったからですかね(笑)。ただ、周りの大人に揉まれたからというのはあるかな、と思います。一緒に仕事していく中で、皆さんの責任感ある姿を見てきて「自分もこうなりたい」と思うことがあったのは確かですね。
小早川 同盟側も帝国側も本当に活き活きとしたキャラクターたちが登場し、彼らの移り変わっていく関係性、そこから生まれる人間ドラマが本作の大きな魅力のひとつだと思っているので、これまでに『銀英伝』に触れたことがないという方にも楽しんでいただけるかと。そして、『銀英伝』ファンの方には、さらに“銀英伝愛”を深めていただけるように、皆でこの作品のために頑張っていきますので、ぜひ劇場に足を運んでみてください。
永田 歴史があり、大切に紡がれてきた作品だけに、自分がそれに携われることを本当に幸せだと思っています。僕自身まだまだ未熟ですが、やるからには、今作に携わる全ての人といっしょに良い作品を、新たな伝説を作れるようにがんばっていきたいです。
演者としてお互いを尊敬しつつ、負けられないという熱い想いも見せてくれたお二人が共に立つ、『銀英伝』という大舞台をぜひ皆様も楽しみにお待ちください!
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