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世界声福(せかいせいふく)を目論む組織からこの世界に派遣された、5人の悪の幹部「GOALOUS5」初の単独イベント、その名も『声福大作戦~集結!GOALOUS5!~』!こちらの夜の部の模様をオフィシャルレポートでお届けします。
取材・文:原常樹 /撮影:竹中智也
INDEX
今回の作戦が開催されたのは2019年の年の瀬。寒風が吹き抜ける屋外とは一転、日テレらんらんホールの中は
開場を待ちわびる“構成員”たちの熱気であふれていた。テーマ曲「GO5!GOALOUS5!」とともにスクリーンに5人の
紹介ムービーが流れると、会場では五色のペンライトがまばゆく輝き、美しい光景を生み出していく。
カウントダウンも終わり、ステージに登場したのはブルー(熊谷健太郎さん)。しかし、彼は突然、ステージ上で
正義のヒーロー3人に目をつけられてしまう。「(昼の部の)デジャブだ……」と危機感を覚えながらも、結局ブルーは
ほぼ抵抗もできないままコテンパンにされてしまう。
「お母さん!」、「気持ちいい……」と情けない悲鳴を上げる5人にはもはや悪の組織の一員としての威厳はない。
しかし、そんな彼らに対して会場の構成員たちからは”ゴーラスコール”が。これに奮起した5人は再び立ち上がり、リベンジとばかりにゴーラスショットを打ち込むのだが、やはりこの世に悪の栄えたためしなし……。
5人の渾身のゴーラスショットはヒーローにはまったく通じず、彼らは悲しく地べたに転がるのだった(イエローに至っては、なぜかV字開脚でキレイに転がる始末)。悠々と舞台袖に立ち去っていくヒーローの背中を眺めながらも「今度こそ!」と執念を燃やしつつ、5人はテーマソング「GO5!GOALOUS5!」を歌い踊ることで己を鼓舞する。
さすがに曲が終わったあとは、ピンクも「悪の呼吸が整わない……」、イエローも「早くものどが飛びかけている」と語るほど満身創痍だったが、その華々しいパフォーマンスは会場をさらなる火を灯していた。
まず提示されたのは「ピンチのときに身を挺して守ってくれそうなのは?」という質問。これに対してメンバーからは「ひとりもいないじゃん」、「逆に絶対に守ってくれなさそうなのはひとりいる」といった声が上がる……。
この調査に対して、構成員たちはペンライトを使って回答。最初の質問に対しては圧倒的にブルーを掲げる構成員が多く、逆にピンクにはほとんど票が入らなかった。それに対してメンバーたちは、イエローが【ブルー】、ピンクが【グリーン】、ホワイトが【ホワイト】、グリーンが【ブルー】、ブルーが【ホワイト】に投票。やはりブルーに対する信頼は組織全体を見ても厚いようだ。逆に守ってくれなさそうなメンバーも聞かれた5人はほとんどのメンバーが【ホワイト】と回答。一方でホワイト自身は「イエローは絶対に守ってくれない!」と熱弁を振るっていた。
そして、続く質問は「ゴーラスレッドが相棒を作るとしたら?」。さすがにこれに関しては、動画でも一心同体のパートナーであるブルーが大多数。メンバーもピンク以外は【ブルー】を主張するというさすがの結果となった。ちなみにピンクは【イエロー】を挙げたのだが、その理由は「レッドはイエローとカレー的な意味でペアにしてあげないと……」というツッコミどころが満載な内容。
ここまでボケが続くピンクに、ついに首領からも「ピンクは無視して先に進めてください」というカンペまで出てしまう。
このことに端を発して突如メンバーたちからは「リーダーだと思う人は?」という質問が。もちろん、これに対して会場は一面が黄色のペンライトで埋まり、首領もそれにOK。「学校で休んだ日に委員に決まっている人みたいだ」とぼやくイエローだったが、正式にリーダーに就任することに?!
今回の物語のタイトルはズバリ『ゴーラスさるかに合戦』。昼の部の配役とは異なり、ナレーションが【グリーン】、カニが【ピンク】、サルが【イエロー】、臼と柿の芽が【ブルー】、蜂と栗が【ホワイト】という配役だった。
しかし、単純な殴り合いではなく柿をめぐる争いは、悪のゴーラス最強弁護士軍団(臼、蜂、栗)までをも巻き込んだ泥沼の法廷闘争に発展……。もはやおとぎ話としての原型をとどめないことに。
ラストはグッズの宣伝も挟みつつ、GOALOUS5らしく終始フリーダムなまま幕を下ろした。
ユニット名や企画の骨子などでひたすら迷走を続ける5人の様子が赤裸々に明かされ、会場からも爆笑が。ちなみにそんな彼らに対して首領も「いろいろな意味で心配なのだ……」と思っていたらしい。
頭脳系のゲームということで、予想通りグリーンが活き活きとしていたが、まずウルフに選ばれたのはイエロー。メンバーたちが「毎日使う」という意見で一致している中、イエローはふと口を滑らせてしまい、生命力を発揮することができず、そのまま失敗となってしまう。
続くお題で5人は好きか嫌いかで分かれるという話になるが、ピンクだけは「無感情」という三文字をひたすら繰り返して
怪しまれてしまう。その後の話の展開で、ブルーが怪しくなるも、当初のピンクの不審さが際立ち、最終的にメンバーはピンクに投票。しかし、実際に違うテーマを渡されていたのはブルー……ということで、見事にブルーはその類まれなる生命力を発揮することに成功した。
まずはブルーが「部活動」をテーマにお芝居を始める。肝心の部活動が“反復横跳び囲碁部”という謎の部活動という時点でメチャクチャなのだが、そこに唐突にヒロインの昌子(グリーン)が登場! しかし、その瞬間にスポットライトが当たったため、見事にムーディーなセリフがかみ合ってしまい、エチュードとしてきれいな形になってしまうことに……。ブルーはあまりメンタルを使うことなく、この状況を乗り切ってしまった。
これに反省したのか、ホワイトの「ラジオ体操」ではメンバーたちがハチャメチャに動きまくり、さらにグリーンの「事件現場」ではいきなりブルーが死んでいたのになぜか途中で蘇生する……といった搦め手を使って検証中のメンバーのメンタルをかき乱していく。
しかし、「病院」というお題が与えられたピンクは、いきなりほかのメンバーの妨害を許さない“ピンクワールド”を作り上げ、筋金入りのメンタルの強さを見せつけたり、次のエチュードでも、映画の登場人物として検証中のイエローに冒頭から絡んでいくという大暴走を繰り広げる。
結果、精神力に関してはイエローとピンクがトップの成績を収めることとなった。
グリーンは「地球を声福するには700回は必要でしょう」と発言するが、これに対してイエローからは「足りなくない?(足りたとしても)半年に一回だと350年かかるぞ」との切れ味鋭いツッコミが入る。グリーンは「計算とかやめてください。僕は(頭脳派の中でも)発想力が豊かなタイプなので」という言い訳で会場の爆笑をかっさらっていく。5人は最後までこの座組だからこそのワチャワチャとした見ているだけで幸福感を覚えるようなMCを提供してくれた。
イエローは「新国立競技場でやりたい」と抱負を語っていたが、作戦が進めばいつかはその夢もかなうのかもしれない。
さわやかな余韻を残しつつ、彼らにとって最初の単独作戦は見事に成功という形で幕を閉じた。
・会場 : 日テレらんらんホール(よみうりランド内)
・出演者(五十音順) : GOALOUS5(熊谷健太郎、小松昌平、寺島惇太、仲村宗悟、深町寿成)
2019年5月22日(水)より開始した「GOALOUS5」のメンバーが出演するWEB番組「GOALOUS5のGO5チャンネル」はYouTubeおよびニコニコ動画にて毎週水曜日の17時から配信しています。
■「GOALOUS5」公式Twitter:https://twitter.com/sir_goalous
■「GO5チャンネル」:
YouTube URL:https://www.youtube.com/channel/UCS-SN6YFilACrIE6CRE8s1w
ニコニコ動画:https://ch.nicovideo.jp/go5channel
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